小説の新刊、新作情報(作家別) PR

【2024年最新版】桜木紫乃の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

2002年、「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞し、2007年に『氷平線』で単行本デビューした桜木紫乃(さくらぎ・しの)ん。2013年に『ホテルローヤル』で第149回直木賞を受賞しました。

そんな桜木紫乃さんの新刊情報をまとめました!

それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。

※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します

それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。

桜木紫乃の単行本新刊情報

1.『谷から来た女』(2024/6/10発売)

最新刊、短編集

文藝春秋

<あらすじ>
アイヌ紋様デザイナー・赤城ミワ。彼女といると、人は自分の「無意識」に気づいてしまう。自分の気持ちに、傷ついてしまう――。

そして、彼女は去ってゆく。忘れられない言葉を残して。

桜木紫乃の真骨頂、静かに刺してくる大人の物語。

こちらが単行本の最新刊になります。

2.『ヒロイン』(2023/9/15発売)

毎日新聞出版

<あらすじ>
1995年3月某日。渋谷駅で毒ガス散布事件が発生。

実行犯として指名手配されたのは宗教団体「光の心教団」の幹部男性と、何も知らずに同行させられた23歳の信者岡本啓美(おかもとひろみ)。この日から、無実の啓美の長い逃亡劇が始まった。

他人を演じ続けて17年、流れついた地で彼女が見つけた本当の“罪”とはいったい何だったのか――。

 

3.『妄想radio』(2023/4/8発売)

エッセイ

北海道新聞社

<あらすじ>
直木賞作家・桜木紫乃のエッセイ集第2弾。昭和の流行歌をテーマにした妄想ラジオドラマや、令和に生きる人々の思いを映し出すエッセイを収録。

担当編集者たちの「今だから話せるマル秘暴露話」もたっぷり。

 

4.『孤蝶の城』(2022/5/18発売)

新潮社

<あらすじ>
芸能界のパイオニアにして伝説(レジェンド)。その孤高の闘いを描く怒濤の長篇小説。

モロッコで秀男はカニーバル真子の「最後の仕上げ」となる手術を受け、日本で初めて「女の体」を手に入れた。帰国後、好奇と蔑みの目、喝采と屈辱を浴び、歌手、地方興行、映画出演などで話題を振りまきつつ、やがて追い詰められていく。

小説でしか描けなかった実在の「生きる伝説」の孤独と苦悶に迫る大傑作。

 

5.『サチコさんのドレス』(2021/11/27発売)

絵本

北海道新聞社

<あらすじ>
車いすユーザーのために、札幌在住のスタイリスト石切山祥子さんが「誰でも着やすいウエディングドレス」を作りました。

直木賞作家・桜木紫乃と絵本作家・そらが贈る、あったかくてちょっと泣ける絵本です。

絵本です。


単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!



桜木紫乃の文庫本新刊情報

1.『起終点駅』(2024/7/12発売)

文庫最新刊、短編集

講談社

<あらすじ>
終点はやがて、始まりの場所となる――。人生の終わりに向かう男女が、果ての街で出会い、分かち合ったものは。直木作家の代表作!

愛する女性を失い、己を罰するように生きてきた鷲田完治。国選弁護人として静かに暮らす彼の前に、弁護を担当した椎名敦子が現れる。ある人を捜してほしいという。個人の依頼は受けないはずだったが、寄る辺のない彼女の人生を知り、やがて完治の心は動き始める(表題作「起終点駅」)。

北海道に生きる人々の孤独と光を描いた名篇集。

2012年刊行の単行本の文庫新装版です。

2.『氷の轍』(2024/6/14発売)

講談社

<あらすじ>
新たな刑事の名は、大門真由――

寒風吹きすさぶ釧路の海岸で他殺体が発見された。被害者は札幌の元タクシー運転手・滝川、八十歳。生涯独身で身寄りもなく、自宅からは北原白秋の詩集『白金之独楽(はっきんのこま)』が見つかる。

先輩刑事の片桐とともに捜査にあたる真由は、孤独な老人が最後に縋ろうとした恋心を糸口に、事件を紐解いてゆく。

2016年刊行の単行本の文庫新装版です。

3.『凍原』(2024/5/15発売)

講談社

<あらすじ>
下を向いても上を向いてもこの町は銀鼠色だ――

17年前、弟を行方不明で失った松崎比呂は、刑事となって釧路に帰ってきた。その直後、釧路湿原で青い目の他殺体が発見される。先輩刑事の片桐周平と捜査を進めると、そこには激動の時代を生き抜いた女の一生が深く関わっていた。

直木賞作家が放つ長編ミステリー、北海道警釧路方面本部シリーズ第1弾!

2009年刊行の単行本の文庫新装版です。

4.『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』(2023/12/22発売)

KADOKAWA

<あらすじ>
「あんた、葬式来る?」博打うちだった父の訃報を聞いても、キャバレーの下働きで糊口をしのぎ、廃屋のような寮に帰って寝るだけの章介の生活は何も変わらなかった。

しかしこの年末は、キャバレーに出演する3人の芸人が、1か月共に寮で暮らすという。手品ができないマジシャンに女言葉の男性歌手、年齢不詳の踊り子。苦労の多い人生を送りながらも毎夜フロアを沸かせる3人に囲まれ、やがて章介は「淋しい」という感情を思い出していく――。

舞台で出会った4人の共同生活が、1人の青年の人生を変えてゆく。『家族じまい』『ホテルローヤル』の桜木紫乃が贈る、著者史上一番笑って泣ける”家族”小説。

2021年刊行の単行本の文庫版です。

5.『家族じまい』(2023/6/20発売)

集英社

<あらすじ>
「ママがね、ボケちゃったみたいなんだよ」妹からの電話で実家の状況を知った智代。

かつて横暴だった父が、母の面倒をみているという。関わり薄くいられのも、お互いの健康あればこそだった。長男長女、墓守、責任という言葉に距離を置いてきた日々。妹は二世帯同居を考えているようだ。親孝行に名を借りた

無意識の打算はないか。家族という単位と役割を、北海道を舞台に問いかける傑作長編。

 


文庫本の新刊情報は以上になります。



まとめ

それぞれおさらいします。

単行本新刊

  1. 『谷から来た女』(2024/6/10発売)
  2. 『ヒロイン』(2023/9/15発売)
  3. 『妄想radio』(2023/4/8発売)
  4. 『孤蝶の城』(2022/5/18発売)
  5. 『サチコさんのドレス』(2021/11/27発売)

文庫本新刊

  1. 『起終点駅』(2024/7/12発売)
  2. 『氷の轍』(2024/6/14発売)
  3. 『凍原』(2024/5/15発売)
  4. 『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』(2023/12/22発売)
  5. 『家族じまい』(2023/6/20発売)

以上になります。コンスタントに作品を発表している桜木紫乃さん。次作が楽しみですね。

それでは、良い読書体験を!

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ABOUT ME
ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
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