2000年に「きれぎれ」で第123回芥川賞受賞を受賞した町田康さん。
そんな町田康さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
町田康の単行本新刊情報
1.『俺の文章修行』(2025/1/8発売)
最新刊
幻冬舎
<あらすじ>
・千回読んだ『ちからたろう』がつくった文章の原型と世界観・ゴミ捨て場から持ち去った『ことわざ故事金言小事典』の活躍
・筋道を見せる「プロレス」的文章と敵を倒すための「格闘技」的文章の違い
・文章のいけず――かさね、刻み、間引き、ばか丁寧、無人情/薄情、置換、時代錯誤、がちゃこ、国訛、半畳、ライブ、バラバラ――を使う
・「俺は」と書き始めるか? 「私は」と書き始めるか? その一瞬が次の内容を決める
・「書く姿勢」を取れるのは、いずれ此の世からいなくなる人間だけ
この世にある、書くことでしか伝わらない現実。生きるための文章読本。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『男の愛 俺たちの家』(2024/12/20発売)
左右社
<あらすじ>
令和の世に町田版痛快コメディ(ときどきBL)として蘇ったご存知「清水次郎長」。順調にやくざデビューを果たしたはいいが、肝心なのはその後の活動、とたゆまぬ努力で男を磨く次郎長下積み時代。喧嘩に博打に明け暮れた先に、運命的な再会を果たした初恋の男・福太郎の驚くべき成長とは?
気持ちの整理のつかぬままに「お蝶」を娶り、次郎長が一家を構えるまでを描く、大好評シリーズ第二弾。
3.『くるぶし』(2024/4/1発売)
短歌集
COTOGOTOBOOKS
<あらすじ>
戀人を山に埋めて音樂は四日前から村に漂ふ花活けて横に巻き寿司現代詩捨ててしまつた夢の置き床
突き指が趣味だと言うたあのひともいまは入間でゴミを食べてる
気い狂てアキレス腱をわがで切り這うて行こかな君の近傍
阿呆ン陀羅しばきあげんど歌詠むなおどれは家でうどん食うとけ
迷惑か? 俺は男だマンナくれ夏場体調崩すかもです
4.『ギケイキ3: 不滅の滅び』(2023/11/11発売)
河出書房新社
<あらすじ>
「やっぱ、てめぇら、すげーわ。最高の敵だよ」。日本史上、屈指のヒーロー源義経を描いた古典『義経記』を、小説として現代に甦らせた超絶技巧・抱腹絶倒のシリーズ第3弾。
5.『口訳 古事記』(2023/4/26発売)
講談社
<あらすじ>
アナーキーな神々と英雄たちが繰り広げる、〈世界の始まり〉の物語。前代未聞のおもしろさ!!日本神話が画期的な口語訳で生まれ変わる!町田康の新たな代表作。「汝(われ)、行って、玉取ってきたれや」「ほな、行ってきますわ」
イザナキとイザナミによる「国生み」と黄泉国行、日の神アマテラスの「天の岩屋」ひきこもりと追放された乱暴者スサノオのヤマタノオロチ退治、何度も殺されては甦ったオオクニヌシの国作り、父に疎まれた英雄ヤマトタケルの冒険と死、帝位をめぐる争い、女たちの決断、滅びゆく者たち――。
奔放なる愛と野望、裏切りと謀略にみちた日本最古のドラマが、破天荒な超絶文体で現代に降臨する!
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
町田康の文庫本新刊情報
1.『外道の細道』(2025/2/6発売)
文庫最新刊
河出書房新社
<あらすじ>
敬愛する作家ブコウスキーの足跡を辿り、作家「マーチダ」はメディア界隈の外道たちと旅に出る。『真説・外道の潮騒』文庫化。
2008年刊行作品の文庫版です。
2.『宇治拾遺物語』(2024/4/8発売)
河出書房新社
<あらすじ>
「こぶとりじいさん」として知られる「奇怪な鬼に瘤を除去される」など、現在に通じる心の動きを見事に捉えた名訳33篇を収録。
3.『記憶の盆をどり』(2022/8/10発売)
短編集
講談社
<あらすじ>
数狭い部屋で暮らす男のもとへやって来た、白い謎の生き物。機嫌がよいときはころころ転がって過ごしているが、機嫌が悪くなると、糞尿を垂れ流し、嘔吐し、ひどい声で喚き立てる。
だが、ある日を境に、生き物はどんどん可愛くなり、男の人生もみるみる好転し――(「エゲバムヤジ」)。
短篇の快楽に満ちた作品集。
2019年刊行作品の文庫版です。
4.『猫のエルは』(2021/12/15発売)
短編集
講談社
<あらすじ>
数多くの猫たちと共に暮らし、作家の眼と深い愛情とで彼らを見つめ続けてきた町田康さんだからこそ書けた、五つの猫の物語。作中の愛すべきユニークな猫たちをヒグチユウコさんがイラストに描き起こした、猫を愛するすべての人に贈る珠玉の作品集。
猫の眼で、世界はこんなふうに見えています。
〈収録作品〉諧和会議/猫とねずみのともぐらし/ココア/猫のエルは/とりあえずこのままいこう(全5編)
2018年刊行作品の文庫版です。
5.『しらふで生きる 大酒飲みの決断』(2021/12/9発売)
エッセイ
幻冬舎
下記にリンクあり。
<あらすじ>
30年間毎日酒を飲み続けた作家は、4年前から一滴も飲んでいない。何が起きたのか? どうやってやめたのか? 痩せた! 眠れる! 仕事が捗る! 些細なことにもよろこぶ自分が戻ってきた!
思いがけない禁酒の利得。
2019年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『俺の文章修行』(2025/1/8発売)
- 『くるぶし』(2024/4/1発売)
- 『ギケイキ3: 不滅の滅び』(2023/11/11発売)
- 『口訳 古事記』(2023/4/26発売)
- 『だけどぼくらはくじけない』(2023/3/29発売)
■文庫本新刊
- 『外道の細道』(2025/2/6発売)
- 『男の愛 俺たちの家』(2024/12/20発売)
- 『宇治拾遺物語』(2024/4/8発売)
- 『記憶の盆をどり』(2022/8/10発売)
- 『猫のエルは』(2021/12/15発売)
コンスタントに作品に作品を発表している町田康さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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