2014年、『恋歌(れんか)』で第150回直木賞を受賞した朝井まかてさん。
そんな朝井まかてさんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
朝井まかての新刊単行本、文庫一覧
まずは直近の単行本、文庫の一覧です。
■単行本新刊
- 『豆は煮えたか』(2026/4/8発売)
- 『グロリアソサエテ』(2025/12/12発売)
- 『どら蔵』(2025/9/10発売)
- 『青姫』(2024/9/27発売)
- 『秘密の花園』(2024/1/26発売)
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それでは続いて、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
朝井まかての単行本新刊情報
1.『豆は煮えたか』(2026/4/8発売)
最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
深川佐賀町の水茶屋「ささげや」の女将・お玉。彼女は、人の掌に触れると、その人の「人生の束の間が観える」という不思議な力を持っています。悩みを抱えた人々が「豆は煮えたか」という符牒を合図に彼女を訪れ、その不思議な力に導かれていきます。お玉自身も、悲しい事故で夫を失っています。お玉をはじめ、人知れず特別な力を持つ者たちが織りなす連作短編集です。ささげやの女将お玉は、名物の豆餅を売る水茶屋を営んでいます。しかし、彼女にはもう一つの顔がありました。訪れる客の掌に触れることで、その人の未来を垣間見る力。それは本人が望んだものではなく、彼女自身も「あまり気の進む生業ではない」と感じています。
しかし、夫と営んでいたささげやの名物、豆餅をお玉はどうしても上手くつくることができません。女の腕で餅をついても目指すものはできず、小豆を煮ても火加減、塩加減、砂糖の加減までまるで見当違いで、恋しい味にならないのです。客の評判も下がるいっぽうで、どのみち来ない客を待つならと、気が進まないながらも求められると占いをしています。
あるとき、親の決めた縁談と想い人との間で悩む娘、おこうが店を訪れます(「豆は煮えたか」)。お玉の力は、ただ未来を告げるだけでなく、相談者が自らの足で幸せな道を選ぶための、ささやかな道標となっていきます。
本作の魅力は、お玉だけにとどまりません。物語が進むにつれて、それぞれ異なる不思議な力を持つ人物たちが登場し、彼らの運命が交錯していきます。不思議な力を通して描かれるのは、懸命に生きる人々の姿であり、彼らを支える温かな人の縁。登場人物たちが紡ぐ優しさに触れるたび、心がじんわりと温かくなる。読み終えた後、ささげやの豆餅が食べたくなるような、滋味深い一冊です。
2.『グロリアソサエテ』(2025/12/12発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
大正十三年、宗教哲学者の柳宗悦が住む京都の家で女中奉公をはじめた少女サチ。ある日、河井寛次郎という陶芸家が柳家に来訪する。英国帰りの陶芸家・濱田庄司も同席し、男たちはすぐに意気投合した。彼らは共に小道具市を巡り、「下手物」すなわち日用の品に自由な美を見出し、それらを「民藝」と名付けた。薄汚れた古布や、埃にまみれた陶磁器に感嘆し、その美を世に提唱する三人の姿に驚かされるサチ。
佳き品々に満ちた柳家での暮らしと、美を愛する人々との出会いを経て、彼女自身もやがて「民藝」に魅せられていく。百年前の京都で、新たな美「民藝」の世界を切り開いた人々の情熱と輝きの日々を描く歴史長編。
3.『どら蔵』(2025/9/10発売)
講談社
<あらすじ>
天保の世。大坂の道具商の放蕩息子・「どら蔵」こと寅蔵(とらぞう)は、なまじ目利き自慢であるのが運の尽き、奉公先に大損害を与えてしまい、大坂にいられなくなりました。旅に出て辿り着きたるは、知恵と欲が渦巻く江戸の骨董商の世界。手練れたちに揉まれながらも大奮闘! できればよいのですが。そううまくは運ばないのが世の常、人の常。お宝を巡って時に騙され、時に勝負をかけ、時々情に流され――。
丁々発止の果て、どらちゃんは「真物(ほんもの)」の目利きになれるのか?
