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2015年、「ユートロニカのこちら側」で第3回ハヤカワSFコンテストで大賞を受賞してデビューした小川哲(おがわ・さとし)さん。
そんな小川哲さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
小川哲の新刊単行本、文庫一覧
まずは直近の単行本、文庫の一覧です。
■単行本新刊
- 『言語化するための小説思考』(2025/10/23発売)
- 『火星の女王』(2025/10/22発売)
- 『Street Fiction by SATOSHI OGAWA』(2024/12/16発売)
- 『スメラミシング』(2024/10/10発売)
- 『君が手にするはずだった黄金について』(2023/10/18発売)
■文庫本新刊
- 『地図と拳』(2025/6/20発売)
- 『君のクイズ』(2025/4/25発売)
- 『嘘と正典』(2022/7/6発売)
- 『ゲームの王国』(2019/12/4発売)
- 『ユートロニカのこちら側』(2017/12/6発売)
※リンク先はAmazonです
それでは続いて、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
小川哲の単行本新刊情報
1.『言語化するための小説思考』(2025/10/23発売)
最新刊、新書
講談社
<あらすじ>
その文章、「自分のため」に書いていませんか?「伝える」ではない、「伝わる」言葉を、文章を生み出すために、小説家はいつも何を考えているのかーー?
『ゲームの王国』『地図と拳』『君のクイズ』『火星の女王』
祝デビュー10周年! 時代を席巻する直木賞作家・小川哲が、「執筆時の思考の過程(=企業秘密)」をおしみなく開陳!どうやって自分の脳内にあるものを言語化するかを言語化した、目からウロコの思考術!
☆小説の改稿をめぐる短編「エデンの東」も収録!
☆手に取りやすい新書サイズで刊行!
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『火星の女王』(2025/10/22発売)
早川書房
<あらすじ>
地球外知的生命の探求のため、人生をかけて火星にやってきた生物学者のリキ・カワナベは、スピラミンという物質の結晶構造の変化を発見する。いっぽう火星生まれの学生、リリ―E1102は、地球に観光に行くことを夢みて遠心型人工重力施設に通っていた。地球で種子島在住の白石アオトは、ISDA職員として働きながらリリとの約束を思い出していた。
カワナベの発見が世界を揺るがすとき、リリの身にも危機が迫り――地球と火星、遠く離れたふたつの星をめぐって人々の心が交錯していく壮大な人間ドラマ。
3.『Street Fiction by SATOSHI OGAWA』(2024/12/16発売)
対談集
KADOKAWA
<あらすじ>
TOKYO FM/JFN発のラジオ対談番組『Street Fiction by SATOSHI OGAWA』がついに書籍化!いま大注目の直木賞作家・小川哲が濃密な対話を重ねたゲストのうち、11名を厳選して収録。小説家はもちろん、映画監督からアイドルまで、さまざまな分野の異才たちの原点と創作のアイデア、そして知られざる本心に迫ります。
書籍化を記念して、雑誌『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)2024年1月号に掲載された加藤シゲアキ氏との対談も特別収録。
4.『スメラミシング』(2024/10/10発売)
短編集
河出書房新社
<あらすじ>
「理由がほしい。物語がほしい。正義のヒーローが現れて、黒幕の悪事を暴き、世界を変える、そんなお話であってほしい。自分はその物語の登場人物でありたい」──SNS上のカリスマアカウント〈スメラミシング〉を崇拝する”覚醒者”たちの白昼のオフ会。かれらを観察する陰謀論ソムリエ・〈タキムラ〉の願いとは?
壊れゆく世界の未来を問う、現代の黙示録。宗教 ✕ 超弩級エンタメ6篇を収録した絶品作品集!
5.『君が手にするはずだった黄金について』(2023/10/18発売)
短編集
新潮社
<あらすじ>
才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは「承認欲求のなれの果て」。認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。
彼らはどこまで嘘をついているのか? いや、噓を物語にする「僕」は、彼らと一体何が違うというのか? いま注目を集める直木賞作家が、成功と承認を渇望する人々の虚実を描く話題作!
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
小川哲の文庫本新刊情報
1.『地図と拳』(2025/6/20発売)
文庫最新刊
集英社
<あらすじ>
日本からの密偵に通訳として帯同した細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。桃源郷の噂に騙されて移住した孫悟空。地図に描かれた存在しないはずの島を探し、海を渡った須野。日露戦争前夜、満洲の名もなき都市に呼び寄せられた人々は、「燃える土」をめぐり殺戮の半世紀を生きる。
広大な白紙の地図を握りしめ、彼らがそこに思い描いた夢とは――。
2022年の単行本の文庫版です。
2.『君のクイズ』(2025/4/25発売)
朝日新聞出版
<あらすじ>
クイズ番組の決勝で、僕の対戦相手は1文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。彼はなぜ正答できたのか?推理作家協会賞受賞&本屋大賞6位、圧巻のエンターテインメント。文庫化に際し短編小説「僕のクイズ」を収録! 解説は田村正資氏。
2019年の単行本の文庫版です。
3.『嘘と正典』(2022/7/6発売)
短編集
早川書房
<あらすじ>
稀代のマジシャンが本物の時間旅行に挑む「魔術師」、名馬スペシャルウィークを仰ぐ傑作青春小説「ひとすじの光」など全6篇収録
2019年の単行本の文庫版です。
4.『ゲームの王国』(2019/12/4発売)
早川書房
<あらすじ>
小サロト・サル――後にポル・ポトと呼ばれたクメール・ルージュ首魁の隠し子、ソリヤ。貧村ロベーブレソンに生まれた、天賦の「識(ヴィンニャン)」を持つ神童のムイタック。運命と偶然に導かれたふたりは、軍靴と砲声に震える1975年のカンボジア、バタンバンで邂逅した。
秘密警察、恐怖政治、テロ、強制労働、虐殺――百万人以上の生命を奪い去ったあらゆる不条理の物語は、少女と少年を見つめながら粛々と進行する……まるで、ゲームのように。
2017年の単行本の文庫版です。
5.『ユートロニカのこちら側』(2017/12/6発売)
短編集
早川書房
<あらすじ>
巨大情報企業による実験都市アガスティアリゾート。その街では個人情報――視覚や聴覚、位置情報等全て――を提供して得られる報酬で、平均以上の豊かな生活が保証される。しかし、誰もが羨む彼岸の理想郷から零れ落ちる人々もいた……。
苦しみの此岸をさまよい、自由を求める男女が交錯する6つの物語。第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉受賞作、約束された未来の超克を謳うポスト・ディストピア文学。
2015年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『言語化するための小説思考』(2025/10/23発売)
- 『火星の女王』(2025/10/22発売)
- 『Street Fiction by SATOSHI OGAWA』(2024/12/16発売)
- 『スメラミシング』(2024/10/10発売)
- 『君が手にするはずだった黄金について』(2023/10/18発売)
■文庫本新刊
- 『地図と拳』(2025/6/20発売)
- 『君のクイズ』(2025/4/25発売)
- 『嘘と正典』(2022/7/6発売)
- 『ゲームの王国』(2019/12/4発売)
- 『ユートロニカのこちら側』(2017/12/6発売)
次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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