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【2023年最新版】古川日出男の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

古川日出男の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

2002年、『アラビアの夜の種族』で第55回日本推理作家協会賞、第23回日本SF大賞を受賞した古川日出男さん。直木賞の候補にも選ばれたことがあります。

そんな古川日出男さんの新刊情報をまとめました!

それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。

※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します

それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。

古川日出男の単行本新刊情報

1.『天音』(2022/11/20発売)

最新刊

インスクリプト

<あらすじ>
小説家・古川日出男が空白に挑戦した。

空白とは、詩。COVID-19状況の閉ざされた日々を脱出し、カリフォルニアへ、イタリアへ。「さあ、歌ってゆこう」の掛け声とともに始まる1007行は、驚くべき滞空の試みとなった。著者初の本格的な詩作品は、天の音を聴きとりつつ歴史と惑星をさまよう。

「天には半島があって/天には大陸があって/天には孤島もあって/その孤島の岬には いろいろな生き物が訪れる/倍音は訪れる?」

ダンテがウェルギリウスにみちびかれたように、宮沢賢治と吉増剛造の詩魂にみちびかれて、作家にまったく新しい創造のフェーズが訪れた。必読の書き下ろし長篇詩!

こちらが単行本の最新刊になります。

2.『曼陀羅華X』(2022/3/15発売)

講談社

<あらすじ>
自分たちは、この教えを、国教にするんですよ――サリン事件をモチーフに、現実と虚構が融合する超大作。

1995年、地下鉄にサリンが撒かれ、教祖が逮捕される。だが、教団は公判直後に教祖を奪還、後の歴史は軋みながら軌道を変えた。「予言書」としてその筋書きを書いたのは、教団に拉致され姿を消した作家X。

だがそこには、復讐というもう一つのシナリオが埋め込まれていた。魂が共鳴する、当代随一の琵琶法師的現代文学。

 

3.『ゼロエフ』(2021/3/5発売)

ノンフィクション

講談社

<あらすじ>
被災地を歩き、見て、考えた。あの日から10年、小説家が肉体と思考で挑む初のノンフィクション。

福島のシイタケ生産業者の家に生まれ育った著者が初めて出自を語り、18歳であとにした故郷に全身で向き合った。

生者たちに、そして死者たちに取材をするために。中通りと浜通りを縦断した。いつしか360キロを歩き抜いた。報道からこぼれ落ちる現実を目にした。ひたすらに考えた。

時間が経たなければ、出てこない言葉がある。小説家だからこその洞察に基づく震災論にして国家論!

小説ではなくノンフィクション作品になります。


単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!



古川日出男の文庫本新刊情報

1.『平家物語 犬王の巻』(2021/12/22発売)

文庫最新刊

河出書房新社

<あらすじ>
能楽師・犬王と盲目の琵琶法師・友魚(ともな)の友情が最高のエンタメを作り出す!

「犬王」として湯浅政明監督により映画化。

2017年の単行本の文庫版です。

2.『あるいは修羅の十億年』(2019/11/20発売)

集英社

<あらすじ>
2026年。五輪後、荒廃が進み移民で溢れる東京。

人工心臓を持つ少女・谷崎ウランは、メキシコ人芸術家に卓越した想像力を買われ、東京の“架空の歴史”を創作し始める。

彼女の「神話」は周囲に15年前の“ある記憶”を呼び覚ます。一方、放射能に汚染された被災地「島」から従姉弟同士の二人が上京。十代の三人が出会う時、何が起こるのか。

力強く描かれる驚愕の近未来。そこにあなたは希望の光を見る。

2016年の単行本の文庫版です。

3.『馬たちよ、それでも光は無垢で』(2018/2/28発売)

新潮社

<あらすじ>
ある物語に“狗塚牛一郎”という男がいた。彼は三人きょうだいの長男で、青森の名家に生まれた。東北の正史を記憶する家に。その彼の声がしている。「書け」と。

牛一郎の言葉を、小説家は福島で聴いた。2011年 4 月。東日本大震災からは、まだ一か月と経っていない。極限の現実を前に、東京から北を目指し、生まれ故郷の土を踏んだ「私」──。

場所も歴史も超越し、善き想像力が世界を救う。

2011年の単行本の文庫版です。



まとめ

それぞれおさらいします。

単行本新刊

  1. 『天音』(2022/11/20発売)
  2. 『曼陀羅華X』(2022/3/15発売)
  3. 『ゼロエフ』(2021/3/5発売)

文庫本新刊

  1. 『平家物語 犬王の巻』(2021/12/7発売)
  2. 『あるいは修羅の十億年』(2019/11/20発売)
  3. 『スローモーション』(2015/1/2発売)

比較的コンスタントに作品を発表している古川日出男さん。次作が楽しみですね。

それでは、良い読書体験を!

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