2013年、『眼球堂の殺人〜The Book〜』で第47回メフィスト賞を受賞してデビューした周木律(しゅうき・りつ)さん。
そんな周木律さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
周木律の単行本新刊情報
1.『うさぎの町の殺人』(2022/9/20発売)
最新刊
講談社
<あらすじ>
山間にあるニュータウン「三浦半島二子山ピープルタウン」。町が造成される前から多くの“うさぎ”が棲息していたことから「うさぎが丘」と呼ばれていた。娘の大学進学を機に越してきた黒田茂と葵の親子は、平凡な日々を過ごしていたが、うさぎの惨殺、大学生の連続自殺など妙な事件が起きていることを知る。
不穏な空気が流れはじめた時、葵が突然の失踪。茂は行方を探して奔走するが、町の暗部に迫ってしまい……。
次々とおこる事件が結びつく時、町に隠された恐るべき秘密が明かされる! 親子の運命はいかに? 一気読みノンストップ・ミステリー!!
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『楽園のアダム』(2021/9/3発売)
講談社
<あらすじ>
大厄災により人類は1%未満まで減少、地球上のほとんどが浮上の土地となってしまった。生き残った人々は、わずかに残った土地で人工知能カーネにより生活を制御され、平和に暮らしていた。
”殺人”などとは無縁の世界、のはずだったーー。
3.『あしたの官僚』(2021/3/17発売)
新潮社
<あらすじ>
厚生労働省キャリア技官の松瀬尊、30歳。『官僚たちの夏』に憧れ、念願の官僚となるも、その実態は、深夜残業は当たり前、ブラック企業顔負けの現場だった……。さらに、「ゆとり世代直撃」なノンキャリの後輩、激烈パワハラ上司、フリーライダー同然の先輩職員の尻拭いに追われ、国会議員からの突き上げ、関係省庁と板挟み。さらには「国民」からの苦情電話に苦悶する日々を送っていた。
そこに突如、新潟県で謎の公害病が発生。孤立無援のまま原因究明に追われる松瀬だが、ある謀略により「忖度官僚」として国民の非難の的となり……。
組織とは、政策とは、そして国家とは。痛快かつ切実な、新たな官僚小説の決定版!
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
周木律の文庫本新刊情報
1.『WALL』(2023/4/24発売)
文庫最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
202X年のある夏の日、シコタン島(色丹島)の墓地で祈りを捧げていた ロシア人老夫婦が、丘の上から半透明のヴェールが近づいていることに気づく。不思議に思った二人が手をつないだままその壁に触れたとき、彼らの腕は「消去」した――。触れた人間の肉体のみが消去される「ウォール」と名付けられたこの巨大な壁は、1日に20km程度という遅さながら、やがて北海道に上陸、本州も射程に、徐々に西へと、人々を飲み込んでいく。
本土上陸から首都圏到達まで1か月ほどしか猶予はない。真実とデマが入り混じりながら拡散され、日本はパニックに包まれていく。「ウォール」が暗示するものは、人類を奈落に突き落とす自然災害や疫病であり、経済格差によって人々を「分断」するものであり、無慈悲な「神の制裁」であり、極めて「平等な存在」である。
唐突に出現したこの得体のしれない凶器に、人間は科学と人智をもって対峙しなくてはいけない。善悪を問わず本性をむき出しにする人間たちをあざ笑うかのような「WALL」。果たして結末は――。著者渾身の書き下ろし。一気読みのパニックSFミステリー。
2.『ネメシス3』(2021/4/15発売)
講談社
<あらすじ>
『屍人荘の殺人』の今村昌弘を筆頭に、ミステリ界気鋭の作家たちが脚本協力した本格ミステリドラマシリーズ第三弾!探偵事務所ネメシスが手がける次なる依頼は、お嬢様女子高で発生した教師の自殺事件。探偵風真は現場に赴き、助手のアンナは女子高生として学園の潜入捜査に挑む。
他殺の疑いは残る中、容疑者はなんと学園152人全員。しかも、誰も犯行を目撃していない衆人環視の密室状態。ネメシスはAI研究者・姫川の力も借り捜査に当たるが。
小説オリジナル「名探偵初めての敗北」も収録!
テレビドラマ「ネメシス」の原作です。
3.『小説 Fukushima 50』(2020/1/23発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
あなたは、あの時、どこで、誰を想っていましたか?2011.3.11 東日本を襲った未曾有の大地震。押し寄せた大津波の影響で、福島第一原子力発電所は、全電源を喪失した。
そんな中、刻一刻と迫る炉心溶融を食い止めるため、死地に残り、命を懸けて原子炉建屋に突入した、名もなき作業員たちがいた。心の中に、大切な誰かを想いながら――。
一方、避難所では、作業員の家族たちが、余震におびえながら、奇跡を信じて待ち続けていた。海外メディアは、福島第一原発に残った人たちを「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」と呼び、連日報道した。
フィフティたちの死闘を克明に描くのみならず、彼らを待ち続けた家族・恋人たちの視点も織り交ぜて綴られた、渾身の小説版。
それぞれの「あの日」がここにある。わたしたちは、あの日を、忘れてはならない。
映画「Fukushima50」の小説版です。
4.『土葬症(ザ・グレイブ)』(2019/6/6発売)
実業之日本社
<あらすじ>
大学の探検部の七人は夏合宿を行うために山間のキャンプ場へ。近くの有名な心霊スポットに向かうが道に迷い、偶然辿り着いた廃病院で肝試しすることに。
中庭に出ると墓のように土が盛られ、その中に立つ卒塔婆には、今は亡き部員の名前と不気味な言葉が書かれていた。
それを見てパニックとなったメンバーに、次々と恐怖が襲いかかる!
描き下ろしホラーミステリー
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『うさぎの町の殺人』(2022/9/20発売)
- 『楽園のアダム』(2021/9/3発売)
- 『あしたの官僚』(2021/3/17発売)
■文庫本新刊
- 『WALL』(2023/4/24発売)
- 『ネメシス3』(2021/4/15発売)
- 『小説 Fukushima 50』(2020/1/23発売)
- 『土葬症(ザ・グレイブ)』(2019/6/6発売)
文庫を中心にコンスタントに作品を発表している周木律さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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