小説の新刊、新作情報(作家別) PR

【2024年最新版】小川哲の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

2015年、「ユートロニカのこちら側」で第3回ハヤカワSFコンテストで大賞を受賞してデビューした小川哲(おがわ・さとし)ん。

そんな小川哲さんの新刊情報をまとめました!

それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。

※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します

それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。

小川哲の単行本新刊情報

1.『スメラミシング』(2024/10/10発売)

最新刊、短編集

河出書房新社

<あらすじ>
「理由がほしい。物語がほしい。正義のヒーローが現れて、黒幕の悪事を暴き、世界を変える、そんなお話であってほしい。自分はその物語の登場人物でありたい」──

SNS上のカリスマアカウント〈スメラミシング〉を崇拝する”覚醒者”たちの白昼のオフ会。かれらを観察する陰謀論ソムリエ・〈タキムラ〉の願いとは?

壊れゆく世界の未来を問う、現代の黙示録。宗教 ✕ 超弩級エンタメ6篇を収録した絶品作品集!

こちらが単行本の最新刊になります。

2.『君が手にするはずだった黄金について』(2023/10/18発売)

短編集

新潮社

<あらすじ>
才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは「承認欲求のなれの果て」。

認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。

彼らはどこまで嘘をついているのか? いや、噓を物語にする「僕」は、彼らと一体何が違うというのか? いま注目を集める直木賞作家が、成功と承認を渇望する人々の虚実を描く話題作!

 

3.『君のクイズ』(2022/10/7発売)

朝日新聞出版

<あらすじ>
生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。

いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。

読めば、クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。人生のある瞬間が鮮やかによみがえる。そして読後、あなたの「知る」は更新される!

「不可能犯罪」を解く一気読み必至の卓抜したミステリーにして、エモーショナルなのに知的興奮に満ちた超エンターテインメント!

 

4.『地図と拳』(2022/6/24発売)

集英社

<あらすじ>
「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」

日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。叔父にだまされ不毛の土地へと移住した孫悟空。地図に描かれた存在しない島を探し、海を渡った須野……。

奉天の東にある〈李家鎮〉へと呼び寄せられた男たち。「燃える土」をめぐり、殺戮の半世紀を生きる。

 

5.『嘘と正典』(2019/9/19発売)

早川書房

<あらすじ>
零落した稀代のマジシャンがタイムトラベルに挑む「魔術師」

名馬・スペシャルウィークの血統に我が身を重ねる「ひとすじの光」

東フランクの王を永遠に呪縛する「時の扉」

音楽を通貨とする小さな島の伝説を探る「ムジカ・ムンダーナ」

ファッションとカルチャーが絶え果てた未来に残された「最後の不良」

CIA工作員が共産主義の消滅を企む「嘘と正典」(書き下ろし) 以上全6篇を収録

文庫版が発売です(下記参照)。


単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!



小川哲の文庫本新刊情報

1.『嘘と正典』(2022/7/6発売)

文庫最新刊、短編集

早川書房

<あらすじ>
稀代のマジシャンが本物の時間旅行に挑む「魔術師」、名馬スペシャルウィークを仰ぐ傑作青春小説「ひとすじの光」など全6篇収録

2019年の単行本の文庫版です。

2.『ゲームの王国』(2019/12/4発売)

早川書房

<あらすじ>
小サロト・サル――後にポル・ポトと呼ばれたクメール・ルージュ首魁の隠し子、ソリヤ。貧村ロベーブレソンに生まれた、天賦の「識(ヴィンニャン)」を持つ神童のムイタック。

運命と偶然に導かれたふたりは、軍靴と砲声に震える1975年のカンボジア、バタンバンで邂逅した。

秘密警察、恐怖政治、テロ、強制労働、虐殺――百万人以上の生命を奪い去ったあらゆる不条理の物語は、少女と少年を見つめながら粛々と進行する……まるで、ゲームのように。

2017年の単行本の文庫版です。

3.『ユートロニカのこちら側』(2017/12/6発売)

短編集

早川書房

<あらすじ>
巨大情報企業による実験都市アガスティアリゾート。

その街では個人情報――視覚や聴覚、位置情報等全て――を提供して得られる報酬で、平均以上の豊かな生活が保証される。しかし、誰もが羨む彼岸の理想郷から零れ落ちる人々もいた……。

苦しみの此岸をさまよい、自由を求める男女が交錯する6つの物語。第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉受賞作、約束された未来の超克を謳うポスト・ディストピア文学。

2015年の単行本の文庫版です。


文庫本の新刊情報は以上になります。



まとめ

それぞれおさらいします。

単行本新刊

  1. 『スメラミシング』(2024/10/10発売)
  2. 『君が手にするはずだった黄金について』(2023/10/18発売)
  3. 『君のクイズ』(2022/10/7発売)
  4. 『地図と拳』(2022/6/24発売)
  5. 『嘘と正典』(2019/9/19発売)

文庫本新刊

  1. 『嘘と正典』(2022/7/6発売)
  2. 『ゲームの王国』(2019/12/4発売)
  3. 『ユートロニカのこちら側』(2017/12/6発売)

以上になります。じっくりと期間を空けて作品を発表している小川哲さん。次作が楽しみですね。

それでは、良い読書体験を!

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ABOUT ME
ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
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