『桐島、部活やめるってよ』で鮮烈なデビューを遂げた朝井リョウさん。
戦後最年少直木賞作家として、悩める青少年や少女たちの心情をつづる青春小説を数多く発表しています。
そこで朝井リョウさんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から3冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
朝井リョウの単行本新刊情報
1.『正欲』(2021/3/26発売)
最新刊
新潮社
<あらすじ>
生き延びるために手を組みませんか――いびつで孤独な魂が奇跡のように巡り遭う。
あなたの想像力の外側を行く、気迫の書下ろし長篇。
単行本はこちらが最新刊です。
2.『スター』(2020/10/7発売)
朝日新聞出版
<あらすじ>
「どっちが先に有名監督になるか、勝負だな」新人の登竜門となる映画祭でグランプリを受賞した立原尚吾と大土井紘。ふたりは大学卒業後、名監督への弟子入りとYouTubeでの発信という真逆の道を選ぶ。
受賞歴、再生回数、完成度、利益、受け手の反応――
作品の質や価値は何をもって測られるのか。私たちはこの世界に、どの物差しを添えるのか。
朝日新聞連載、デビュー10年にして放つ新世代の長編小説。
3.『発注いただきました!』(2020/3/5発売)
集英社
<あらすじ>
『桐島、部活やめるってよ』でのデビューから十年。森永製菓、ディオール、JT、JRA、アサヒビール、サッポロビール、資生堂、JA共済など、様々な企業からの原稿依頼があった。原稿枚数や登場人物、物語のシチュエーションなど、小説誌ではあまり例を見ないような制約、お題が与えられるなか、著者はどのように応えてきたのか!?
「キャラメルが登場する小説」「人生の相棒をテーマにする短編」「ウイスキーにまつわる小説」「20を題材にした小説」など、短編小説十四本、エッセイ六本。
普段は明かされることのない原稿依頼内容と、書き終えての自作解説も収録された一冊。十周年に合わせて依頼された新作小説も収録。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
朝井リョウの文庫本新刊情報
1.『風と共にゆとりぬ』(2020/5/8発売)
文庫最新刊、エッセイ
文藝春秋
<あらすじ>
読んで得るもの特にナシ!500枚超の楽しいことだけ詰まった大ボリュームエッセイ集。
多くの読者に愛された、戦後最年少直木賞作家のユーモアあふれるエッセイ集が待望の文庫化。
初出は2017年の単行本の文庫版です。
2.『何様』(2019/6/26発売)
短編集
新潮社
<あらすじ>
生きるとは、何者かになったつもりの自分に裏切られ続けることだ。直木賞受賞作『何者』に潜む謎がいま明かされる―。光太郎の初恋の相手とは誰なのか。理香と隆良の出会いは。社会人になったサワ先輩。烏丸ギンジの現在。瑞月の父親に起こった出来事。拓人とともにネット通販会社の面接を受けた学生のその後。
就活の先にある人生の発見と考察を描く6編!
初出は2016年の単行本の文庫版です。
3.『ままならないから私とあなた』(2019/4/10発売)
中編集
文藝春秋
<あらすじ>
天才少女と呼ばれ、成長に従い無駄なことを切り捨てていく薫と、無駄なものにこそ人のあたたかみが宿ると考える雪子。すれ違う友情と人生の行方を描く表題作。男が先輩の結婚式で出会った美女は、人間関係を「レンタル」で成立させる業者だった―「レンタル世界」。
既存の価値観を心地よく揺さぶる二篇を収録。
初出は2016年の単行本の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『正欲』(2021/3/26発売)
- 『スター』
(2020/10/7発売) - 『発注いただきました!』
(2020/3/5発売)
■文庫本新刊
- 『風と共にゆとりぬ』
(2020/5/8発売) - 『何様』
(2019/6/26発売) - 『ままならないから私とあなた』
(2019/4/10発売)
エッセイも含めてコンスタントに発表し続ける朝井リョウさん。
引き続き新刊情報を追っていきます!