2001年、『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞を受賞してデビューした笹本稜平(ささもと・りょうへい)さん。
■訃報:笹本稜平さんは病気のため、2021年11月22日に逝去されました(享年70)。謹んでご冥福をお祈りします。このブログでは、笹本さんの関連書籍等が刊行されましたら今後も発信していきます。
そんな笹本稜平さんの新刊情報をまとめました。
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
笹本稜平の単行本新刊情報
1.『流転 越境捜査』(2022/4/21発売)
最新刊
双葉社
<あらすじ>
12年前、富豪一家3人を惨殺し20億円もの資産とともに国外逃亡した男が横浜市内で目撃された。さっそく警視庁捜査一課で継続捜査を担当する鷺沼が捜査に乗り出すが……。昨年11月に急逝した著者の代表的シリーズ「越境捜査」、その最新刊にして最終刊。
こちらが単行本の最新刊になります。
文庫版が発売です(下記参照)。
2.『山狩』(2022/1/18発売)
光文社
<あらすじ>
ストーカーにつきまとわれていた女性が山中で死体となって発見される。事故あるいは自殺と思われたが、女性の家族は納得せず、復讐に動きかねない。一方、ストーカーとして告発された男は、名家の御曹司であることを楯に、取り調べを拒否して、行方をくらましてしまう……。
山に消えたのは凶悪な加害者か、それとも、復讐に燃える被害者か。犯罪の連鎖の果て、たどり着いた結末とは!?
文庫版が発売です(下記参照)。
3.『アイスクライシス』(2021/8/26発売)
徳間書店
<あらすじ>
資源探査会社に勤める郷田裕斗は、海底油田の探査のために北極の基地にいた。仲間は同僚や、アメリカ人の準石油メジャーのオブザーバー、海洋学者、そしてカナダ系イヌイットたち。ある日、北極海の水中で核実験が行われる。だが、郷田たちはまだそのことを知らず、いつの間にか孤立していたのだった。
通信機器の故障により外部との連絡は取れず、リード(氷の割れ目)は増え続け、燃料と食料も刻一刻と減る中、ついに精神を追い詰められる者まで現れて……。
大国の思惑と駆け引きに巻き込まれた郷田たちは、氷の世界で生き残ることができるのか。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう。
笹本稜平の文庫本新刊情報
1.『山狩』(2024/10/8発売)
文庫最新刊
光文社
<あらすじ>
千葉の伊予ヶ岳山中で発見された女性の死体。事故死か自殺と思われたが、彼女が直前までストーカー被害に遭っていたことがわかる。彼女の死に関与しているのではないかと疑われるの加害者は、地元の名家の御曹司。その前後に目撃されているが、不審なアリバイ工作をしており、さらには父親の権力を使って県警の上層部に圧力をかけ、取り調べも拒否し行方をくらませる。警察内部でも敵か味方か判然としない中、脅しに屈しない県警の一部と女性の遺族が立ち上がる。
しかし、銃撃事件も発生して事態は混迷。そして被害者の遺族も姿を消し、舞台は女性が死んだ山へと……。
山岳小説と警察小説、どちらのジャンルでも傑作を残した著者、最後の感動作!
2022年の単行本の文庫版です。
2.『流転 越境捜査』(2024/8/7発売)
双葉社
<あらすじ>
12年前、富豪一家3人を惨殺し20億円もの資産とともに国外逃亡した男が横浜市内で目撃された。さっそく警視庁捜査一課で継続捜査を担当する鷺沼が捜査に乗り出すが・・・・・・。2022年11月に急逝した著者の代表的シリーズ「越境捜査」、その最新刊にして最終刊
2022年の単行本の文庫版です。
3.『希望の峰 マカルー西壁』(2023/5/11発売)
祥伝社
<あらすじ>
眼前にそそり立つ絶壁を前に、奈良原和志は死の予感に襲われた。標高8000メートルから空中にせり出す巨壁・マカルー西壁。ヒマラヤ最大の難関は人類を拒み続けていた。それでも、和志は余命わずかな師・磯村賢一に頂上から声を届けるため、デスゾーンへの冬季ソロ初登攀に挑む。
ところが、和志を敵対視するフランス人マルクが卑劣な妨害工作を仕掛けてきて……。
2020年の単行本の文庫版です。
4.『アイスクライシス』(2023/3/10発売)
徳間書店
<あらすじ>
資源探査会社に勤める郷田裕斗は、海底油田の探査のために北極の基地にいた。仲間は同僚や、アメリカ人の準石油メジャーのオブザーバー、海洋学者、そしてカナダ系イヌイットたち。ある日、北極海の水中で核実験が行われる。だが、郷田たちはまだそのことを知らず、いつの間にか孤立していたのだった。通信機器の故障により外部との連絡は取れず、リード(氷の割れ目)は増え続け、燃料と食料も刻一刻と減る中、ついに精神を追い詰められる者まで現れて……。
大国の思惑と駆け引きに巻き込まれた郷田たちは、氷の世界で生き残ることができるのか。
2021年の単行本の文庫版です。
5.『公安狼』(2023/1/12発売)
徳間書店
<あらすじ>
唐沢龍二は、恋人の吉村久美子に誘われて大学の奇妙な会に入る。会の名は「グループ・アノニマス」。一見映画論を語っているようでいて、唐沢の理系の知識を利用して爆弾テロを目論む活動組織のようだった。1年後の1998年。東京都西神田のビルで自爆テロが発生した。死亡者でもある実行犯は久美子だという。真実を暴くため、公安捜査官となった唐沢だったが、アノニマスのスパイという風評や、危うい捜査はいくつもの敵をつくってしまい……。
2020年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『流転 越境捜査』(2022/4/21発売)
- 『山狩』(2022/1/18発売)
- 『アイスクライシス』(2021/8/26発売)
■文庫本新刊
- 『山狩』(2024/10/8発売)
- 『流転 越境捜査』(2024/8/7発売)
- 『希望の峰 マカルー西壁』(2023/5/11発売)
- 『アイスクライシス』(2023/3/10発売)
- 『公安狼』(2023/1/12発売)
笹本稜平さんの新作がもう読めなくなるのは残念です。関連書籍が刊行されましたら、今後も掲載していきます。
それでは、良い読書体験を。
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