2008年に刊行した『ジョーカー・ゲーム』が大ヒットし、人気作家となった柳広司さん。
そんな柳広司さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から3冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
柳広司の単行本新刊情報
1.『アンブレイカブル』(2021/1/29発売)
最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
罪は捜すな、仕立て上げろ1925年、治安維持法成立。太平洋戦争の足音が響くなか、罪状捏造に走る官憲と、信念を貫く男たちとの闘いが始まった……。
『蟹工船』の取材と執筆に熱中するプロレタリア文学の旗手・小林多喜二。反社会的、非国民的思想犯として当局にマークされる反戦川柳作家・鶴彬(つる・あきら)。
同業他社の知人たちに不可思議な失踪が続き、怯える編集者・和田喜太郎。不遇にありながら、天才的な論考を発表し続ける、稀代の哲学者・三木清。
法の贄(にえ)となりながら、男たちは己の信念を貫いた。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『太平洋食堂』(2020/1/24発売)
小学館
<あらすじ>
「目の前で苦しんでいる人から目を背けることは、どうしてもできん」一九〇四年(明治三十七年)、紀州・新宮に西洋の王様がかぶる王冠のような看板を掲げた洋食屋「太平洋食堂」が開店した。
店の主人は「ひげのドクトル(毒取る)さん」と呼ばれ、地元の人たちから慕われていた医師・大石誠之助。アメリカやシンガポール、インドなどに留学した経験を持つ誠之助は、戦争と差別を嫌い、常に貧しき人の側に立って行動する人だった。
やがて幸徳秋水、堺利彦、森近運平らと交流を深めていく中、“主義者”として国家から監視されるようになった誠之助に待ち受ける運命とは―。
ドラマチックな筆致と徹底した時代考証が融合した超近代的歴史長編誕生!
3.『二度読んだ本を三度読む』(2019/4/20発売)
読書案内本
岩波書店
<あらすじ>
年齢を重ねるほど、読書の新鮮さは失われていくのだろうか? 若いころに読んだ名作は、やはり特別だった!作家が繰り返し読んだ本を改めて読み直すと、本は自分自身を写し出し、自分とはるか遠くの世界をつないでくれる……。
若い人はもちろん、すべての人への読書案内。
小説ではなく、岩波新書による読書案内本になります。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
柳広司の文庫本新刊情報
1.『百万のマルコ』(2022/3/18発売)
文庫最新刊
集英社
<あらすじ>
この不可能命題、あなたならどう解きますか?“マルコ・ポーロ”が牢で語る不思議な国の奇想天外な謎の数々。新作短編1本追加!
2007年刊行作品の文庫新装版です。
2.『ゴーストタウン 冥界のホームズ』(2021/7/16発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
ホームズとワトスンが死者の街に? モリアーティとの対決の真相がここに!猛烈な頭痛とともに目覚めたワトスンの目の前に現れたのは、滝から死んだはずのホームズ。彼は骸骨の姿で、ベーカー街はなんと死者の街に!
この奇妙な世界にもモリアーティの影が――。驚愕のミステリ!
3.『風神雷神』(2020/3/12発売)
講談社
<あらすじ>
評判の扇屋「俵屋」の後継ぎとして大旦那の養子となった伊年は、秀吉が開催した醍醐の花見で見た屏風絵や、出雲阿国の舞台、また南蛮貿易で輸入された数々の品から意匠を貪る。彼が絵付けをする「俵屋」の扇は日に日に評判を増していた。伊年が平家納経の修繕を頼まれ描いた表紙絵は、書の天才、本阿弥光悦の興味を惹く出来となる。
伊年は嵯峨野で出版・印刷事業を始めた幼馴染みの角倉与一より、光悦が版下文字を書く日本語書物の下絵を描かないかと持ちかけられる。その料紙を手配するのは、これまた幼馴染みの紙屋宗二。かくして本朝の美と叡智の粋を結集した「嵯峨本」が完成した。
次に、伊年が下絵を描き、光悦が書をしたためた「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」が完成。京の知識人はもちろん、伊年自身もその出来に驚嘆し、涙を流す。
その後光悦に鷹峯へ共に移住しないか問われた伊年は、嘗て観た阿国の舞台や来し方を脳裏に浮かべ、誘いを断り、俵屋を継ぐ決意をした。
2017年刊行作品の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『アンブレイカブル』
(2021/1/29発売) - 『太平洋食堂』
(2020/1/24発売) - 『二度読んだ本を三度読む』
(2019/4/20発売)
■文庫本新刊
- 『百万のマルコ』(2022/3/18発売)
- 『ゴーストタウン 冥界のホームズ』(2021/7/16発売)
- 『風神雷神』(2020/3/12発売)
コンスタントに作品を発表している柳広司さん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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