2014年に『私が愛したサムライの娘』(受賞時タイトル『蜃気楼の如く』)で、第6回角川春樹小説賞を受賞してデビューした鳴神響一(なるかみ・きょういち)さん。
そんな鳴神響一さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています(4冊目以降も徐々に増やしていきます)。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
鳴神響一の単行本新刊情報
1.『風巻(しまき) 伊豆春嵐譜』(2021/3/17発売)
最新刊
早川書房
<あらすじ>
明治7年、伊豆入間村。村の漁師・達吉は嵐の海から異人を救った。匿えばお咎めを受けると承知しながら、達吉は彼を助けることを決意する。異国と日本がまだ分断された時代、心触れ合わせた人々の清廉な姿。
〈ニール号沈没〉の史実から紡がれた渾身の歴史小説。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『斗星、北天にあり』(2018/11/8発売)
徳間書店
<あらすじ>
「斗星(北斗七星)の北天に在るにさも似たり」と評された出羽国(秋田県)の戦国大名安東愛季(あんどう・ちかすえ)。秋田を統一した知る人ぞ知る英雄である。檜山と湊の安東氏を統一し、蝦夷を治め、信長、秀吉とも誼を通じ、民のための国造りに心血を注いだ愛季の一代記。
北斗の星の如く輝く愛季の生き様に心が奮える!
文庫版が発売されています。
3.『天の女王』(2017/4/7発売)
エイチアンドアイ
<あらすじ>
物語は21世紀のセビーリャの街角で始まる――。バイラオーラ(フラメンコダンサー)のリディアは、フラメンコをこよなく愛するマドリード自治大学教授シマモトに、先祖伝来のペンダントに刻まれた文字について相談。この謎解きの旅が17世紀への扉を開いた――。
――スペインに残留した若きサムライ:小寺外記(こでら・げき)、瀧野嘉兵衛(たきの・かへえ)が、スペインを取り巻くフランス/イギリス/バチカンなど巨大勢力が陰謀の限りを尽くして繰り広げる権力闘争に、スペインの芸術家たち(宮廷画家ディエゴ・ベラスケス、大劇作家カルデロン・デ・ラ・バルカ)とともに、〝愛″と〝美″を賭して立ち向かう壮大な歴史冒険ミステリー!!
改題した文庫版が発売されています。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
鳴神響一の文庫本新刊情報
1.『鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿 佐助ヶ谷の銀雫』(2024/11/6発売)
文庫最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
ガラス工芸家の死の謎に亜澄と元哉の凸凹幼馴染コンビが挑みます。工芸家たちの怪しき人間関係を追うと…。
2.『鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿 西御門の館』(2024/10/9発売)
文藝春秋
<あらすじ>
殺された建築家のかつての仲間を中心に鑑取りに繰り出す亜澄と元哉。浮かび上がる不穏な人間関係に事件の真相が見え隠れし…。
3.『警察庁ノマド調査官 朝倉真冬 城崎ー嵐山連続殺人事件』(2024/9/10発売)
徳間書店
<あらすじ>
四ヶ月前捜査に関わった丹後半島詐欺事件。その黒幕とみられる男が、城崎温泉の高級旅館に逗留中――。京都府警から連絡を受けたノマド調査官、朝倉真冬は逮捕に立ち合うべく府警捜査二課に合流する。父が殉職した事件の謎を解く鍵を握っているはず。
勢い込んで部屋に踏み込むが、男は胸を刺されて死亡していた。さらには第二の殺人事件が発生し……。
真冬の前に真の巨悪が立ちはだかる!
4.『脳科学捜査官 真田夏希 ブリリアント・アイボリー』(2024/8/23発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
茅ヶ崎の海水浴場で若い女性の撲殺死体が発見された。遺体の額には「M」の文字が刻まれ、強い憎悪が感じられた。神奈川県警の心理職特別捜査官の真田夏希は、犯行声明を出した「波夜人」との対話を試みるが、彼の要求に衝撃を受けてしまう。彼は、被害者の犯した「罪」を公表しろ、さもなくば、次の殺人を犯すというのだ。夏希は、犯人との対話の重さに責任を感じるが、事態は悪化してしまう――。
書き下ろし長篇警察小説。
5.『脳科学捜査官 真田夏希 ジャスティス・エボニー』(2024/7/25発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
横浜の埠頭で捨てられていただアリシアは、保護されて警察犬候補の訓練を鑑識係員の小川とともに受けることになった。アリシアと小川が心を通わせるようになって数年後、横須賀中央署管内で、大学教授の子息が誘拐される事件が発生した。アリシアと小川は夏希とともにが捜査に乗り出すが……。
事件とともに襲いかかる最大の試練にアリシアと小川は打ち克つことができるのか。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『風巻(しまき) 伊豆春嵐譜』(2021/3/17発売)
- 『斗星、北天にあり』(2018/11/8発売)
- 『天の女王』(2017/4/7発売)
■文庫本新刊
- 『鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿 佐助ヶ谷の銀雫』(2024/11/6発売)
- 『鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿 西御門の館』(2024/10/9発売)
- 『警察庁ノマド調査官 朝倉真冬 城崎ー嵐山連続殺人事件』(2024/9/10発売)
- 『脳科学捜査官 真田夏希 ブリリアント・アイボリー』(2024/8/23発売)
- 『脳科学捜査官 真田夏希 ジャスティス・エボニー』(2024/7/25発売)
特に文庫においてハイペースで作品を発表している鳴神響一さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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