2006年、「憂鬱なハスビーン」で第49回群像新人文学賞を受賞して小説家デビューした朝比奈あすか(あさひな・あすか)さん。
そんな朝比奈あすかさんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
朝比奈あすかの単行本新刊情報
1.『いつか、あの博物館で。: アンドロイドと不気味の谷』(2024/7/1発売)
最新刊
東京書籍
<あらすじ>
ロボット博物館への校外学習で同じ行動班になった、安藤悠真、長谷川湊、清水陽菜、市川咲希の四人の中学一年生。その博物館には、「美しすぎる」アンドロイドの気象予報士が展示されていた。その日の体験をきっかけに、それぞれがロボットと人間の違いを考える。完璧な美しさや強さを持つロボット、やさしい言葉をかけてくれるロボット、いつまでも死なないロボット……。
それでも、ロボットにはない自分だけの心を確かめ、他者と触れ合い、距離感に悩みつつも、気持ちがつながる瞬間を大事に、新しい自分を作っていく――。
不思議な縁でつながった、性格や家庭環境の異なる男女四人。彼らの中学一年から三年までの三年間をそれぞれの視点から描いた、現代社会に生きるさまざまな子どもたちの姿を切り取る著者による、中学生たちの日常(いま)の群像劇。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『ミドルノート』(2023/9/29発売)
実業之日本社
<あらすじ>
食品会社同期でワーキングマザーの菜々と愛美。アロマデザイナーに転身した元同期の麻衣。菜々たちと同い歳の派遣社員・彩子。働くスタイルや活躍の場が異なる四人のアラサー女性は、新型肺炎が蔓延し、混沌とした時代の波に揉まれ、変化を余儀なくされる。
焦りや不安、重圧のなかで、彼女たちが拠りどころにしたものとは!?
3.『ななみの海』(2022/2/17発売)
双葉社
<あらすじ>
児童養護施設で暮らす高校生のななみ。「馬鹿にされるな」という祖母の言葉を胸に、医学部進学を目指し受験勉強に励む日々。ダンス部最後の発表会、初めての彼氏、進学費用のためのアルバイトなど、高校生活を色濃く過ごすなか、ななみが自分の意志で選択した道とは――。
十代の心許なさや揺らぎを繊細に掬いとり、前途を温かく照らす青春エール小説。
4.『翼の翼』(2021/9/22発売)
光文社
<あらすじ>
なぜ我が子のことになると、こんなにも苦しいの? ひとり息子の中学受験挑戦。塾に、ライバルに、保護者達に振り回され、世間の噂に、家族に、自分自身のプライドに絡め取られていく。
過熱する親の心情を余すところなく描いた、凄まじき家族小説。
5.『君たちは今が世界』(2019/6/28発売)
短編集
KADOKAWA
<あらすじ>
六年三組の調理実習中に起きた、洗剤混入事件。犯人が誰も名乗りでない中、担任の幾田先生はクラス全員にある言葉を言い放ち、去っていった。先生の残酷な言葉は、誰かが守ってくれる子どもの世界に終わりを連れてくる。いじられ役、優等生、『問題児』、クラスの女王の親友。
教室での立ち位置がまったく違う4人は、苦悩と希望を抱えながら自分の居場所を必死に探し求めていて……。
文庫版が発売されています(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
朝比奈あすかの文庫本新刊情報
1.『君たちは今が世界』(2021/7/16発売)
文庫最新刊、短編集
KADOKAWA
<あらすじ>
「文ちん、やれるよな?」人気者とつるむようになってから、文也は自分がクラスの中心にいるような気分がする。担任の幾田先生は地味で怖くないし、友達と認定してくれるみんなと一緒にいるのが一番大切だ。ある日、クラスを崩壊させる大事件に関わってしまうまでは――。(「みんなといたいみんな」)今の自分は仮の姿だ。六年生の杏美は、おとなしい友人の間で息をひそめて学級崩壊したクラスをやりすごし、私立中学に進学する日を心待ちにしている。宿題を写したいときだけ都合よく話しかけてくる”女王”香奈枝のことも諦めているが、彼女と親友同士だった幼い記憶がよみがえり……。(「こんなものは、全部通り過ぎる」)
学校も家庭も、子どもは生きる世界を選べない。胸が苦しくなるような葛藤と、その先にある光とは。
2020年、難関中学校の入試問題に数多く取り上げられた話題作に、文庫でしか読めない特別篇「仄かな一歩」を加えた決定版!
2019年刊行の単行本の文庫化作品です。
2.『人生のピース』(2021/5/13発売)
双葉社
<あらすじ>
中高女子校で共に過ごした潤子、みさ緒、礼香。ただいま34歳。「彼氏いない歴=年齢」だった礼香が、見合い結婚することになった。潤子はにわかに焦り、結婚相談所に入会。
みさ緒もダメ男と手を切ってマンションを買おうとする。ありがちな選択をした彼女たちが紡ぐ、決してありがちではない自分だけの婚活ストーリー。
2018年刊行の単行本の文庫化作品です。
3.『人間タワー』(2020/11/10発売)
文藝春秋
<あらすじ>
運動会の花形「人間タワー」の是非をめぐるノンストップ群像劇。教師、生徒、親、無数の思惑を巻き込んで想像を超えた結末が訪れる!
2017年刊行の単行本の文庫化作品です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『いつか、あの博物館で。: アンドロイドと不気味の谷』(2024/7/1発売)
- 『ミドルノート』(2023/9/29発売)
- 『ななみの海』(2022/2/17発売)
- 『翼の翼』(2021/9/22発売)
- 『君たちは今が世界』(2019/6/28発売)
■文庫本新刊
- 『君たちは今が世界』(2021/7/16発売)
- 『人生のピース』(2021/5/13発売)
- 『人間タワー』(2020/11/10発売)
コンスタントに作品を発表している朝比奈あすかさん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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