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2010年、「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞で選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞しデビューした宮内悠介さん。芥川賞や直木賞の候補に選ばれたこともあります。
そんな宮内悠介さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
宮内悠介の単行本新刊情報
1.『暗号の子』(2024/12/5発売)
最新刊、短編集
文藝春秋
<あらすじ>
わたしたちは、いつまで人間でいられるのか?
新しい暗号通貨、分断のないSNS、超小型人工衛星……宮内悠介が迫る、8つのテクノロジーの新時代!
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『国歌を作った男』(2024/2/15発売)
短編集
講談社
<あらすじ>
21世紀前夜にアメリカで大ヒットしたゲーム「ヴィハーラ」。新作が出るたびに人々を熱狂させ、夢中にさせた国民的ゲームの裏側にいたのは、一人の孤独な男、ジョン・アイヴァネンコ。友人は少なく、幼い頃からプログラミングと音楽に親しみ、たった五年生のときに「ヴィハーラ1」をつくりあげた。
その彼がアメリカンドリームを掴むまでに一体何があったのか、そしてそれでも拭い去れなかった孤独の影にあったものとは。やがて「国歌」とまで謳われるほど膨れ上がった「ヴィハーラ」音楽の作曲者。その生涯を描いた一遍をはじめ、13篇を収録。
宮内悠介のつくりあげる世界は、美しいだけでなく温かい。笑いと涙、驚きに満ちた短編集。
3.『ラウリ・クースクを探して』(2023/8/21発売)
朝日新聞出版
<あらすじ>
1977年、エストニアに生まれたラウリ・クースク。コンピュータ・プログラミングの稀有な才能があった彼は、ソ連のサイバネティクス研究所で活躍することを目指す。だがソ連は崩壊し……。歴史に翻弄された一人の人物を描き出す、かけがえのない物語。
4.『かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖』(2022/1/26発売)
幻冬舎
<あらすじ>
明治末期に実在した若き芸術家たちのサロン、その名も「パンの会」。隅田川沿いの料理店「第一やまと」に集った木下杢太郎、北原白秋、石井柏亭、石川啄木等が推理合戦を繰り広げる。
そこに謎めいた女中・あやのも加わって――。
文庫版が発売です(下記参照)。
5.『黄色い夜』(2020/7/3発売)
集英社
<あらすじ>
東アフリカの大国エチオピアとの国境付近。ルイこと龍一は、そこで知り合ったイタリア人の男・ピアッサとE国へ潜入した。バベルの塔を思わせる巨大な螺旋状の塔内に存在する無数のカジノが、その国の観光資源だった。そこは、砂漠のなかに屹立するギャンブラーたちの魔窟。
上階へ行くほど賭け金は上がり、最上階では国王自らがディーラーとなり、国家予算規模の賭け金で勝てば、E国は自分のものになるという……。
奪われたものを取り戻すために、そして、この国を乗っ取るために、巨大なカジノ・タワーの最上階を目指せ!
注目の作家が放つ、最新ギャンブラーズ小説。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
宮内悠介の文庫本新刊情報
1.『スペース金融道』(2024/3/6発売)
文庫最新刊、短編集
河出書房新社
<あらすじ>
「宇宙だろうと深海だろうと取り立てる」植民惑星の金融会社勤務のぼくは、凄腕の上司とともに今日も債権回収へ。超絶SF連作集。
2016年の単行本の文庫版です。
2.『黄色い夜』(2023/11/17発売)
集英社
<あらすじ>
東アフリカの大国エチオピアとの国境付近。ルイこと龍一は、そこで知り合ったイタリア人の男・ピアッサとE国へ潜入した。バベルの塔を思わせる巨大な螺旋状の塔内に存在する無数のカジノが、その国の観光資源だった。そこは、砂漠のなかに屹立するギャンブラーたちの魔窟。上階へ行くほど賭け金は上がり、最上階では国王自らがディーラーとなり、国家予算規模の賭け金で勝てば、E国は自分のものになるという……。
奪われたものを取り戻すために、そして、この国を乗っ取るために、巨大なカジノ・タワーの最上階を目指せ! 注目の作家が放つ、最新ギャンブラーズ小説。
『岩元先輩ノ推薦』『ぬらりひょんの孫』の椎橋寛氏による描き下ろしカバーで文庫化。
2020年の単行本の文庫版です。
3.『かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖』(2023/10/5発売)
短編集
幻冬舎
<あらすじ>
明治末期、木下杢太郎や北原白秋、石川啄木ら若き芸術家が集ったサロン「パンの会」。彼らは会合のたび、趣向を凝らした料理を味わいながら、推理合戦を繰り広げていた。生まれたての赤ん坊が目玉と臀部をくり貫かれ殺された事件(「さる華族の屋敷にて」)。
陸軍士官学校の校長はなぜ自決したのか ――(「未来からの鳥」)など六篇。
2022年の単行本の文庫版です。
4.『遠い他国でひょんと死ぬるや』(2022/9/9発売)
祥伝社
<あらすじ>
激戦地ルソン島で戦死した、詩人竹内浩三の幻のノートを追って――須藤は、TVディレクターの職を捨て、彼の足跡を辿るべく現地へ渡る。到着直後、謎の西洋人男女に襲われたところを救ったのは、山岳民族の娘ナイマだった。大戦以来の日本人への反感を隠さない彼女は、須藤をミンダナオ島独立闘士ハサンの家に伴うことに。
だがムスリムの一族は、秘密を抱えていた……。
2019年の単行本の文庫版です。
5.『偶然の聖地』(2021/9/15発売)
講談社
<あらすじ>
小説という、旅に出る。国、ジェンダー、SNSーーボーダーなき時代にボーダーなき時代に、鬼才・宮内悠介が届ける世界地図。
300を超える「註」がついた長篇小説。
2019年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『暗号の子』(2024/12/5発売)
- 『国歌を作った男』(2024/2/15発売)
- 『ラウリ・クースクを探して』(2023/8/21発売)
- 『かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖』(2022/1/26発売)
- 『黄色い夜』(2020/7/3発売)
■文庫本新刊
- 『スペース金融道』(2024/3/6発売)
- 『黄色い夜』(2023/11/17発売)
- 『かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖』(2023/10/5発売)
- 『遠い他国でひょんと死ぬるや』(2022/9/9発売)
- 『偶然の聖地』(2021/9/15発売)
コンスタントに作品を発表している宮内悠介さん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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