4.『青姫』(2024/9/27発売)
徳間書店
<あらすじ>
武士と悶着を起こして村を出奔した若者・杜宇が迷い込んだのは、不思議な地。自由経済で成り立ち、誰の支配も受けない「青姫」の郷だった。頭領・満姫のもと、生死を分つ選択さえも籤で決められる。それが天意だからだが、満姫はとんでもない気まま娘、口も意地も悪い。杜宇は命拾いするも米作りを命じられ、田を墾くことから始めねばならなくなった。
生きるために「農」の芸を磨き、民にも馴染んでゆくが、郷には秘密の井戸がある。そしてある日、若い武士が現れた――
「米を作れ! わらわは姫飯が食べたい」
5.『秘密の花園』(2024/1/26発売)
日経BP
<あらすじ>
大名の家臣の家に生まれるも何一つままならず、彷徨い続けた青年時代。放浪の末、当代一の戯作者・山東京伝の門をたたき、蔦屋重三郎の店に奉公して戯作の道に踏み出す。葛飾北斎らとの交誼を経て、馬琴はやがて江戸随一の戯作者となりおおせるのだが……妻はヒステリー、愛する息子は柔弱、『南総里見八犬伝』に着手するも板元とはトラブル続き。それでも馬琴は、武家である滝沢家再興の夢を捨てず、締切に追われながら家計簿をつけ、息子とともに庭の花園で草花を丹精する。
狷介で知られた馬琴の素顔、けなげな哀歓が鮮やかに蘇る。苦難の末、大戯作者が辿り着いた花園とは?
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
朝井まかての文庫本新刊情報
1.『朝星夜星』(2026/3/9発売)
文庫最新刊
PHP研究所
<あらすじ>
朝は朝星、夜は夜星をいただくまで懸命に働き、幕末の長崎で日本初の洋食屋を始めた草野丈吉とゆき夫婦。出店の後押しをしたのは、薩摩藩の重鎮・五代才助(友厚)である。最初は自宅で始めた小さな店は、少しずつ大きくなっていった。そこへ陸奥宗光、後藤象二郎、坂本龍馬らもやって来たが、材料も満足に揃わないなか、経営は窮地に陥る。
やがて明治の世になり、一家は新天地を求め、発展著しい大阪へ。そこで新たに「自由亭」を開業した二人だったが……。
激動の時代に、幾多の困難を乗り越え、夢をつかみ取るまでの夫婦を活き活きと描いた傑作長編。
2023年の単行本の文庫版です。
2.『実さえ花さえ』(2025/4/15発売)
講談社
<あらすじ>
武士も町人も花を愛で、草木を慈しみ、楽しんでいた天下泰平の江戸。向嶋で種苗屋を営む新次とおりん夫婦に、新種の桜草の注文が入る。だが、新次がかつて修業した植木商から思わぬ妨害を受け、夫婦の絆にも危機が訪れる。
著者の愛する江戸の園芸を描き、自然と人間への讃に溢れる傑作時代小説。
〈『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』改題〉
2008年の単行本の文庫新装版です。
3.『ボタニカ』(2025/3/12発売)
祥伝社
<あらすじ>
「わしは植学の草分けになる」明治初期、土佐の野山を駈ける牧野富太郎は、小学校を中退し独学で植物を学び、上京。東京大学で新種発見など目覚ましい活躍をするも、教授に疎まれ大学を出禁になる。
学問の志は高く、私財をなげうち研究に没頭するが、膨らむ借金に生家は廃業、家庭は困窮。それでも富太郎は「なんとかなるろう!」日本植物学の父、情熱と波乱の生涯。
2022年の単行本の文庫版です。
4.『白光』(2024/3/6発売)
文藝春秋
<あらすじ>
明治13年にロシアに留学しイコンを学ぶ。一途さゆえ周囲と衝突し芸術と信仰のはざまでもがきながら生きた女性を描く感動長編。
2021年の単行本の文庫版です。
5.『類』(2023/7/21発売)
集英社
<あらすじ>
明治44年、文豪・森鴎外の末子として誕生した類。優しい父と美しい母志げ、姉の茉莉、杏奴と千駄木の大きな屋敷で何不自由なく暮らしていた。大正11年に父が亡くなり、生活は一変。大きな喪失を抱えながら、自らの道を模索する類は、杏奴とともに画業を志しパリへ遊学。帰国後に母を看取り、やがて、画家・安宅安五郎の娘と結婚。明るい未来が開けるはずが、戦争によって財産が失われ困窮していく――。
昭和26年、心機一転を図り東京・千駄木で書店を開業。忙しない日々のなか、身を削り挑んだ文筆の道で才能を認められていくが……。
明治、大正、昭和、平成。時代の荒波に大きく揺さぶられながら、自らの生と格闘し続けた生涯が鮮やかによみがえる圧巻の長編小説。
文庫版には、二〇二三年一月二十一日、森鷗外記念館(島根県津和野町)の鷗外生誕記念講演会で著者がおこなった講演の内容を書き起こした「鷗外夫人の恋」を収録。
2020年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『豆は煮えたか』(2026/4/8発売)
- 『グロリアソサエテ』(2025/12/12発売)
- 『どら蔵』(2025/9/10発売)
- 『青姫』(2024/9/27発売)
- 『秘密の花園』(2024/1/26発売)
コンスタントに作品を発表している朝井まかてさん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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