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1983年に『写楽殺人事件』で第29回江戸川乱歩賞を受賞した高橋克彦さん。以降、歴史小説をメインに活躍する人気作家です。
そんな高橋克彦さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
高橋克彦の単行本新刊情報
1.『噴怨鬼』(2023/5/25発売)
最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
時は平安。都では、応天門の変で罪を被せられた伴大納言が鬼の姿で現れ、疫病の種を撒き散らすと予言していた。陰陽師の弓削是雄は大納言の鬼と相まみえるが、その背後にさらに強大で邪悪な鬼が存在することに気づく。朝廷で実権を握る藤原氏に恨みを抱くというその鬼の正体は、やんごとなき方なのか――。
罪なき民を救い、命を賭して最凶の鬼を封じるため、是雄は仲間と共に蝦夷の地へと赴く。妖かしの世界を壮大に描く歴史長編!
2.『吾輩は作家の猫である』(2017/10/20発売)
エッセイ
エイアンドエフ
<あらすじ>
作家・高橋克彦が撮って書いた猫の物語まるで運命に導かれるように我が家にやってきた猫たち。その「生きた証」をつぶさに残そうとカメラにのめり込んでいった
高橋克彦の猫愛に満ちた写真を初公開! 作家デビュー前に書いた童話をはじめ恐怖小説、時代小説、エッセーすべてが猫づくし!
3.『水壁 (すいへき)アテルイを継ぐ男』(2017/3/10発売)
PHP研究所
<あらすじ>
東北人の荒ぶる魂、ここにあり。中央政権の容赦ない仕打ち。窮する民を見かねて、東北の英雄・アテルイの血をひく若者が決起する。朝廷を相手に熱き闘いを繰り広げる蝦夷たちを描く歴史長編。
東北の大河小説ついに完成!
すでに文庫版が発売されています(下記参照)。
4.『非写真』(2014/7/22発売)
短編集
新潮社
<あらすじ>
撮影にはよくよく気をつけた方がいい。非写真はこの世ならぬ存在を写しだすことがある。いつからか私が撮る写真には、死者が写るようになった。みな明るく和やかな表情で、愛する人に寄り添うように……。その異能を買われて山奥の秘湯に赴いた私が、死人が最期に入るという野天風呂で目にしたものとは。
身も凍る恐怖と感動の名作「さるの湯」ほか、カメラと写真をモチーフにした名手のホラー小説集。
すでに文庫版が発売されています(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
高橋克彦の文庫本新刊情報
1.『水壁 アテルイを継ぐ男』(2020/7/15発売)
文庫最新刊
講談社
<あらすじ>
著者のライフワークとも言える東北の大河小説シリーズ「最新刊」がついに完成!東北の英雄・アテルイの血をひく若者、天日子。朝廷の容赦ない仕打ちに苦しめられ続ける民を救おうと立ち上がった彼のもとに、その志に共感する、力ある者たちが集まってくる。
朝廷との圧倒的な数の差を知略で制し、不利な状況にも臆せず力を尽くして立ち向かう、蝦夷たちの気高い姿に心揺さぶられる歴史大河小説。
2017年の単行本の文庫版です。
2.『鬼九郎孤月剣 舫鬼九郎4』(2018/8/3発売)
文藝春秋
<あらすじ>
鬼九郎〟シリーズ第4弾、堂々完結!背中一面を覆う愛染明王の刺青。柳生新陰流を基に長くしなる剣を自在に操る、美貌の剣士・舫鬼九郎。
天皇を父に、将軍の妹を母に、そして現天皇は双子の妹という、高貴な出自でありながら、内裏と幕府の政争の具となり実父から命を狙われ続ける運命を背負ってしまった。柳生十兵衛、荒木又右衛門、徳川家光、大僧正天海、沢庵和尚……。
大江戸オールスターズの大激闘が絢爛豪華に開幕!
2010年の単行本の文庫版です。
3.『非写真』(2018/6/28発売)
短編集
新潮社
<あらすじ>
事故死した編集者が直前に撮影した夜の海の写真。そこに写る波間に漂う突起物を拡大すると……表題作はじめ、シャッターを切ると震災犠牲者の霊が写るようになったカメラマンが、死者が入るといわれる温泉で驚愕の出来事に遭遇する「さるの湯」、昔のアルバムのどの写真にも存在する謎の少女の正体を探る「あの子はだあれ」など、みちのくを舞台にカメラに忍び込む戦慄の世界を描く作品集。
2014年の単行本の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『噴怨鬼』(2023/5/25発売)
- 『吾輩は作家の猫である』
(2017/10/20発売) - 『水壁 (すいへき)アテルイを継ぐ男』
(2017/3/10発売) - 『非写真』
(2014/7/22発売)
■文庫本新刊
- 『水壁 アテルイを継ぐ男』
(2020/7/15発売) - 『鬼九郎孤月剣 舫鬼九郎4』
(2018/8/3発売) - 『非写真』
(2018/6/28発売)
単行本のペースがややスローな高橋克彦さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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