2015年、『オービタル・クラウド』で第35回日本SF大賞を受賞した藤井太洋さん。SF作家として活躍しています。
そんな藤井太洋さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から3冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
藤井太洋の単行本新刊情報
1.『東京の子』(2019/2/8発売)
最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
この小説は、これから「’20年代」を 生き抜いていく我々の希望になる。東京オリンピックの熱狂は終わった。 これからみんな、搾取されて生きていくのかもしれない。
モラルも理想もすっからかんになったこの国だけど、 僕たちは自分の足で、毎日を駆け抜けていくんだ。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『ハロー・ワールド』(2018/10/18発売)
短編集
講談社
<あらすじ>
専門を持たない「何でも屋」エンジニアの文椎の武器は、ささやかなITテクニックと仕事仲間と正義感。郭瀬と汪の3人でチーム開発した、広告ブロッカーアプリ〈ブランケン〉が、突然インドネシア方面で爆発的に売れ出した。〈ブランケン〉だけが消せる広告は政府広報だ。東南アジアの島国で何が起こっているのか――。果たして彼らはとんでもない情報を掴んでしまった。
文椎は、第二のエドワード・スノーデンなるか?
スケール、エッジ、ハートを兼ね備えた旗手による、静かで熱い革命小説
すでに文庫版が発売されています(下記参照)。
3.『アンダーグラウンド・マーケット』(2015/3/20発売)
朝日新聞出版
<あらすじ>
二〇一八年、日本は二つの経済構造を持つ国になっていた。移民の流入とともに浸透したデジタル仮想通貨「N円」での取引は、税務当局に捕捉されない無税の地下経済圏を生み、表の社会が無視できなくなる規模に成長していたのだ。その一方、「公平な税制」の名目で引き上げられた税金は社会を二つの階級に引き裂き、企業の正社員にならなければ地下経済に生きるしかない状況を生んでいた。木谷巧は、そんな企業の外で働いて生きる「フリービー」と呼ばれる存在。
ITエンジニアとしての技能を活かして、中小企業の商売をN円の無税取引に改造する仕事で報酬を得ていた。ある日、巧はとあるWebの改造を引き受けるが、それは表と地下、二つの巨大経済圏を揺るがす事件の始まりだった―。
日本SF大賞受賞作家が描く、驚愕の近未来。
文庫版が発売されています。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
藤井太洋の文庫本新刊情報
1.『ハロー・ワールド』(2021/3/12発売)
文庫最新刊、短編集
講談社
<あらすじ>
GoogleカーやAmazonのドローンが次々集まってくる「行き先は特異点」、バンコク出張中にドローンを使った政治運動に巻き込まれてしまう「五色革命」、Twitterが中国に門戸を開いたのを機にTwitterクローン〈オクスペッカー〉をアップデートしてインターネットの自由を守ろうとする「巨象の肩に乗って」、マレーシアのビットコインセミナーに参加中に拉致されてしまう「めぐみの雨が降る」。単行本刊行時にAmazonランキング1位を獲得した話題作が、これまでKindle版でしか読むことのできなかった「ロストバゲージ」を新たに加え、待望の文庫化!
2018年の単行本の文庫版です。
2.『ワン・モア・ヌーク』(2020/1/27発売)
新潮社
<あらすじ>
「核の穴は、あなた方をもう一度、特別な存在にしてくれる」。原爆テロを予告する一本の動画が日本を大混乱に陥れた。爆発は 3 月11日午前零時。福島第一原発事故への繫がりを示唆するメッセージの、その真意を政府は見抜けない。
だが科学者と刑事の執念は、互いを欺きながら“正義の瞬間”に向けて疾走するテロリスト二人の歪んだ理想を捉えていた──。
戒厳令の東京、110時間のサスペンス。
3.『公正的戦闘規範』(2017/8/24発売)
短編集
早川書房
<あらすじ>
2024年、上海の日系ゲーム会社に勤める元軍人の趙公正は、春節休暇で故郷の新疆へと帰る途上、思いもかけない“戦場”と遭遇する―近未来中国の対テロ戦争を活写する表題作と、保守と革新に分断されたアメリカを描く「第二内戦」という同一世界観の2篇、デビュー長篇『Gene Mapper』のスピンオフ「コラボレーション」、量子テクノロジーが人類社会を革新する「常夏の夜」など全5篇収録の、変化と未来についての作品集。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『東京の子』(2019/2/8発売)
- 『ハロー・ワールド』(2018/10/18発売)
- 『アンダーグラウンド・マーケット』(2015/3/20発売)
■文庫本新刊
- 『ハロー・ワールド』(2021/3/12発売)
- 『ワン・モア・ヌーク』(2020/1/27発売)
- 『公正的戦闘規範』(2017/8/24発売)
比較的スローペースで刊行している藤井太洋さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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