『タックシリーズ』『七回死んだ男』など、新本格ミステリーの担い手として活躍している西澤保彦さん。SF設定のミステリーを得意とし、人気作品が多くあります。
そんな西澤保彦さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
西澤保彦の単行本新刊情報
1.『ファイナル・ウィッシュ ミューステリオンの館』(2024/9/19発売)
最新刊
講談社
<あらすじ>
みなさまがここで一堂に会したのは、ある方のファイナル・ウイッシュ(最後の願い)を叶えるため、です。生と死の狭間という異次元世界に忽然と存在する〈ミューステリオンの館〉。
そこに10人の老若男女が集められた。彼らに共通していたのは〈広富学園〉の関係者であったこと。誰が、なぜ、彼らを、〈館〉に招集したのか。
その謎を解く鍵は「ファイナル・ウイッシュ」。ファイナル・ウイッシュとは、いまわの際の望みがなんでも希望通りに叶えられる、万人に保障される権利。10人のうちの「誰か」が、ファイナル・ウイッシュを使って彼らを館に集めたのである。
ファイナル・ウイッシュの「主宰者」を突き止めるべく、動き出した10人が直面するのは、疑心暗鬼と策略と暴力。そして明らかになる〈広富学園〉の恐るべき過去とは……。
館×多視点×バトルロイヤル!
特殊設定ミステリの極北の悪夢が、いまここに幕を上げる!
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『彼女は逃げ切れなかった』(2024/8/24発売)
短編集
PHP研究所
<あらすじ>
五年前に警察を早期退職した纐纈古都乃は、ある朝、車での轢き逃げ現場に遭遇する。その瞬間、交差点の向かいにいた双子の姉妹が妙な閃光を放ったように見え、轢き逃げをした車が急停止し、別の車と接触。そして轢き逃げをした車のトランクからは女性の遺体が発見された。後日、居酒屋を切り盛りする旧友からの頼まれ事をきっかけに、古都乃は双子と再会する。古都乃は姉妹に、「ことさんは、やっぱり見えるんだ」と話しかけられて――。
日本推理作家協会賞<短編部門>受賞の著者が放つ、極上の連作短編集。
3.『走馬灯交差点』(2023/3/24発売)
ホーム社
<あらすじ>
殺人事件を捜査中の刑事が、何者かによって橋から突き落とされてしまう……。気が付くと目の前には“自分の幽霊”が――!?怒濤のどんでん返しがラッシュする“特殊設定ミステリ”!
4.『異分子の彼女 腕貫探偵オンライン』(2023/1/23発売)
短編集
実業之日本社
<あらすじ>
61歳の男が介護問題で揉めて妻を殺害――ニュースを聞いたおれは驚愕した。
被害者も加害者も学生時代の旧友。しかも妻の方は34年前、挙式当日に新郎を殺され、犯人も見つからずじまい。そして再婚した夫に殺されたというわけだ。
おれは不安な気持ちを吐露したくなり、「リモート相談窓口」に向かうが……(「異分子の彼女」)。
コロナ禍の櫃洗市で発生する奇怪な事件の謎を、公務員探偵がオンラインで鮮やかに解決! 累計40万部突破の腕貫探偵シリーズ、最新作!
5.『パラレル・フィクショナル』(2022/3/10発売)
祥伝社
<あらすじ>
あなたはこの結末に驚かずにはいられない―予知夢を見る男と女。皆殺しの惨劇は回避できるのか? そして凶悪な殺意の主とは?
斯界を席捲する〈特殊設定ミステリ〉の先駆けたる著者が満を持して放つ決定的傑作!
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
西澤保彦の文庫本新刊情報
1.『夢魔の牢獄』(2023/4/14発売)
文庫最新刊
講談社
<あらすじ>
教師の田附悠成は、過去へ遡って友人たちに憑依するという特異能力を持つ。だが誰に憑くかは選べない。確実なのは、恩師の義理の息子が殺された22年前に戻ってしまうことだけ。身をもって体験する友人たちや被害者の不可解な行動、そして隠された女の死。迷宮入り殺人事件の“あの日”を繰り返す田附が辿り着いた驚愕の真相とは?
2020年刊行作品の文庫版です。
2.『沈黙の目撃者』(2023/1/12発売)
短編集
徳間書店
<あらすじ>
“特殊設定”ミステリーの快作!死体×ビアマグ=謎!?
「だから西澤保彦の小説がもたらす怖ろしさは、じっと噛みしめる価値がある」
――霜月 蒼氏 解説よりなぜここに、ビールのロング缶とビアマグが置いてあるんだ? 世話になった先輩の
絞殺死体を前にして、彼は首をひねる。先輩はたしか、下戸だったはずなのに――。ビールグラス、マグカップ、タンブラー。見慣れぬコップを見つければ、不思議な事件のはじまりはじまり……。
ミステリー界の鬼才が贈る、予測不能の衝撃展開!!
2019年刊行作品の文庫版です。
3.『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』(2022/12/8発売)
短編集
実業之日本社
<あらすじ>
神出鬼没の公務員探偵「腕貫さん」を“だーりん”と呼び慕う、美貌の女子大生・住吉ユリエ。同級生の小泊瀬海人から「親族が関わった殺人事件を題材にミステリ小説を書いてみたい」と相談され、大乗り気でストーリー作りに着手。ユリエは腕貫さん顔負けの名推理を披露するが、行き詰まって相談した腕貫さんから、ユリエに厳しい駄目出しが…・・・!?
2019年刊行作品の文庫版です。
4.『新装版 聯愁殺』(2022/6/22発売)
中央公論新社
<あらすじ>
大晦日の夜。連続無差別殺人事件の唯一の生存者、梢絵を囲んで推理集団〈恋謎会〉の面々が集まった。四年前、彼女はなぜ襲われたのか。犯人は今どこにいるのか。ミステリ作家や元刑事などのメンバーが、さまざまな推理を繰り広げるが……。
迷宮入りの連続殺人事件。大いなる謎に挑む、白熱の推理バトル! ロジックミステリの魔術師・西澤保彦の傑作!
新たに「三十三年目のあとがき」を収録。
2002年刊行作品の文庫新装版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『ファイナル・ウィッシュ ミューステリオンの館』(2024/9/19発売)
- 『彼女は逃げ切れなかった』(2024/8/24発売)
- 『走馬灯交差点』(2023/3/24発売)
- 『異分子の彼女 腕貫探偵オンライン』(2023/1/23発売)
- 『パラレル・フィクショナル』(2022/3/10発売)
■文庫本新刊
- 『夢魔の牢獄』(2023/4/14発売)
- 『沈黙の目撃者』(2023/1/12発売)
- 『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』(2022/12/8発売)
- 『新装版 聯愁殺』(2022/6/22発売)
比較的コンスタントに作品を発表している西澤保彦さん。新作が待ち遠しいです。
それでは、良い読書体験を!
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