2006年、「東京ダモイ」で第52回江戸川乱歩賞を受賞してデビューした鏑木蓮さん。
■訃報:鏑木蓮さんは病気のため、2023年1月11日に逝去されました(享年61)。謹んでご冥福をお祈りします。このブログでは、鏑木さんの関連書籍等が刊行されましたら今後も発信していきます。
そんな鏑木蓮さんの新刊情報をまとめました。
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
鏑木蓮の単行本新刊情報
1.『見習医ワトソンの追究』(2022/7/27発売)
最新刊
講談社
<あらすじ>
腹部を鋭利な刃物で刺された女性・五十嵐奈摘が大阪の三品病院に運び込まれた。やり手外科医である志原の手術の甲斐あって一命をとりとめたかに思えたが、術後、容態があり得ないスピードで悪化し亡くなってしまう。
三品病院の院長の命令で、志原のミスを探すことになった研修医の家入陽太郎は、女性刑事・成山有佳子とともに調査を開始するが……。
こちらが単行本の最新刊になります。
文庫版が発売です(下記参照)。
2.『水葬』(2021/1/27発売)
徳間書店
<あらすじ>
婚約者が元恋人と失踪!?残された限界集落の写真は何を語る? 裏切り、それとも――。
悲しみと怒りを抱えつつ婚約者の足跡を追う女性がたどり着いた衝撃の真相!
文庫版が発売です(下記参照)。
3.『見えない轍』(2019/4/5発売)
潮出版社
<あらすじ>
京都を舞台とした、本宮慶太朗シリーズ第1弾!ひとり暮らしの女性・小倉由那がある日、自ら命を絶った。由那の最後の姿をみた女子高生・棚辺春来は「由那は自殺なんかしていない」と訴える。
心療内科医・本宮慶太郎は、彼女の訴えを聞き、独力で由那のことを調べ始める。
それは、大きな悲劇へとつながる第一歩となる――。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
鏑木蓮の文庫本新刊情報
1.『見習医ワトソンの追究』(2024/6/14発売)
文庫最新刊
講談社
<あらすじ>
何者かに腹部を刺された五十嵐夏帆が大阪の三品病院に緊急搬送された。懸命な治療の甲斐もあり、損傷した脾臓を温存したまま夏帆は一命をとりとめた――かに思えたが、術後あり得ない速さで容態が急変、命を落としてしまう。死因は刺傷によるショック死、あるいは医療ミス、それとも――?
院長から死因の究明を命じられた内科医の家入陽太郎は、夏帆の事件を担当する大阪府警の刑事・成山有佳子の協力を得て調査を開始するが……。
2022年の単行本の文庫版です。
2.『水葬』(2023/7/7発売)
徳間書店
<あらすじ>
初井希美は婚約者の千住光一を待っていた。母と父代わりの伯父に会わせるためだ。だが光一は現れず、そのまま行方不明に。光一が連載していた限界集落をテーマにしたフォトエッセイの写真を手がかりに、希美は島根へ向かう。そこに光一の妹から、彼の元交際相手も失踪しているという知らせが。二人は一緒なのか?
怒りと悲しみが交錯しつつも希美は光一の足跡を追う。彼女を待ち受けていた衝撃の真実とは?
2021年の単行本の文庫版です。
3.『見えない階: 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ2』(2022/6/20発売)
潮出版社
<あらすじ>
人は誰しも、人生という「階(きざはし)」を歩いている。上っているのか、それとも下っているのか。そして、その先に待っているものは――。江戸川乱歩賞作家・鏑木蓮が描く、京都を舞台にした純文学ミステリーのシリーズ第2弾。「苦しんでいる人に寄り添う医師でありたい」という心療内科医・本宮慶太郎が、傷ついた人たちの心を癒しながら、事件を解決に導いていく。
京都・東山にある神社の階段下で、一人の男性の遺体が発見された。同じころ、京都で心療内科クリニックを開院している本宮慶太郎のもとに、あるセールスマンがやってくる。彼には家に引きこもって出てこない5歳上の姉がいた。
近頃は会話も成り立たない姉のことを、意を決して慶太郎に相談するところから、運命の歯車が動き始める。悲しすぎる現実の中にも、どこか希望と温もりを感じさせるミステリー。
4.『見えない轍: 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ』(2022/2/4発売)
潮出版社
<あらすじ>
京都の小さな町で、遺書らしきメモとともに34 歳の女性・小倉由那の遺体が発見された。それから数日後、同じ町で心療内科を開業する本宮慶太郎のもとを、女子高生の棚辺春来が母親に連れられて訪ねてくる。彼女の不調の原因を探ろうとする慶太郎は、春来の口から由那の死に関する驚くべき疑念を聞いてしまう。
摂食障害の女子高生と、命を落としたパート女性の間には何があったのか――。
2019年の単行本の文庫版です。
5.『残心』(2021/12/8発売)
徳間書店
<あらすじ>
地元情報誌の記者・国吉冬美は、心酔するルポライターの杉作舜一が京都にきていることを知り心躍らせる。杉作は老老介護をテーマにしており、寝たきりで認知症を患う妻を介護する夫の取材に赴く。しかし妻は絞殺され、夫は首を吊って死んでいた。夫婦の死には何らかのメッセージが込められている、と杉作は調査を開始。
そんな杉作のルポを手伝うことになった冬美は、哀しき事件にまつわる京都の闇と対峙する――。
2018年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『見習医ワトソンの追究』(2022/7/27発売)
- 『水葬』(2021/1/27発売)
- 『見えない轍』(2019/4/5発売)
■文庫本新刊
- 『見習医ワトソンの追究』(2024/6/14発売)
- 『水葬』(2023/7/7発売)
- 『見えない階: 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ2』(2022/6/20発売)
- 『見えない轍: 心療内科医・本宮慶太郎の事件カルテ』(2022/2/4発売)
- 『残心』(2021/12/8発売)
鏑木蓮さんの新作がもう読めなくなるのは残念です。関連書籍が刊行されましたら、今後も掲載していきます。
それでは、良い読書体験を。
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