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1990年、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞してデビューした芦辺拓さん。本格ミステリ作家として活躍しています。
そんな芦辺拓さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
芦辺拓の単行本新刊情報
1.『明治殺人法廷』(2024/9/11発売)
最新刊
東京創元社
<あらすじ>
明治二〇年に発布・施行された保安条例のために東京を追放された新聞記者の筑波新十郎と、負け続きのため「コマルさん」と揶揄される大阪の駆け出し弁護士の迫丸孝平。出会うはずのない東西二人の青年は、質屋一家を襲った鏖殺事件の謎に挑むが……
日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞受賞作『大鞠家殺人事件』の著者が、巨星・山田風太郎の〈明治小説〉への敬意を胸に本格ミステリと伝奇時代小説の融合に挑む、圧巻のグランドミステリ!
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『大江戸奇巌城』(2023/1/24発売)
早川書房
<あらすじ>
学問好きのちせ、男装の浅茅、阿蘭陀人と遊女の間に生まれたアフネス、お家騒動から逃れた喜火姫、武術に優れた野風――少女たちは徳川12代将軍・家慶が治める御世に偶然出逢った。
やがて五人は、摩訶不思議な計画で世界統一を目論む存在と対峙することに!!
3.『名探偵は誰だ』(2022/4/19発売)
短編集
光文社
<あらすじ>
そいつはいったい誰なんだ?「ホテルの客で唯一、自分を殺そうとしていないのは?」「豪華客船の中で殺されるのは?」「雪の山荘が爆破される緊急事態に生き残ったのは?」……
多彩な7つの設定で魅せる、奇妙奇天烈、変則フーダニットの見本市。
4.『大鞠家殺人事件』(2021/10/12発売)
東京創元社
<あらすじ>
大阪の商人文化の中心地として栄華を極めた船場――戦下の昭和18年、婦人化粧品販売で富を築いた大鞠家の長男に嫁ぐことになった陸軍軍人の娘、中久世美禰子。だが夫は軍医として出征することになり、一癖も二癖もある大鞠家の人々のなかに彼女は単身残される。
戦局が悪化の一途をたどる中、大鞠家ではある晩“流血の大惨事”が発生する。危機的状況の中、誰が、なぜ、どうやってこのような奇怪な殺人を?
正統派本格推理の歴史に新たな頁を加える傑作長編ミステリ!
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
芦辺拓の文庫本新刊情報
1.『おじさんのトランク 幻燈小劇場』(2022/8/9発売)
文庫最新刊
光文社
<あらすじ>
脇役俳優の私は、プロデューサーの頼みで、幼少期に出会った“おじさん”を題材にした舞台を手掛けることに。彼が何者だったのかを調べ始めると、彼の所有品と思しき古いトランクが見つかった。そこから、おじさんがとある怪事件に関与していたと判明し――。
私が辿り着くのは家族の歴史か、自身の出生の秘密か。人生の意味を問う、異色の幻想譚。
2019年の単行本の文庫版です。
2.『帝都探偵大戦』(2022/1/27発売)
東京創元社
<あらすじ>
半七、銭形平次、顎十郎らが江戸を騒がす奇怪な謎を追う「黎明篇」。ナチスが探す“輝くトラペゾヘドロン”を巡る国家的謀略に巻き込まれた法水麟太郎・帆村荘六らの活躍を描く「戦前篇」。
神津恭介が“あべこべ死体”に遭遇し、明智探偵事務所宛の依頼を受けた小林少年が奇禍に見舞われる。帝都を覆う巨大な陰謀に各都市からも強力な援軍が駆けつけ総力戦を挑む「戦後篇」。
五十人の名探偵たちが新たな犯罪と戦うため、いま集結する。
2018年の単行本の文庫版です。
3.『楽譜と旅する男』(2019/6/12発売)
短編集
光文社
<あらすじ>
依頼があれば、どんな譜面でも、必ず見つけ出す―楽譜探索人。彼は欧州から中国、果ては日本まで…古今東西に散った音楽に秘められる人々の過去まで解き明かす。忘れ去られた旋律が響かせるのは、いつかの罪の記憶か、はたまた美しき愛の残像か。
第14回酒飲み書店員大賞受賞『奇譚を売る店』の魂を受け継ぐ、摩訶不思議の連作幻想短編集。
2017年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■文庫本新刊
- 『おじさんのトランク 幻燈小劇場』(2022/8/9発売)
- 『帝都探偵大戦』(2022/1/27発売)
- 『楽譜と旅する男』(2019/6/12発売)
比較的マイペースに作品を発表している芦辺拓さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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