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【2024年最新版】小川洋子の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

小川洋子の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

1990年に『妊娠カレンダー』で第104回芥川賞を受賞し、2004年には『博士の愛した数式』で第1回本屋大賞を受賞した小川洋子さん。

そんな小川洋子さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!

それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。

※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します

それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。

小川洋子の単行本新刊情報

1.『耳に棲むもの』(2024/10/10発売)

最新刊、短編集

講談社

<あらすじ>
耳の中に棲む私の最初の友だちは涙を音符にして、とても親密な演奏をしてくれるのです。

補聴器のセールスマンだった父の骨壺から出てきた四つの耳の骨(カルテット)。あたたかく、ときに禍々しく、静かに光を放つようにつづられた珠玉の最新作品集。

オタワ映画祭VR部門最優秀賞・アヌシー映画祭公式出品。世界を席巻したVRアニメから生まれた「もう一つの物語」

単行本はこちらが最新刊になります。

2.『川端康成の話をしようじゃないか』(2023/4/16発売)

田畑書店

<あらすじ>
あまりに哀しく、あまりに美しい(=グロテスク)……こんな川端康成の姿を私たちは知らなかった!

没後半世紀を経て、いまなお読み継がれる川端文学の魅力を二人の作家が語り明かす。長く深く愛読してきた作家ならではの分析と考察は、従来の川端文学の読まれ方をアップデートさせる。

五十一回目の命日に贈る「川端康成・讃」

 

3.『からだの美』(2023/3/7発売)

エッセイ

文藝春秋

<あらすじ>
魂は身体の細部にこそ宿る。

隠された美を掬い取り、やわらかに照らし出す。極上の随筆16篇。

イチローの肩、羽生善治の震える中指、ゴリラの背中、高橋大輔の魅惑的な首、ハダカデバネズミのたっぷりとした皮膚のたるみ、貴ノ花のふくらはぎ、赤ん坊の握りこぶし――身体は秘密に満ちている。

「文藝春秋」大好評連載を書籍化。

 

4.『掌に眠る舞台』(2022/9/5発売)

短編集

集英社

<あらすじ>
「だって人は誰でも、失敗をする生きものですものね。だから役者さんには身代わりが必要なの。私みたいな」

金属加工工場の片隅、工具箱の上でペンチやスパナたちが演じるバレエ「ラ・シルフィード」。交通事故の保険金で帝国劇場の「レ・ミゼラブル」全公演に通い始めた私が出会った、劇場に暮らす「失敗係」の彼女。

お金持ちの老人が自分のためだけに屋敷の奥に建てた小さな劇場で、装飾用の役者として生活することになった私。

演じること、観ること、観られること。ステージの彼方と此方で生まれる特別な関係性を描き出す、極上の短編集。

 

5.『遠慮深いうたた寝』(2021/11/10発売)

エッセイ

河出書房新社

<あらすじ>
神戸新聞の人気連載「遠慮深いうたた寝」を中心に、約10年分の中から作家の素顔が垣間見られる、極上エッセイを厳選収録。

 


単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!



小川洋子の文庫本新刊情報

1.『貴婦人aの蘇生 新装版』(2023/9/7発売)

文庫最新刊

朝日新聞出版

<あらすじ>
北極グマの剥製に頭をつっこんで絶命した伯父。

残された伯母は、夜ごと死んだ動物たちに「A」の刺繍をほどこし続ける。この青い瞳の貴婦人は、ロマノフ王朝の最後の生き残りなのか?

若い「私」が古びた洋館で過ごしたひと夏を描く、とびきりクールな長編小説。

新装版に寄せて、著者の長年の愛読者である中嶋朋子氏が巻末エッセイを寄稿。

2002年刊行作品の文庫新装版です。

2.『完璧な病室』(2023/2/21発売)

短編集

中央公論新社

<あらすじ>
死にゆく弟との日々を描く表題作、デビュー短篇「揚羽蝶が壊れる時」、「冷めない紅茶」、「ダイヴィング・プール」。

芥川賞受賞へと向かう最初期の四作品と、自作を振り返る著者最新エッセイを収録。

揺らぐことのない美をたたえた、小川洋子の出発点。

1989年刊行作品の文庫新装版です。

3.『約束された移動』(2022/8/8発売)

短編集

河出書房新社

<あらすじ>
ハリウッド俳優Bの泊まった部屋からは決まって一冊の本が抜き取られていた――。

客室係だけが秘密を知る表題作他6篇の傑作短編集。

2019年刊行作品の文庫版です。

4.『あとは切手を、一枚貼るだけ』(2022/6/22発売)

中央公論新社

<あらすじ>
きみはなぜ、まぶたを閉じて生きると決めたの――

かつて愛し合い、今は遠く隔てられた「私」と「ぼく」。消えた産着、優しいじゃんけん、湖上の会話……

十四通の手紙に編み込まれた哀しい秘密に

どこであなたは気づくでしょうか。

小川洋子と堀江敏幸。二人の作家が互いの言葉に耳を澄ますと、思いもよらぬ謎が浮かび上がる。こよなく美しく、胸を震わせる小説世界。

唯一無二の作品の執筆過程を振り返る、文庫版のための著者対談を収録。

2019年刊行作品の文庫版です。

5.『新装版 密やかな結晶』(2020/12/15発売)

講談社

<あらすじ>
その島では多くのものが徐々に消滅していき、一緒に人々の心も衰弱していった。

鳥、香水、ラムネ、左足。記憶狩りによって、静かに消滅が進んでいく島で、わたしは小説家として言葉を紡いでいた。少しずつ空洞が増え、心が薄くなっていくことを意識しながらも、消滅を阻止する方法もなく、新しい日常に慣れていく日々。

しかしある日、「小説」までもが消滅してしまった。

有機物であることの人間の哀しみを澄んだまなざしで見つめ、空無への願望を、美しく危険な情況の中で描く傑作長編。

1994年刊行作品の文庫新装版です。


文庫本の新刊情報は以上になります。



まとめ

それぞれおさらいします。

単行本新刊

  1. 『耳に棲むもの』(2024/10/10発売)
  2. 『川端康成の話をしようじゃないか』(2023/4/16発売)
  3. 『からだの美』(2023/3/7発売)
  4. 『掌に眠る舞台』(2022/9/5発売)
  5. 『遠慮深いうたた寝』(2021/11/10発売)

長編作品は近年寡作ですが、短編等をコンスタントに発表している小川洋子さん。新作が楽しみですね。

それでは、良い読書体験を!

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ABOUT ME
ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
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