小説の新刊、新作情報(作家別) PR

【2024年最新版】桜木紫乃の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

2002年、「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞し、2007年に『氷平線』で単行本デビューした桜木紫乃(さくらぎ・しの)ん。2013年に『ホテルローヤル』で第149回直木賞を受賞しました。

そんな桜木紫乃さんの新刊情報をまとめました!

それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。

※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します

それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。

桜木紫乃の単行本新刊情報

1.『青い絵本』(2024/11/7発売)

最新刊、短編集

実業之日本社

<あらすじ>
絵本作家として活躍する高城好子はかつて美弥子の継母だった。漫画家のアシスタントを生業とする美弥子は、旅の誘いを受けて再会した好子が余命幾ばくもないと悟る。共同制作したいという好子の望みを叶えるため、 “母”と“娘”は湖畔のホテルで絵本『あお』の構想を深め合う……(「青い絵本」)。

作家、編集者、セラピスト、書店員――さまざまな形で絵本に関わる人々が、絵本を通じて過去と対話し再生する姿を、静謐な筆致で紡ぎ出す。

表題作ほか全5話収録、短編の名手が、人生の光と影を描いた珠玉作品集。

こちらが単行本の最新刊になります。

2.『谷から来た女』(2024/6/10発売)

短編集

文藝春秋

<あらすじ>
アイヌ紋様デザイナー・赤城ミワ。彼女といると、人は自分の「無意識」に気づいてしまう。自分の気持ちに、傷ついてしまう――。

そして、彼女は去ってゆく。忘れられない言葉を残して。

桜木紫乃の真骨頂、静かに刺してくる大人の物語。

 

3.『ヒロイン』(2023/9/15発売)

毎日新聞出版

<あらすじ>
1995年3月某日。渋谷駅で毒ガス散布事件が発生。

実行犯として指名手配されたのは宗教団体「光の心教団」の幹部男性と、何も知らずに同行させられた23歳の信者岡本啓美(おかもとひろみ)。この日から、無実の啓美の長い逃亡劇が始まった。

他人を演じ続けて17年、流れついた地で彼女が見つけた本当の“罪”とはいったい何だったのか――。

 

4.『妄想radio』(2023/4/8発売)

エッセイ

北海道新聞社

<あらすじ>
直木賞作家・桜木紫乃のエッセイ集第2弾。昭和の流行歌をテーマにした妄想ラジオドラマや、令和に生きる人々の思いを映し出すエッセイを収録。

担当編集者たちの「今だから話せるマル秘暴露話」もたっぷり。

 

5.『孤蝶の城』(2022/5/18発売)

新潮社

<あらすじ>
芸能界のパイオニアにして伝説(レジェンド)。その孤高の闘いを描く怒濤の長篇小説。

モロッコで秀男はカニーバル真子の「最後の仕上げ」となる手術を受け、日本で初めて「女の体」を手に入れた。帰国後、好奇と蔑みの目、喝采と屈辱を浴び、歌手、地方興行、映画出演などで話題を振りまきつつ、やがて追い詰められていく。

小説でしか描けなかった実在の「生きる伝説」の孤独と苦悶に迫る大傑作。

 


単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!



桜木紫乃の文庫本新刊情報

1.『星々たち 新装版』(2024/10/4発売)

文庫最新刊

実業之日本社

<あらすじ>
人生の闇と光を炙り出す。桜木ワールドを凝縮した傑作

奔放な実母・咲子とも、二度目の結婚で産んだ娘・やや子とも生き別れた塚本千春という女。昭和から平成へと移りゆく時代、血縁にとらわれず、北の大地をさすらう千春は、やがて現代詩の賞を受け、作家を夢見るが……。

千春の数奇な生と性、関わる人々が抱えた闇と光を、研ぎ澄まされた筆致で炙り出す珠玉の九編。直木賞作家・桜木紫乃の真骨頂!

2014年刊行の単行本の文庫新装版です。

2.『霧』(2024/8/9発売)

講談社

<あらすじ>
根室海峡に三姉妹の愛と憎しみの華が咲く。

それぞれの愛を貫き、男の屍を越えた先に待つものは。直木賞作家が放つ波瀾万丈エンタメ!

2015年刊行の単行本の文庫新装版です。

3.『ブルースRed』(2024/8/6発売)

文藝春秋

<あらすじ>
父の死という重い十字架を背負った女・影山莉菜は釧路の街を裏社会から牛耳っていた。
だが、かつてのやり方では街を支配できなくなり、後継ぎとして、育ててきた青年も……。

多くの裏切りに直面した彼女が、人生の最後に見た景色とは。

2012年刊行の単行本の文庫新装版です。

4.『起終点駅』(2024/7/12発売)

短編集

講談社

<あらすじ>
終点はやがて、始まりの場所となる――。人生の終わりに向かう男女が、果ての街で出会い、分かち合ったものは。直木作家の代表作!

愛する女性を失い、己を罰するように生きてきた鷲田完治。国選弁護人として静かに暮らす彼の前に、弁護を担当した椎名敦子が現れる。ある人を捜してほしいという。個人の依頼は受けないはずだったが、寄る辺のない彼女の人生を知り、やがて完治の心は動き始める(表題作「起終点駅」)。

北海道に生きる人々の孤独と光を描いた名篇集。

2012年刊行の単行本の文庫新装版です。

5.『氷の轍』(2024/6/14発売)

講談社

<あらすじ>
新たな刑事の名は、大門真由――

寒風吹きすさぶ釧路の海岸で他殺体が発見された。被害者は札幌の元タクシー運転手・滝川、八十歳。生涯独身で身寄りもなく、自宅からは北原白秋の詩集『白金之独楽(はっきんのこま)』が見つかる。

先輩刑事の片桐とともに捜査にあたる真由は、孤独な老人が最後に縋ろうとした恋心を糸口に、事件を紐解いてゆく。

2016年刊行の単行本の文庫新装版です。


文庫本の新刊情報は以上になります。



まとめ

それぞれおさらいします。

単行本新刊

  1. 『青い絵本』(2024/11/7発売)
  2. 『谷から来た女』(2024/6/10発売)
  3. 『ヒロイン』(2023/9/15発売)
  4. 『妄想radio』(2023/4/8発売)
  5. 『孤蝶の城』(2022/5/18発売)

文庫本新刊

  1. 『星々たち 新装版』(2024/10/4発売)
  2. 『霧』(2024/8/9発売)
  3. 『ブルースRed』(2024/8/6発売)
  4. 『起終点駅』(2024/7/12発売)
  5. 『氷の轍』(2024/6/14発売)

以上になります。コンスタントに作品を発表している桜木紫乃さん。次作が楽しみですね。

それでは、良い読書体験を!

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ABOUT ME
ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
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