1979年に短編集『ナポレオン狂』で第81回直木賞を受賞した阿刀田高(あとうだ・たかし)さん。85歳を超えた今でも現役で活躍しています。
そんな阿刀田高さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
阿刀田高の単行本新刊情報
1.『小説作法の奥義』(2022/12/19発売)
最新刊
新潮社
<あらすじ>
小説が躍動する登場人物命名法、読者を満足させる〈九合目の理論〉、書き出しとタイトルのパターンとコツ、本を持たない蔵書術――短篇の名手にして古典名作案内「知っていますか」シリーズの著者が、来し方を振り返りつつ、培ってきた実践的テクニックとアイデアを大公開。
創作を志す人々必読の知的興奮に満ちた全10章!
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『谷崎潤一郎を知っていますか』(2020/11/26発売)
作品解説本
新潮社
<あらすじ>
良識の枠を飛び越え、小説の可能性を押し広げた天才作家の全貌がこの一冊に!悪の中に息づく美、常識外れの愛と葛藤、滅びゆく典雅への哀惜――。深い見識と大胆気ままな筆致をあわせ持ち、ユニークな文学世界を確立した文豪の主要作品を、名人技でわかりやすく解説。
基本的な知識教養を授けると共にさらなる興味をも呼び起こす、大人気の古典入門シリーズ最新刊!
作品評価が一目でわかる六角グラフ付き。
谷崎潤一郎の作品を解説しています。
文庫版が発売です(下記参照)。
3.『老いてこそユーモア』(2019/1/30発売)
エッセイ
幻冬舎
<あらすじ>
ユーモアがあるかないかで、人生の豊かさは大きく変わる。ユーモアはものごとを多角的に眺めることを示唆してくれ、心の防衛にもなる。知的な言葉によって生まれるため、年齢を重ねているほうが扱いやすい。
ショートショートを中心に九百編以上の作品を生み出してきた著者が、ユーモアの本質を考察。
笑いのパターンから“しゃれ”や“をかし”の文化、日本人と西洋人のユーモアの違い、そしてユーモアの感覚の身につけ方までを開陳。会話が楽しくなる一冊。
続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
阿刀田高の文庫本新刊情報
1.『谷崎潤一郎を知っていますか』(2024/7/29発売)
文庫最新刊、作品解説本
新潮社
<あらすじ>
人間の際どい欲望を見つめ続けた大作家の作品を徹底解説。「お前さんは真先に私の肥料(こやし)になったんだねえ」――『刺青』で鮮烈な文壇デビューを果たし、『春琴抄』『痴人の愛』『卍』『細雪』と名作を多く遺した谷崎潤一郎。
乱れに乱れた私生活は公序良俗に反すると世間の人々の大顰蹙を買う一方、飽くなき妄執を巧みな筆致と見事な日本語で描き出した作品は耽美の極みと絶賛される。乱倫が名作を生んだ巨匠の主要作品をわかりやすく解説!
作品評価が一目でわかる六角評価図付き。
2.『おいしい命 阿刀田高傑作短編集』(2022/2/18発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
男に赤道を見に行こうと誘われた人妻「赤道奇談」など。ブラックな仕掛けや男女の謎に背筋がすーっと冷たくなる11の傑作短編集。
3.『赤い追憶 阿刀田高傑作短編集』(2021/11/19発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
毎年冬のひと夜外泊をする妻に疑念を抱く夫「女系家族」など、人間の裏の顔を描く11編。背筋が凍る妖しく不気味なミステリー集。
4.『怪しくて妖しくて』(2021/5/20発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
ショートショートの名手、阿刀田高が贈る夢と現実(うつつ)のあわいに現れる、日常の恐怖を描いた珠玉の短編集。
黒髪の美しい、不思議な女の後を追って……「黒髪奇談」、かつて「殺したい人、いますか」そう尋ねた孤独な少女……「向日葵の夢」、暗い土蔵のなかに捨て置かれた鏡、その中で蠢くものは……「鏡の中」、同じ夢を見る。
他人には言えない秘密を持った日には……「白い部屋」など全12編。
2018年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『小説作法の奥義』(2022/12/19発売)
- 『谷崎潤一郎を知っていますか』
(2020/11/26発売) - 『老いてこそユーモア』
(2019/1/30発売)
■文庫本新刊
- 『谷崎潤一郎を知っていますか』(2024/7/29発売)
- 『おいしい命 阿刀田高傑作短編集』(2022/2/18発売)
- 『赤い追憶 阿刀田高傑作短編集』(2021/11/19発売)
- 『怪しくて妖しくて』(2021/5/20発売)
近年は小説作品が少なめの阿刀田高さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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