2015年、「ユートロニカのこちら側」で第3回ハヤカワSFコンテストで大賞を受賞してデビューした小川哲(おがわ・さとし)さん。
そんな小川哲さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
小川哲の単行本新刊情報
1.『Street Fiction by SATOSHI OGAWA』(2024/12/16発売)
最新刊、対談集
KADOKAWA
<あらすじ>
TOKYO FM/JFN発のラジオ対談番組『Street Fiction by SATOSHI OGAWA』がついに書籍化!いま大注目の直木賞作家・小川哲が濃密な対話を重ねたゲストのうち、11名を厳選して収録。小説家はもちろん、映画監督からアイドルまで、さまざまな分野の異才たちの原点と創作のアイデア、そして知られざる本心に迫ります。
書籍化を記念して、雑誌『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)2024年1月号に掲載された加藤シゲアキ氏との対談も特別収録。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『スメラミシング』(2024/10/10発売)
短編集
河出書房新社
<あらすじ>
「理由がほしい。物語がほしい。正義のヒーローが現れて、黒幕の悪事を暴き、世界を変える、そんなお話であってほしい。自分はその物語の登場人物でありたい」──SNS上のカリスマアカウント〈スメラミシング〉を崇拝する”覚醒者”たちの白昼のオフ会。かれらを観察する陰謀論ソムリエ・〈タキムラ〉の願いとは?
壊れゆく世界の未来を問う、現代の黙示録。宗教 ✕ 超弩級エンタメ6篇を収録した絶品作品集!
3.『君が手にするはずだった黄金について』(2023/10/18発売)
短編集
新潮社
<あらすじ>
才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは「承認欲求のなれの果て」。認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。
彼らはどこまで嘘をついているのか? いや、噓を物語にする「僕」は、彼らと一体何が違うというのか? いま注目を集める直木賞作家が、成功と承認を渇望する人々の虚実を描く話題作!
4.『君のクイズ』(2022/10/7発売)
朝日新聞出版
<あらすじ>
生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。
読めば、クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。人生のある瞬間が鮮やかによみがえる。そして読後、あなたの「知る」は更新される!
「不可能犯罪」を解く一気読み必至の卓抜したミステリーにして、エモーショナルなのに知的興奮に満ちた超エンターテインメント!
5.『地図と拳』(2022/6/24発売)
集英社
<あらすじ>
「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。叔父にだまされ不毛の土地へと移住した孫悟空。地図に描かれた存在しない島を探し、海を渡った須野……。
奉天の東にある〈李家鎮〉へと呼び寄せられた男たち。「燃える土」をめぐり、殺戮の半世紀を生きる。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
小川哲の文庫本新刊情報
1.『嘘と正典』(2022/7/6発売)
文庫最新刊、短編集
早川書房
<あらすじ>
稀代のマジシャンが本物の時間旅行に挑む「魔術師」、名馬スペシャルウィークを仰ぐ傑作青春小説「ひとすじの光」など全6篇収録
2019年の単行本の文庫版です。
2.『ゲームの王国』(2019/12/4発売)
早川書房
<あらすじ>
小サロト・サル――後にポル・ポトと呼ばれたクメール・ルージュ首魁の隠し子、ソリヤ。貧村ロベーブレソンに生まれた、天賦の「識(ヴィンニャン)」を持つ神童のムイタック。運命と偶然に導かれたふたりは、軍靴と砲声に震える1975年のカンボジア、バタンバンで邂逅した。
秘密警察、恐怖政治、テロ、強制労働、虐殺――百万人以上の生命を奪い去ったあらゆる不条理の物語は、少女と少年を見つめながら粛々と進行する……まるで、ゲームのように。
2017年の単行本の文庫版です。
3.『ユートロニカのこちら側』(2017/12/6発売)
短編集
早川書房
<あらすじ>
巨大情報企業による実験都市アガスティアリゾート。その街では個人情報――視覚や聴覚、位置情報等全て――を提供して得られる報酬で、平均以上の豊かな生活が保証される。しかし、誰もが羨む彼岸の理想郷から零れ落ちる人々もいた……。
苦しみの此岸をさまよい、自由を求める男女が交錯する6つの物語。第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉受賞作、約束された未来の超克を謳うポスト・ディストピア文学。
2015年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『Street Fiction by SATOSHI OGAWA』(2024/12/16発売)
- 『スメラミシング』(2024/10/10発売)
- 『君が手にするはずだった黄金について』(2023/10/18発売)
- 『君のクイズ』(2022/10/7発売)
- 『地図と拳』(2022/6/24発売)
■文庫本新刊
- 『嘘と正典』(2022/7/6発売)
- 『ゲームの王国』(2019/12/4発売)
- 『ユートロニカのこちら側』(2017/12/6発売)
以上になります。じっくりと期間を空けて作品を発表している小川哲さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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