2014年、「ビオレタ」で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞してデビューした寺地はるな(てらち・はるな)さん。
そんな寺地はるなさんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
寺地はるなの単行本新刊情報
1.『白ゆき紅ばら』(2023/2/22発売)
最新刊
光文社
<あらすじ>
行き場のない母子を守る「のばらのいえ」は愛と理想を掲げた夫婦が営む。その家に暮らす祐希は、未来のない現実から高校卒業と同時に逃げ出した。幼少のころから一心同体だった紘果を置いて出てきたことをずっと後悔したきた祐希は、二度と帰らないと出てきた「のばらのいえ」に戻る決意をしたがーー。
人生の不条理を問い続ける著者の書下ろし長編。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『川のほとりに立つ者は』(2022/10/20発売)
双葉社
<あらすじ>
カフェの若き店長・原田清瀬は、ある日、恋人の松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける。松木の部屋を訪れた清瀬は、彼が隠していたノートを見つけたことで、恋人が自分に隠していた秘密を少しずつ知ることに――。
「当たり前」に埋もれた声を丁寧に紡ぎ、他者と交わる痛みとその先の希望を描いた物語。
3.『カレーの時間』(2022/6/8発売)
実業之日本社
<あらすじ>
終戦直後から高度成長期、そして令和の現代へ――スパイシーだけれど温かい、「カレー」をめぐる祖父と孫息子の物語。
4.『タイムマシンに乗れないぼくたち』(2022/2/8発売)
短編集
PHP研究所
<あらすじ>
「タイムマシンに乗れないぼくたち」新しい街に馴染めない「ぼく」は、太古の生物が好きで、博物館が唯一落ち着く場所だった。ある日、博物館で“現実逃避”をしているスーツ姿の男性と出会い――
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
寺地はるなの文庫本新刊情報
1.『水を縫う』(2023/5/19発売)
文庫最新刊
集英社
<あらすじ>
いま一番届けたい 世の中の〈普通〉を踏み越えていく、新たな家族小説が誕生!「そしたら僕、僕がドレスつくったるわ」“かわいい”が苦手な姉のため、刺繍好きの弟は、ウェディングドレスを手作りしようと決心し――。
手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている高校一年生の清澄。一方、結婚を控えた姉の水青は、かわいいものや華やかな場が苦手だ。そんな彼女のために、清澄はウェディングドレスを手作りすると宣言するが、母・さつ子からは反対されて――。
「男なのに」「女らしく」「母親/父親だから」。そんな言葉に立ち止まったことのあるすべての人へ贈る、清々しい家族小説。第9回河合隼雄物語賞受賞作。
2020年の単行本の文庫化作品です。
2.『彼女が天使でなくなる日』(2023/3/15発売)
角川春樹事務所
<あらすじ>
九州北部にある人口三百人ほどの星母島。子どもについての願い事なら何でも叶えてくれるという「母子岩」があり、近年有名になっている。そこで〝モライゴ〟として育てられた千尋は、一年前に戻ってきて、託児所を併設した民宿を営んでいた。
子どもにまつわる様々な悩みを抱え、母子岩のご利益を頼りやってきた宿泊客に、千尋は淡々と為すべきことを為し、言うべきことを言う……。
簡単な癒しではない、でも大切なことに気づかせてくれる、宝物のような小説。
2020年の単行本の文庫化作品です。
3.『わたしの良い子』(2022/9/21発売)
中央公論新社
<あらすじ>
三十一歳独身、文具メーカーの経理部に勤める椿は、出奔した妹の子ども・朔と暮らすことに。毎日の子育て、更に勉強も運動も苦手で内にこもりがちな朔との生活は、時に椿を追いつめる。自分が正しいかわからない、自分の意思を押しつけたくもない。
そんな中、どこかで朔を「他の子」と比べていることに気づいた椿は……。
2019年の単行本の文庫化作品です。
4.『正しい愛と理想の息子』(2021/11/16発売)
光文社
<あらすじ>
ハセ32歳、陰気な男。相棒の沖、30歳だけど可愛い。二人は違法カジノで働くが失敗ばかり、今度は偽宝石売りでも女に騙され無一文に。切羽詰まったハセは閃いた。
これからは年寄りだ。さびしさは、利用できると。注目の作家が紡ぐ、泣けるバディ小説。
2018年の単行本の文庫化作品です。
5.『夜が暗いとはかぎらない』(2021/6/4発売)
短編集
ポプラ社
<あらすじ>
大阪市近郊にある暁町。閉店が決まった「あかつきマーケット」のマスコット・あかつきんが突然失踪した。かと思いきや、町のあちこちに出没し、人助けをしているという。いったい、なぜ――? だが、その行動は、いつしか町の人たちを少しずつ変えていく。
いま最注目の著者が、さまざまな葛藤を抱えながら今日も頑張る人たちに寄りそう、心にやさしい明かりをともす13の物語。
2019年の単行本の文庫化作品です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『白ゆき紅ばら』(2023/2/22発売)
- 『川のほとりに立つ者は』(2022/10/20発売)
- 『カレーの時間』(2022/6/8発売)
- 『タイムマシンに乗れないぼくたち』(2022/2/8発売)
■文庫本新刊
- 『水を縫う』(2023/5/19発売)
- 『彼女が天使でなくなる日』(2023/3/15発売)
- 『わたしの良い子』(2022/9/21発売)
- 『正しい愛と理想の息子』(2021/11/16発売)
- 『夜が暗いとはかぎらない』(2021/6/4発売)
ハイペースで作品を発表している寺地はるなさん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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