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読書は楽しい反面、体や頭が疲れちゃうこともありますよね。
ではなぜ疲れてしまうのか、そしてどうすれば疲れが解消するのか。
現役小説家でかつて読書疲れに悩まされた私が実践している方法を紹介します!
目が疲れる理由と解消法
理由
まず一番問題なのが、「目の疲れ」。
気がついたら長い時間読書に耽っていて、目の奥や周囲に熱を感じたり、だるさを感じたり。ため息をつきながら目元を揉むこともしばしば。
集中して文字を追っていくことで目の筋肉が硬直したり、まばたきの数が減ることで水分が不足している状態です。
解消法
目の周囲を温める
解消法としては、目薬、そして目の周囲を温めて血行を促進するというのが定番。
私はこれ一択。
寝る前に目の周囲を温かくしてケアしています。
お金をかけたくないな~、という方は蒸しタオル(濡らしたタオルをラップで包み、レンジで温めるだけ)を目に当てる方法もあります。
簡単なのでお試しください。
せっかくなので今治タオルはいかがでしょう。
一時間おきに休憩を取る
こまめに休憩をして目を休ませるのも効果的。
読みふけって時間を忘れてしまう……という方はタイマーなどを使うと良いですよ。
参天製薬のサイトでも目の疲れについて詳しく解説されています。
※参照:参天製薬 – 疲れ目(目の疲れ)
体が疲れる理由と解消法
理由
腕が疲れたり、肩が凝ったり、腰が痛くなったり……読書をすることで姿勢が固まってしまうのが原因です。
解消法
ストレッチをする
首や肩を回したり、立ち上がって体をひねったりしましょう。
長時間の読書は全身が硬直してしまうので、ほぐすことで楽になります。
私はこちらのストレッチポールを愛用しています。私には合っているのか、体が本当に楽になります。
重い本を手で持たない
ハードカバーなど、重量のある本を手で持ち上げるようにして読むと、手首と腕から肩にかけて疲労が蓄積していきます。
テーブルや机の上に置く、ひざ~太腿の上に載せるなどして、自分以外の物を支えに使いましょう。
書見台を使うという手もあります。
ダイソーの安くて便利な読書台(書見台)・ブックスタンドを紹介
関連記事>100円ショップのダイソーにも売っていますが、Amazon等で少しおしゃれかつ丈夫なものを選ぶのも楽しいですよ。
寝ながら読書しない
寝転びながら読書をすると、腕に負担がかかるだけでなく、本が影になって暗くなることで目にも負担がかかりますので、やめておきましょう。
それでも寝転がって本を読みたい! という方は寝転んで読書するための専用グッズを使ってみましょう。
負担をすべて器具にお任せ。ライトも付いているので目にも優しいです。
客観的に見るとすごい姿に思えますが、部屋に籠もって読むならさほど気にしなくて良いでしょう。むしろネタにできそうです。
頭(思考)が疲れる理由と解消法
理由
本を読む行為は、基本的に脳を常に使って考え続けている状態です。
したがって脳に負担がかかり、読み終えた時などに一気に疲れが押し寄せてくる場合も。
解消法
こまめに休憩を取る
体の負担軽減にも通じますが、やはりこまめに休憩を取ると良いでしょう。
別の場所に移動したり、別のことをしたりして、思考を切り替えることで楽になります。
散歩など、外に出てみるのもオススメです。
コーヒーや紅茶でリラックスする
カフェインの入った飲料を摂取して、気分的にリフレッシュするのも効果的。
コーヒーならパック入りのものが、用意が楽です。私はちょっとお高めのこちらのコーヒーを愛飲しています。
少し手間をかけて本格的に気分転換したい場合はドリップ式も良いですね。
「さあコーヒーを淹れよう」というふうに、頭が切り替わります。
コーヒーが苦手な方は紅茶もおすすめ。
精神的に疲れる理由と解消法
理由
「早く読まなくちゃ!」と追い立てられてしまうと、精神的に疲れてしまいます。
とはいえ他の人や図書館から借りた本だと、早く読んでしまわないとと思って焦ってしまいますよね。
解消法
はやく読むことを諦める
焦って読んでも頭に入りにくく、せっかくの読書がもったいないことに。いっそはやく読むことを諦めると、精神的に楽になります。
友人から借りた本は「ゆっくり読ませてもらうね」と伝えたり、図書館の本は「延長する」などしてゆとりを持たせましょう。
SNSを見ないようにする
読書好きの方とフォローし合っていると、どうしても読書量を比べてしまうもの。
「あの人はもう一冊読んでる。私も早く読んで報告しないと」というように焦りが出てくると、読書の本質を見失ってしまうことも。
SNSから距離を置いてみることで、自分の読書ペースが掴めてくると思いますよ。完全にやめなくても、一定期間やめてみるだけでも効果はあるでしょう。
それでも早く読みたいという方は、速読法などの本を読んでみるのも手。
速読を試してみて合えば良いですし、合わない場合はやはり自分のペースで読むのが一番ということになります。
自分を理解するために実践してみるのもアリかなと思います。
まとめ
■目の疲れの解消法
- 目の周囲を温める
- 一時間おきに休憩を取る
■体の疲れの解消法
- ストレッチをする
- 重い本を手で持たない
- 寝ながら読書しない
■頭(思考)の疲れの解消法
- こまめに休憩を取る
- コーヒーや紅茶でリラックスする
■精神的な疲れの解消法
- 早く読むことを諦める
- SNSを見ないようにする
読書疲れの理由と、その解消方法を紹介してきました。
やはり読書は楽しみたいもの。苦行になってしまってはつらいですよね。今回紹介した解消法で、読書タイムが有意義なものになれば幸いです。
それでは、良い読書体験を!