2010年、『あの日にかえりたい』で第143回直木三十五賞候補となった乾ルカさん。
そんな乾ルカさんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
乾ルカの単行本新刊情報
1.『水底のスピカ』(2022/10/7発売)
最新刊
中央公論新社
<あらすじ>
その転校生は、クラス全員を圧倒し、敗北させた――夏休み明け、北海道立白麗高校2年8組に、東京からひとりの転校生がやって来た。汐谷美令――容姿端麗にして頭脳明晰。完璧な彼女は学校中から注目を集めるが、些細な事からクラスで浮いた存在になってしまう……。
学校祭準備で美令と友人となった、クラスで孤高を演じる松島和奈。そして美令が孤立する原因を作ってしまった、クラスのカースト上位である城之内更紗もまた、美令、和奈と深く関わってゆく。
それぞれ秘密を抱える三人が向かう先に待つものは、そして美令の「私、神様の見張り番をしているの」という言葉の意味とは……。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『おまえなんかに会いたくない』(2021/9/8発売)
中央公論新社
<あらすじ>
北海道道立白麗高校・第二十七期卒業生3年6組の元クラスメートたちに、校庭に埋めたタイムカプセルの開封を兼ねて同窓会を開催するはがきが届いた。同窓会SNSも立ち上がり、10年前の高校生活を懐かしみながら盛り上がていく彼ら。しかし、ある日、「岸本李矢という子を覚えていますか」という書き込みが……。
爆弾ともいえる書き込みに、ある事実が明らかになっていく。それぞれの思いで苦悩する登場人物たち。新型感染症で変わっていく世界の中、同窓会は近づいていた……。
高校時代の「いじめ」に対して、関わった人々の心の移ろいと葛藤を描いたリアルな青春群像劇。
3.『龍神の子どもたち』(2020/10/14発売)
祥伝社
<あらすじ>
新中学生の長谷部幸男は憂鬱だった。自分の集落が都市開発の余波で、地元派とニュータウン派とに分かれてしまったのだ。新興地の子は洋式便所を自慢し、地元の子は鍵っ子という存在を訝った。
夏休みになると幸男ら両派の男女九人は林間学校に参加した。その晩、突然の土砂崩れが宿舎を飲み込み大人は全員死亡してしまう。集落には神の山と、天災が絶えない禁忌の山が並ぶのだが、開発派は戒めを無視してそこに建てた。
呆然とする九人は必死に神の山を目指す。闇に怯え難所を越えるなか、お互いを理解し始め……。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
乾ルカの文庫本新刊情報
1.『コイコワレ』(2022/12/21発売)
文庫最新刊
中央公論新社
<あらすじ>
大戦末期。東京から宮城の田舎へ集団疎開した浜野清子は、そこで那須野リツと出会った。対立する「海」と「山」の呪縛か、無意識に忌み嫌い合うふたりの少女。だが、戦争という巨大で最悪の対立世界は、彼女たちから、大切な存在を奪ってゆく……。
宿命に抗いはじめた少女たちが願う、美しき未来とは――。
2019年の単行本の文庫版です。
2.『明日の僕に風が吹く』(2022/9/21発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
実家は病院で将来の夢は医師。東京で恵まれた中学校生活を送っていた有人は、学校で注目を集めたある出来事で希望を失い、引きこもり生活を続けていた。彼の行く末を心配した叔父の雅彦は、心機一転、北海道の離島の高校への入学を勧める。「海鳥の楽園」と呼ばれるその島で、たった4人の級友と島民に囲まれる日々。東京での暮らしとは全く違う環境に、有人が戸惑いながらも馴染み始めた頃、残酷な別れが彼を襲い……。
未来を失った少年の絶望と再生を描く、感涙必至の青春小説。
2019年の単行本の文庫版です。
3.『心音』(2022/7/13発売)
光文社
<あらすじ>
城石明音は先天性の心疾患を患っていた。八歳の時に悪化し、両親は米国での心臓移植手術を決断する。募金活動により一億五千万円という莫大な費用を集め、明音は一命を取り留めたが、帰国した明音を待っていたのは、幸福だけではなかった。恨み、嫉妬、同情、愛情、様々な思いを抱えた人々が明音の人生を動かしていく。そして――。
骨太の社会派エンターテインメント!
2019年の単行本の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『水底のスピカ』(2022/10/7発売)
- 『心音』(2022/7/13発売)
- 『おまえなんかに会いたくない』(2021/9/8発売)
■文庫本新刊
- 『コイコワレ』(2022/12/21発売)
- 『明日の僕に風が吹く』(2022/9/21発売)
- 『わたしの忘れ物』(2021/4/12発売)
比較的コンスタントに作品を発表している乾ルカさん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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