小説の新刊、新作情報(作家別) PR

【2024年最新版】塩野七生の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

1969年「ルネサンスの女たち」でデビューし、イタリア中心に古代から近世に至る歴史小説を多数発表している塩野七生(しおの・ななみ)さん。

そんな塩野七生さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!

それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。

※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します

それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。

塩野七生の単行本新刊情報

1.『完全版 ローマ人への質問』(2023/6/20発売)

最新刊、新書

文藝春秋

<あらすじ>
「ローマは一日して成らず」の格言を生んだ古代ローマが西欧各国の〈歴史の手本〉とされたのは、その一千年が危機と克服の連続であったからだ。

カルタゴとの死闘に勝ち抜いたあと長い混迷に苦しんだ共和政時代。

天才カエサルが描いた青写真に沿って帝政へと移行し、〈パクス・ロマーナ〉を確立したローマ帝国時代。

崇高と卑劣、叡知と愚かさ――かつて文豪ゲーテも言ったように、人間の営みのすべてを示してくれたローマは、われわれと同じ生身の人間が生きた国でもあった。まさに人間の歴史のすべてを凝縮しているのがローマ史だ!

古代ローマは、現代の日本人にとっても、まさに「人間の生き方」「リーダーシップ」「国のありかた」を学ぶ宝庫だ!

単行本はこちらが最新刊になります。

2.『誰が国家を殺すのか 日本人へV』(2022/11/18発売)

文藝春秋

<あらすじ>
古代ギリシア人やローマ人は「危機」という言葉に「甦生」の意味も合わせ持たせた――「知恵」を働かせる以外に日本の未来はない。

 

3.『ギリシア人の物語III 新しき力』(2017/12/15発売)

新潮社

<あらすじ>
混迷のギリシア世界を弱冠二十歳で統一し、ペルシア帝国制覇へと向かったマケドニア王アレクサンダー。

トルコ、中東、中央アジアを次々と征服し、ついにはインドに至るまでの大帝国を築きあげるも三十二歳で夭逝――。

夢見るように生き、燃え尽きるように死んだ若き天才、その烈しい生涯に肉薄した歴史大作。

文庫版が発売です(下記参照)。

4.『逆襲される文明 日本人へIV 』(2017/9/20発売)

エッセイ

文藝春秋

<あらすじ>
この激動の時代、ともすれば日々のニュースに振りまわされてしまいがちです。しかし、ローマに住み、ヨーロッパの歴史との対話を長く続けてきた著者は、時事問題の奥に、普遍の教訓が隠れていることを教えてくれます。

しかも、このエッセイは歴史の専門用語などをつかうことなく、日常的な言葉でつづられているのです。それでいて、奥の深いことが書かれているのです。

また、男性読者が多い印象を持たれているかもしれませんが、このエッセイ集には女性へのアドバイスも少なくありません。これまで、あまり触れてこなかった方にも是非、読んでいただきたい一冊です。

 


単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!



塩野七生の文庫本新刊情報

1.『ギリシア人の物語4:新しき力』(2023/10/30発売)

文庫最新刊

新潮社

<あらすじ>
新興国マケドニアの若き王アレクサンドロスは、ただ「東征」とだけ呼ばれる旅に出た。

帝国ペルシアを撃破するにとどまらず、インドをその目で見たのち、すべてが夢だったかのように32歳でこの世から消え、残された人々には「大王」と呼ばれた――。

世界の何もかもを変えてしまったその偉大な足跡を追いかけ、波乱に満ちた生涯を描き尽くした傑作歴史長編。

2017年の単行本の文庫版です。

2.『ギリシア人の物語3:都市国家ギリシアの終焉』(2023/9/28発売)

新潮社

<あらすじ>
ペロポネソス戦役後、都市国家群の覇権はアテネからスパルタ、テーベへと移っていく。

しかし、静かに進行していたのはまったく新しい時代への移行だった。ギリシア世界にとっての宿敵ペルシアと同じ野蛮な王政を敷き、辺境の地と目されていたマケドニアを率いる若きフィリッポスは、軍事改革を成功させ、カイロネアの会戦でついに都市国家連合軍を撃破。

新時代の到来を準備したのだった――。

2017年の単行本の文庫版です。

3.『ギリシア人の物語2:民主政の成熟と崩壊』(2023/8/29発売)

新潮社

<あらすじ>
少ない市民の総力を結集することで大国ペルシアを打破したアテネ。

不世出の指導者ペリクレスの手腕により、エーゲ海の盟主として君臨し、その栄光は絶頂をむかえた。しかし、デマゴーグが市民を煽動するポピュリズムが台頭すると、スパルタとの不毛きわまる泥沼の戦争へと突き進んでしまうのだった――。

栄光が瞬く間に霧散してしまう過程を緻密に描き、民主主義の本質をえぐり出した歴史大作。

2017年の単行本の文庫版です。

4.『ギリシア人の物語1:民主政のはじまり』(2023/7/28発売)

新潮社

<あらすじ>
古代ギリシアで民主政はいかにして生まれ、いかに有効活用され、見事に機能したのか? なぜ現代まで脈々と続く哲学や科学、芸術の起源となることができたのか?

そこには数少ない市民で強大な帝国ペルシアと対峙しなければならない、苛酷な状況があった――。

ギリシア人なくしてローマ人なし。「ローマ人の物語」以前の世界を描き、現代の民主主義の意義までを問う著者最後の歴史長編全四巻。

2015年の単行本の文庫版です。

5.『小説 イタリア・ルネサンス4 再び、ヴェネツィア』(2020/12/23発売)

新潮社

<あらすじ>
故国ヴェネツィアへと帰還し、外交の中枢に舞い戻ったマルコ。

親友アルヴィーゼや恋人オリンピアを喪ってきた哀しみは、月日と多忙さが流し去ってくれたが、トルコの絶対君主スレイマン一世が没すると、両国間にはにわかに戦雲が立ち込める。

そして、ついには誰も望まなかった全面衝突に発展し、たった一日で世界を決定的に変えてしまう運命の一戦が戦われるのだった……。

一人の外交官の人生を通してルネサンス世界の興亡を劇的に描いた歴史小説四部作、圧巻の完結編。

 


文庫本の新刊情報は以上になります。



まとめ

それぞれおさらいします。

80歳を過ぎても新作を発表している塩野七生さん。次作が楽しみですね。

それでは、良い読書体験を!

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ABOUT ME
ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
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