2017年、『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞を受賞した本城雅人さん。直木賞の候補に選ばれたこともあります。
そんな本城雅人さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
本城雅人の単行本新刊情報
1.『キングメーカー』(2023/3/23発売)
最新刊
双葉社
<あらすじ>
日西新聞に中途入社して政治記者になった国枝裕子は編集局長からの特命を帯びていた。それは長年にわたり永田町を裏から操ってきた上席編集委員の木澤行成をメディアから退場させること。木澤は総裁選の投票を操り、国会議員の不祥事を揉み消し、政治家の弱みを握って思うがままに政界を動かしてきた。
新聞記者でありながらキングメーカーとして暗躍する昭和の負の遺産を、若き女性記者が討ち取る――。昭和VS令和、迫真の永田町エンタメ小説!
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『夢を喰う男 ダービー3勝を遂げた馬主、ノースヒルズ前田幸治の覚悟』(2022/6/22発売)
幻冬舎
<あらすじ>
「前田さんは運がいいですな。毎年のようにG1を勝たれるんですから」「いえ、たまたまですよ」と幸治は謙遜するが、腹の中で思ったことは違う。
──なにが運がいいだ。俺はこれまで失敗と落胆を繰り返し、めげずにやってきた。この果てしないトライ&エラーの結果を、運の一言で片づけるな。
失敗から学び、辛い時こそチーム全員で手を取り合って前へ進む。諦めずに進化と変革を目指す者だけが、この世界を生き抜くことができるのだ。幸治には、体でそれがわかっていた。
3.『にごりの月に誘われ』(2022/4/19発売)
東京創元社
<あらすじ>
IT企業の会長・釜田芳人から自叙伝の代筆の依頼を受けた、フリーライター・上阪傑。余命半年だという釜田とは、以前支払いトラブルがあったのに再度依頼してくるのは何故なのか? 取材を進めるにつれ、これまで明かしてこなかった創業エピソードの連続に驚く、と同時にこの依頼の裏に何があるのか疑念は深まっていく――。
吉川英治文学新人賞作家が描く、渾身のミステリ。
4.『四十過ぎたら出世が仕事』(2021/12/9発売)
祥伝社
<あらすじ>
「内示だ。四月から営業三課の課長になってもらうよ」四十歳で課長に昇進した阿南智広は、着任早々に前代未聞のトラブルを抱える。阿南の同期で三年前から課長を務める石渡泰之は、無能な上司に怒りが収まらない。
中途入社組で阿南と同い年、新任課長の和田果穂には、誰にも言えない秘密があった。同期では唯一総務畑に進み、社長秘書となった吉本検司は、近頃なぜか社長から冷遇される。
平松透は、創業社長の息子であることを一切笠に着ず頑張るものの、失敗続きで……。同じ節目を迎えた仲間と悩み、ぶつかりながら、阿南たちは奮闘する。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
本城雅人の文庫本新刊情報
1.『あかり野牧場』(2023/4/13発売)
文庫最新刊
祥伝社
<あらすじ>
北海道の零細牧場で生まれた競走馬キタノアカリが連戦連勝の快挙を遂げ、中央GⅠに挑むことになった。長らく覇権を握ってきた大牧場に抗える期待の新星とあって、馬産地全体がそわそわし始める。妬み、陰口、聞きたくない声が聞こえても、牧場主の灯野摂男は諦めなかった。
落馬の恐怖と闘う騎手、ある秘密を抱えた調教師……関係者全員の希望を背に、アカリが走る!
2020年の単行本の文庫版です。
2.『不屈の記者』(2023/1/24発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
中央新聞の那智紀政は、記者の叔父が残した、謎の建設工事資料の解明に取り組んでいた。叔父は、伝説の調査報道記者と呼ばれていたが、病に倒れてしまったのだ。那智は、仲間たちとともに、叔父の追っていた事件の闇に、少しずつ近づいていくが──。
一方、鬼束建設の新井は、日本初の統合型リゾートの工事計画を任され、過去の汚名を返上しようとしていた。だが、新井の周囲には、計画を妨害するような不穏な動きが……。
3.『オールドタイムズ』(2022/10/14発売)
講談社
<あらすじ>
夕刊紙のエース記者だった不動優作はあえなくリストラ対象に。新たにウェブニュースサイト「オールドタイムズ」の運営に加わるが、早々に行き詰まる。自分より若い出資者兼IT社長から「一週間バズり続けるニュースを」と要求され、嘘(フエイク)を暴くネタを探るのだが。
痛快メディアエンターテインメント小説!
2020年の単行本の文庫版です。
4.『友を待つ』(2022/5/13発売)
祥伝社
<あらすじ>
取調室で沈黙を続ける男が告げたのは、たった一言「友を待つ」――。数々のスクープをすっぱ抜いてきた週刊誌記者瓦間慎也が、不法侵入の疑いで警察の任意同行に応じた。連絡を受けた瓦間の古巣編集部に困惑が広がる。
友とは伝説的コンビの相棒石橋勲を指すのか。十年前、彼らが退職するに至った利益供与事件とは。
言葉を交わさずとも繋がる友情が、ある事件を浮かび上がらせる。
2018年の単行本の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『キングメーカー』(2023/3/23発売)
- 『夢を喰う男 ダービー3勝を遂げた馬主、ノースヒルズ前田幸治の覚悟』(2022/6/22発売)
- 『にごりの月に誘われ』(2022/4/19発売)
- 『四十過ぎたら出世が仕事』(2021/12/9発売)
コンスタントに作品を発表している本城雅人さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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