『海の見える理髪店』で第155回直木三十五賞(2016年) を受賞した荻原浩(おぎわら・ひろし)さん。
そんな荻原浩さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
荻原浩の単行本新刊情報
1.『笑う森』(2024/5/30発売)
最新刊
新潮社
<あらすじ>
5歳の男児が神森で行方不明になった。同じ一週間、4人の男女も森に迷い込んでいた。拭えない罪を背負う彼らの真実と贖罪。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『ワンダーランド急行』(2022/12/17発売)
日経BP 日本経済新聞出版
<あらすじ>
ある朝、通勤と反対方向の電車に、魔が差して乗ってしまった。山の中をさまよい、戻ってくると、誰もマスクをしていない!今朝の会議はユーツ。こんな生活、いつまで続けるんだ……ぐだぐだ考えているうちに出てしまった下り電車は「急行」。次々と通過していく駅を見ながら40歳の野崎修作は「ろくでもない毎日からの脱出」とサボりを決める。スーツで山に登り、「日常」に戻ると……ん? 何かおかしい、街も家も会社も。
どこかで聞いたような疫病が世界を分断していた。新宗教の持つ票があらゆる選挙を左右するらしい。「正義」に縛られた人たちはネット上で……
ここは私のいるべき場所じゃない。私の世界へ帰るのだ。
3.『人生がそんなにも美しいのなら 荻原浩漫画作品集』(2020/4/24発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
直木賞作家が60代にして漫画家デビュー! 荻原浩にしか描けない、センチメンタルで不可思議な絵物語。アマゾン川流域に流れ着いた瓶の中には、日本語で綴られた遥か遠い地からの手紙が入っていた……「大河の彼方より」
93歳。病室で最期の時を迎えようとしている幸子のもとに、次々と懐かしい人々が訪れて……「人生がそんなにも美しいのなら」
4月1日の午後1時にあの桜の木の下で会おう。幼なじみの二人が交わした約束の行方は……「あの日の桜の木の下で」
人生のほろ苦くも愛おしい一瞬から、日常の半歩先に広がるブラックで奇妙な世界まで、全8編収録。
荻原さん自らが漫画を描いた作品集です。
文庫版が発売です(下記参照)。
4.『楽園の真下』(2019/9/11発売)
文藝春秋
<あらすじ>
日本でいちばん天国に近い島といわれる「志手島」は、本土からは船で19時間、イルカやクジラの泳ぐコーラルブルーの海に囲まれ、亜熱帯の緑深い森に包まれている。そんな楽園で、ギネス級かもしれない17センチの巨大カマキリが発見された。『びっくりな動物図鑑』を執筆中だったフリーライターの藤間達海は、取材のため現地を訪れるが、 志手島には楽園とは別の姿があった。
2年間で12人が、自殺と思しき水死体で発見されており、ネットでは「自殺の新名所」と話題になって「死出島」と呼ばれていたのだ。
かつて妻を自殺で失った藤間は、なぜ人間は自ら命を絶とうとするのかを考え続けており、志手島にはその取材も兼ねて赴いていた。
やがて島で取材を続ける藤間の身の回りでも不審死が……。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
荻原浩の文庫本新刊情報
1.『人生がそんなにも美しいのなら 荻原浩漫画作品集』(2023/6/20発売)
文庫最新刊
集英社
<あらすじ>
直木賞作家が60代にして漫画家デビュー!
荻原浩にしか描けない、センチメンタルで不可思議な絵物語。アマゾン川流域に流れ着いた瓶の中には、日本語で綴られた遥か遠い地からの手紙が入っていた……「大河の彼方より」
93歳。病室で最期の時を迎えようとしている幸子のもとに、次々と懐かしい人々が訪れて……「人生がそんなにも美しいのなら」
4月1日の午後1時にあの桜の木の下で会おう。幼なじみの二人が交わした約束の行方は……「あの日の桜の木の下で」
人生のほろ苦くも愛おしい一瞬から、日常の半歩先に広がるブラックで奇妙な世界まで、全8編収録。
2020年刊行作品の文庫版です。
2.『楽園の真下』(2022/4/6発売)
文藝春秋
<あらすじ>
島に現れた巨大カマキリと連続自殺事件を結ぶ「鍵」とは?荻原版「ジュラシック・パーク」ともいえるサスペンス長編。
2019年刊行作品の文庫版です。
3.『それでも空は青い』(2021/11/20発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
「うん」「いや」「ああ」しか言わない夫に、ある疑いを抱く妻。7歳年上バツイチの恋人との間にそびえる壁をどうにか飛び越えようと奮闘するバーテンダー……。
人づきあいに疲れた心に沁みる7つの物語。
2018年刊行作品の文庫版です。
4.『極小農園日記』(2021/4/30発売)
エッセイ
毎日新聞出版
<あらすじ>
野菜も小説も何年やってもわからない。わからないから、面白い。庭先の春夏秋冬、小説の話、旅路にて…熟練作家がおくる滋味豊かな初エッセイ集。
2018年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『笑う森』(2024/5/30発売)
- 『ワンダーランド急行』(2022/12/17発売)
- 『人生がそんなにも美しいのなら 荻原浩漫画作品集』
(2020/4/24発売) - 『楽園の真下』
(2019/9/11発売)
■文庫本新刊
- 『人生がそんなにも美しいのなら 荻原浩漫画作品集』(2023/6/20発売)
- 『楽園の真下』(2022/4/6発売)
- 『それでも空は青い』(2021/11/20発売)
- 『極小農園日記』
(2021/4/29発売)
コンスタントに作品を発表し続けている真保裕一さん。新作が待ち遠しいです。
それでは、良い読書体験を!
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