『佐方貞人』シリーズ、『孤狼の血』シリーズで、検事や警察をハードボイルドに描く人気作家の柚月裕子さん。
そんな柚月裕子さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
柚月裕子の単行本新刊情報
1.『風に立つ』(2024/1/10発売)
最新刊
中央公論新社
<あらすじ>
問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度ーー補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。南部鉄器の職人としては一目置いているが、仕事一筋で決して良い親とは言えなかった父の思いもよらない行動に戸惑う悟。
納得いかぬまま迎え入れることになった少年と工房で共に働き、同じ屋根の下で暮らすうちに、悟の心にも少しずつ変化が訪れて……。
家族だからこそ、届かない想いと語られない過去がある。岩手・盛岡を舞台に、揺れ動く心の機微を掬いとる、著者会心の新たな代表作!
単行本はこちらが最新刊です。
2.『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』(2023/3/29発売)
講談社
<あらすじ>
あの美人探偵・上水流涼子が帰ってきた!頭脳明晰・貴山を助手に、今回も知略と美貌を武器に、難事件をズバッと解決!
3.『教誨』(2022/11/25発売)
小学館
<あらすじ>
吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。響子は十年前、我が子も含む女児二人を殺めたとされた。香純は、響子の遺骨を三原家の墓におさめてもらうため、菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。
香純は、響子が最期に遺した言葉の真意を探るため、事件を知る関係者と面会を重ねてゆく。
4.『チョウセンアサガオの咲く夏』(2022/4/6発売)
短編集
KADOKAWA
<あらすじ>
柚月裕子の13年がつまった短編集美しい花には毒がある。献身的に母の介護を続ける娘の楽しみとは……。
柚月裕子は短編も面白い
「佐方貞人」シリーズ、「孤狼の血」シリーズ、『盤上の向日葵』『慈雨』など数々のベストセラー作品を世に送り出してきた著者。ミステリー、ホラー、サスペンス、時代、ユーモアなど、デビュー以来の短編をまとめた、初のオムニバス短編集。「佐方貞人」シリーズスピンオフ「ヒーロー」収録。
文庫版が発売です(下記参照)。
5.『ミカエルの鼓動』(2021/10/7発売)
文藝春秋
<あらすじ>
手術支援ロボットを推進する心臓外科医とドイツ帰りの天才医師。難病の少年の治療方針をめぐり二人は対立。
命の意味を問う感動巨編。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
柚月裕子の文庫本新刊情報
1.『ミカエルの鼓動』(2024/10/9発売)
文庫最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
少年の命を救うのは、どちらの正義か。大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。
「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。大学病院の暗部を暴こうとする記者が、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。
二人の医師の「志」がぶつかり合い、大学病院の闇が浮かび上がる。命を救うための、正義とは――。
気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。堂々の文庫化!
2021年の単行本の文庫化作品です。
2.『チョウセンアサガオの咲く夏』(2024/4/25発売)
短編集
KADOKAWA
<あらすじ>
米崎地検の検事・佐方貞人の事務官をつとめる増田陽二。高校時代の柔道部の恩師の告別式で、旧友の伊達と再会した増田は、同じく同級生の木戸とその夜旧交を温める。増田にとって、伊達は柔道をやめずに済んだ恩人であり、ヒーローだった。だが、大阪で警察官になったという伊達には、ある秘密があった……。(「ヒーロー」)
〈佐方貞人〉シリーズスピンオフ作品をはじめ多ジャンル作を集めた、著者初のオムニバス短編集。
2022年の単行本の文庫化作品です。
3.『月下のサクラ』(2024/2/9発売)
徳間書店
<あらすじ>
念願かない警察広報職員から刑事になった森口泉。記憶力や語学力を買われ、希望していた機動分析係へ配属された。自分の能力を最大限に発揮し、事件を解決に導く――。だが配属当日、会計課の金庫から約一億円が盗まれていることが発覚。メンバー総出で捜査を開始するが、犯行は内部の者である線が濃厚だった。
署が混乱する中、さらに殺人事件も発生。組織の闇に泉の正義が揺れる。
2021年の単行本の文庫化作品です。
4.『ふたつの時間、ふたりの自分』(2023/10/11発売)
エッセイ
文藝春秋
<あらすじ>
2008年のデビューから2023年現在までの15年間の軌跡を辿る。温かな言葉で綴られた、笑いと涙あふれるエッセイ集。
5.『暴虎の牙』(2023/1/24発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
「極道がなんぼのもんじゃ!」博徒たちの間に戦後の闇が残る昭和57年の広島呉原――。愚連隊「呉寅会」を束ねる沖虎彦は、ヤクザも恐れぬ圧倒的な暴力とカリスマ性で勢力を拡大していた。広島北署二課暴力団係の刑事・大上章吾は、その情報網から、呉寅会と呉原最大の暴力団・五十子会との抗争の臭いを嗅ぎ取る。
賭場荒らし、シャブ強奪……酷薄な父からの幼少期のトラウマに苦しみ暴走を続ける沖を、大上は止められるのか?
2020年の単行本の文庫化作品です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『風に立つ』(2024/1/10発売)
- 『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』(2023/3/29発売)
- 『教誨 』(2022/11/25発売)
- 『チョウセンアサガオの咲く夏』(2022/4/6発売)
- 『ミカエルの鼓動』(2021/10/7発売)
■文庫本新刊
- 『ミカエルの鼓動』(2024/10/9発売)
- 『チョウセンアサガオの咲く夏』(2024/4/25発売)
- 『月下のサクラ』(2024/2/9発売)
- 『ふたつの時間、ふたりの自分』(2023/10/11発売)
- 『暴虎の牙』(2023/1/24発売)
堅実に作品を発表し続ける柚月裕子さん。
『孤狼の血』シリーズは完結しましたが、新たなシリーズが生まれるのか楽しみですね!
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