2008年、「魚神」で第21回小説すばる新人賞をを受賞してデビューした千早茜(ちはや・あかね)さん。直木賞の候補に挙がったこともあります。
そんな千早茜さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
千早茜の単行本新刊情報
1.『マリエ』(2023/8/25発売)
最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
40歳目前に離婚した桐原まりえは、寂しさよりも清々しさを感じていた。新直木賞作家が描く、おとなの女性の幸福と結婚を巡る物語。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『赤い月の香り』(2023/4/26発売)
集英社
<あらすじ>
「君からはいつも強い怒りの匂いがした」カフェでアルバイトをしていた朝倉満は、客として来店した小川朔に、自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される。朔は人並外れた嗅覚を持つ調香師で、その洋館では依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す仕事をしていた。
朔のもとには、香りにまつわるさまざまな執着を持った依頼人が訪れる。その欲望に向き合ううちに、やがて朔が満を仕事に誘った本当の理由が分かり……。
香りを文学へと昇華させた、第6回渡辺淳一文学賞受賞作『透明な夜の香り』に続く、ドラマチックな長編小説。
3.『こりずに わるい食べもの』(2022/11/25発売)
エッセイ
ホーム社
<あらすじ>
偏屈な食いしん坊作家・千早茜による、「体にいい」の呪縛を解く異色の食エッセイ。シリーズ第3弾となる本作では、京都を離れ、初の東京ひとり暮らしへ……。
4.『しろがねの葉』(2022/9/29発売)
講談社
<あらすじ>
戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。しかし徳川の支配強化により喜兵衛は生気を失い、ウメは欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されて……。
生きることの官能を描き切った新境地にして渾身の大河長篇!
5.『ひきなみ』(2021/4/30発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
私たちずっと一緒だと思っていたのに。彼女は脱獄犯の男と、島から消えた。小学校最後の年を過ごした島で、葉は真以に出会った。からかいから救ってくれたことを機に真以に心を寄せる葉だったが、ある日真以は島に逃げ込んだ脱獄犯の男と一緒に島から逃げ出し、姿を消してしまう。
裏切られたと感じた葉は母に連れられ東京へ戻るが、大人になって会社で日々受けるハラスメントに身も心も限界を迎える中、ある陶芸工房のHPで再び真以を見つける。たまらず会いに行った葉は、真以があの事件で深く傷ついていることを知り――。
女であることに縛られ傷つきながら、女になりゆく体を抱えた2人の少女。大人になった彼女たちが選んだ道とは。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
千早茜の文庫本新刊情報
1.『さんかく』(2023/10/12発売)
文庫最新刊
祥伝社
<あらすじ>
恋はもういらないというデザイナーの夕香。かつて夕香の職場でバイトをしていた正和。恋人の正和よりも研究一筋の、大学院生の華。偶然再会した夕香と正和はたびたび食事を共にするうちに、夕香の暮らす京町家で同居することに。理由は食の趣味が合うから。ただそれだけ。なのに、正和は華にどうしても打ち明けられなくて……。
揺れ動く、三角関係未満の女、男、女の物語。
2019年の単行本の文庫版です。
2.『透明な夜の香り』(2023/4/20発売)
集英社
<あらすじ>
元・書店員の一香がはじめた新しいアルバイトは、古い洋館の家事手伝い。その洋館では、調香師の小川朔が、オーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていた。人並み外れた嗅覚を持つ朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親など、事情を抱えた依頼人が次々訪れる。一香は朔の近くにいるうちに、彼の天才であるがゆえの「孤独」に気づきはじめていた――。
「香り」にまつわる新たな知覚の扉が開く、ドラマティックな長編小説。
2020年の単行本の文庫化作品です。
3.『神様の暇つぶし』(2022/7/6発売)
文藝春秋
<あらすじ>
親を亡くし一人になった20歳の夏、父よりも年上の写真家の男と出会った――。男の最後の写真集を前にあのひとときが蘇る。妙に人懐っこいくせに、時折みせるひやりとした目つき。臆病な私の心に踏み込んで揺さぶった。
彼と出会う前の自分にはもう戻れない。唯一無二の関係を生々しく鮮烈に描いた恋愛小説。
2019年の単行本の文庫化作品です。
4.『わるい食べもの』(2022/3/18発売)
エッセイ
集英社
<あらすじ>
WEB連載中からじわじわファンを増やし続けた話題作が、ついに書籍化!幼少期をアフリカで過ごし、デビュー作『魚神』が小説すばる新人賞と泉鏡花文学賞をダブル受賞。『男ともだち』でも高い評価を得るなど文芸界のフロントを駆ける作家が、「食」をテーマに幼少期の記憶から創作の裏側、世の中への疑問まで多彩につづる初のエッセイ集。
「いい食べもの」情報が氾濫する今だからこそ、「わるい」を追求することで食の奥深さを味わい、ひいては生き方そのものを問う意欲作。
【内容紹介】
●アフリカ時代に経験した、米とアイデンティティの関係性…「おかかごはん」
●お洒落カフェで体にいいメニューを選んだら「鳥の餌」になった話…「『いい』食べもの」
●映画『グラディエーター』における衝撃の食シーン…「パンを投げる」
●食い尽くすはずが「食われた」、尾道の思い出…「ひとり旅」 etc.
2018年の単行本の文庫化作品です。
5.『正しい女たち』(2021/5/7発売)
短編集
文藝春秋
<あらすじ>
不倫に悩む親友にわたしがしたこと(温室の友情)、同じマンションに住む女に惹きつけられる男(偽物のセックス)、残り少ない日を過ごす夫婦の姿(幸福な離婚)ーー。偏見や差別、セックス、結婚、プライド、老いなど、口にせずとも誰もが気になる最大の関心ごとを正しさをモチーフに鮮やかに描く短編集。
2018年の単行本の文庫化作品です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『マリエ』(2023/8/25発売)
- 『赤い月の香り』(2023/4/26発売)
- 『こりずに わるい食べもの』(2022/11/25発売)
- 『しろがねの葉』(2022/9/29発売)
- 『ひきなみ』(2021/4/30発売)
■文庫本新刊
コンスタントに作品を発表している千早茜さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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