2017年、『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞を受賞した本城雅人さん。直木賞の候補に選ばれたこともあります。
そんな本城雅人さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
本城雅人の単行本新刊情報
1.『九人のレジェンドと愚か者が一人』(2024/6/19発売)
最新刊
東京創元社
<あらすじ>
26年前、パ・リーグのペナントレースを制した阪和バーバリアンズ。6回2死まで0封された後、満塁ホームラン3本が飛び出して9点差をひっくり返すという史上稀に見る逆転試合をきっかけに、リーグ優勝、そして日本一へと駆け上った。その後の低迷期を経てこの夏、来季の新監督に抜擢されたのは、当時4番を務めた夏川誠だ。大阪毎朝放送がレジェンドと呼ばれたメンバーたちのインタビューと再現試合で構成する特別番組を企画。
取材を進める中で、10人目のレジェンドともいえるマネージャーの存在が浮かび上がる。ところが、あの試合中に盗難事件があり、疑われたマネージャーは退団、そののち非業の死を遂げたという……。
チーム思いのマネージャーがなぜ盗難を行ったのか? 主要メンバー9人の中に、嘘をついた人物がいるのではないか? そして仲間を裏切った愚か者は誰なのか――。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『二律背反』(2023/9/8発売)
祥伝社
<あらすじ>
20年ぶりのリーグ優勝を目前にするプロ野球・横濱セイバーズ。その快進撃の立役者である投手コーチ二見里志は、抑えの新田隆之介らの疲労管理に頭を悩ませ、リリーフ陣を酷使したがる辻原監督と衝突が絶えない。そんな里志のもとに、突然の訃報が届く。
里志の現役時代の恩人であり、ある〝罪〟の発覚以来、球界を追放されていた盟友・檀野晋が亡くなったという。当初、自殺と思われていた事件は殺人と発表され……。
「檀さん。これでも俺は、正義の男だと言えるのか――」
3.『キングメーカー』(2023/3/23発売)
双葉社
<あらすじ>
日西新聞に中途入社して政治記者になった国枝裕子は編集局長からの特命を帯びていた。それは長年にわたり永田町を裏から操ってきた上席編集委員の木澤行成をメディアから退場させること。木澤は総裁選の投票を操り、国会議員の不祥事を揉み消し、政治家の弱みを握って思うがままに政界を動かしてきた。
新聞記者でありながらキングメーカーとして暗躍する昭和の負の遺産を、若き女性記者が討ち取る――。昭和VS令和、迫真の永田町エンタメ小説!
4.『夢を喰う男 ダービー3勝を遂げた馬主、ノースヒルズ前田幸治の覚悟』(2022/6/22発売)
幻冬舎
<あらすじ>
「前田さんは運がいいですな。毎年のようにG1を勝たれるんですから」「いえ、たまたまですよ」と幸治は謙遜するが、腹の中で思ったことは違う。
──なにが運がいいだ。俺はこれまで失敗と落胆を繰り返し、めげずにやってきた。この果てしないトライ&エラーの結果を、運の一言で片づけるな。
失敗から学び、辛い時こそチーム全員で手を取り合って前へ進む。諦めずに進化と変革を目指す者だけが、この世界を生き抜くことができるのだ。幸治には、体でそれがわかっていた。
5.『にごりの月に誘われ』(2022/4/19発売)
東京創元社
<あらすじ>
IT企業の会長・釜田芳人から自叙伝の代筆の依頼を受けた、フリーライター・上阪傑。余命半年だという釜田とは、以前支払いトラブルがあったのに再度依頼してくるのは何故なのか? 取材を進めるにつれ、これまで明かしてこなかった創業エピソードの連続に驚く、と同時にこの依頼の裏に何があるのか疑念は深まっていく――。
吉川英治文学新人賞作家が描く、渾身のミステリ。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
本城雅人の文庫本新刊情報
1.『潜伏 二係捜査(4) 』(2024/9/24発売)
文庫最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
中央新聞の記者・滝谷亮平は、取材協力者だった橋本という老人を久しぶりに訪ねることにした。だが、橋本は、認知症で行方不明になったという。さらに橋本宅は売りに出されて空き家だというのだ。違和感を拭い去れない滝谷は、行方不明事件を専任とする「二係捜査」の信楽京介を頼ることを思いつく。はじめは滝谷の言葉を取り合わない様子の信楽だったが、橋本の名前に驚きの反応を示すのだった。
橋本は、信楽が忘れることのできない「特別な」警察官だった──。
2.『終わりの歌が聴こえる』(2024/5/10発売)
幻冬舎
<あらすじ>
人気絶頂のさなかで逝った天才ギタリストの「伝説の死」。コカイン所持で逮捕された男の暴露によって、十九年ぶりに、その死の真相を二人の刑事が再捜査することとなった。
事故死か殺人か ――被疑者に浮上したのは、同じバンドの元メンバーで今はソロでブレイクしている木宮保だった。音、絆、女、薬……狂騒の旋律に搔き消された慟哭の真実とは?
2021年の単行本の文庫版です。
3.『ゴースト 二係捜査(3) 』(2023/11/24発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
新大久保の路地裏で、喧嘩の仲裁に入った医師が殴られ、反撃して相手に重傷を負わせる事件が起きた。医師の柿沢は傷害容疑で逮捕された。二係捜査の森内洸は、昨年行方不明となった3歳児の母親が、柿沢と小中学の同級生であり、事件当時に病院を休んでいることを突き止める。その母親との関係を取り調べで追及された柿沢は、突然、子供を殺したと自供をはじめるが……。
「遺体なき殺人事件」の真相を追う、書き下ろし第3弾。
4.『逆転 二係捜査(2) 』(2023/10/24発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
十年前、日野市の女児殺害の容疑で逮捕された野村栄慈 は、二審で逆転無罪となった。だが、その野村が、再び逮捕された。茨城で殺害された女児の発見現場付近で、彼の姿が防犯カメラに映っていたのだ。日野市の事件を担当した警視庁の信楽と森内は、野村の余罪を洗うべく捜査を開始する。
一方、野村の無罪を勝ち取った人権派弁護士の岸は、今回の事件でも弁護人を引き受けるが――。衝撃の結末が待ち受ける、書き下ろし。
5.『宿罪 二係捜査』(2023/9/22発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
15年前、ひとりの少女が突如失踪した。彼女の行方を追い続けていた町田署の水谷早苗巡査は病に倒れ、帰らぬ人となった。事件当時、水谷と同僚だった香田警部は、彼女の葬儀に際し、「遺体なき殺人事件」を専任とする警視庁の信楽京介に、再捜査の協力を願い出るのだった。
一方、中央新聞の藤瀬祐里は、信楽が秘密裏に追う事件に迫ろうとしていた──。それぞれの想いと信念が、凍り付いた時を再び動かす。書き下ろし警察小説。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『九人のレジェンドと愚か者が一人』(2024/6/19発売)
- 『二律背反』(2023/9/8発売)
- 『キングメーカー』(2023/3/23発売)
- 『夢を喰う男 ダービー3勝を遂げた馬主、ノースヒルズ前田幸治の覚悟』(2022/6/22発売)
- 『にごりの月に誘われ』(2022/4/19発売)
■文庫本新刊
- 『潜伏 二係捜査(4) 』(2024/9/24発売)
- 『終わりの歌が聴こえる』(2024/5/10発売)
- 『ゴースト 二係捜査(3) 』(2023/11/24発売)
- 『逆転 二係捜査(2) 』(2023/10/24発売)
- 『宿罪 二係捜査』(2023/9/22発売)
コンスタントに作品を発表している本城雅人さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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