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『刑事・鳴沢了シリーズ』等、人気シリーズを多く発表し、非常に精力的に新作を世に生み出し続けている堂場瞬一(どうば・しゅんいち)さん。
そんな堂場瞬一さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
堂場瞬一の単行本新刊情報
1.『綱を引く』(2024/11/14発売)
最新刊
実業之日本社
<あらすじ>
一本の綱を引き合い勝敗を決める「綱引き」。五輪の正式種目だった時代もある、歴としたスポーツ競技だ。東京・蒲田の綱引きチーム「プルスターズ」は、商店会結束の象徴として発足。全国大会優勝の実績も持つが、主力選手の高齢化や長引く不況の影響で休眠状態に。しかし、チーム最年長53歳のキャプテン真島と、アイルランドからの留学生ケリーとの出会いがきっかけで、5年ぶりにチームを立て直すことになった。
母国では綱引き選手として活躍するケリーの指導で、ふたたびの日本一を目指し、練習をスタート。真島はスポンサー探しや新メンバー募集に奔走するも、道のりは平坦ではなく――。
堂場瞬一が圧倒的迫力で放つ、日本初の「綱引き小説」!!
単行本の最新刊になります。
2.『ポップフィクション』(2024/10/7発売)
文藝春秋
<あらすじ>
大正時代、出版華やかなりし頃。「市民公論」編集部の松川は、窮地に立たされていた。担当した企画のせいで、筆者が大学を追われることになったのだ。奔走する松川に、主幹は驚きの決断を下す。
同じころ、当代きっての人気作家・菊谷は、「書きたいものを書く」ための雑誌を立ち上げようとして……
「100万部突破の常勝雑誌を作る」宿願は叶うのか?
徳川夢声、谷崎潤一郎――
作家や文化人たちが侃々諤々の議論を交わしながら、面白いものを作ろうと奮闘する様を描く。
3.『鷹の飛翔』(2024/7/31発売)
講談社
<あらすじ>
「俺は少し休む。少しだけ。でもそれは、また飛ぶための休みだ」
「俺たちを超えて飛べ。鷹の休息が終わったその日に」
平成を駆け抜け、警察官人生の晩年を迎えた二人の刑事が挑む、最後の事件。捜査一課と公安一課。二人の目で戦後警察の歩みを浮き彫りにする大河サーガ「日本の警察」ついに最終章!
東日本大震災の翌年、2012年夏。都内で起きた四件の殺人。被害者は全員、四半世紀前の都内飛翔弾事件の容疑者だった。
同一犯か、別個の事件なのか。そして犯人の動機は?
捜査一課理事官の高峰、目黒中央署署長の海老沢。病を得、妻との別離の予感を抱え、激変する時代に翻弄される二人の刑事は、それでも警察の未来を見据え、後進に背中を見せ、最後の戦いに挑む。
4.『ルーマーズ 俗』(2024/5/28発売)
河出書房新社
<あらすじ>
人気俳優の不可解な死。マスコミのスクープ合戦、SNSに溢れる噂話(ルーマーズ)……
無法地帯のメディアを舞台に贈る最新長編!
5.『守護者の傷』(2024/2/26発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
「違法捜査は本当にあったのか?」水沼加穂留(みずぬまかおる)は神奈川県警の巡査部長。捜査一課への配属希望は通らぬまま三十歳までキャリアを重ね、春の異動で「訟務課」へ。警察が訴えられた民事裁判の対応をする部署だ。ほどなくして外部からも新人の新崎大也(しんざきだいや)がやって来る。淡々として同僚と関わらない彼だが、実は弁護士の資格を持つらしい。なぜ弁護士が警察職員に?
そんな折、強盗犯グループへの違法捜査を問う裁判が発生し、加穂留と新崎が担当することに。威圧的な取り調べはなかったという捜査一課の言葉を信じ、彼らを守ろうと公判にのぞむ加穂留。しかし法廷で、関与した警察官の「嘘」が暴露され――。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
堂場瞬一の文庫本新刊情報
1.『聖刻 警視庁総合支援課0』(2024/11/15発売)
文庫最新刊
講談社
<あらすじ>
大物司会者の息子が元恋人を殺害したと出頭。捜査一課の柿谷晶が取り調べに臨むが、被疑者は動機について口を閉ざし、その家族はネットでの誹謗中傷に悩まされる。自らの苦い記憶が甦る中、晶は犯罪被害者支援課の村野らと捜査を続けるが、事態は最悪の方向に向かっていた。
加害者と被害者の狭間で苦悩する女性刑事を描く傑作サスペンス。「総合支援課」誕生の物語!
2.『小さき王たち 第二部:泥流』(2024/10/23発売)
早川書房
<あらすじ>
震災とテロの爪痕が残る1996年12月。父親と同じ新聞の世界に飛び込んだ新潟支局の新米記者・高樹和希のもとに、謎の男から不正選挙資金疑惑の密告が。初めてのスクープの予感に和希は沸き立ち、和希の父で今は社会部長の治郎の指示で取材を進める。だが、その背後には、25年前に贈収賄事件で治郎と敵対し、以来マスコミの支配を目論む政治家・田岡総司とその秘書で息子の稔の影が……
大河政治マスコミ小説三部作第2弾!巻末に「『小さき王たち』刊行記念トークショー採録」(堂場瞬一×大矢博子)付。
2022年刊行作品の文庫版です。
3.『小さき王たち 第一部:濁流』(2024/9/19発売)
早川書房
<あらすじ>
高度経済成長下の1971年12月。衆議院選挙目前、東日新聞新潟支局の若き記者・高樹治郎は幼馴染みの田岡総司と再会する。田岡は新潟選出の与党政調会長である父の秘書として選挙応援に来ていた。彼らはそれぞれの仕事で上を目指そうと誓い合う。だが、選挙に勝つために清濁併せ呑む覚悟の田岡と不正を許さずスクープを狙う高樹、二人の道は大きく分かれようとしていた……
大河政治マスコミ小説三部作開幕。
2022年刊行作品の文庫版です。
4.『昨日への誓い 警視庁総合支援課3』(2024/8/9発売)
講談社
<あらすじ>
支援課が初めて出会った「被害者家族」が亡くなった。最近まで故人と密に交流を続けていたOB・大岡と連絡がつかず、課の若手・柿谷晶は自宅へ向かう。朗らかに晶をもてなす大岡だったが、翌日、不可解な失踪を遂げ――。
痛みに寄り添い続ける警察官たちを描く、「総合支援課」第3巻!
5.『幻の旗の下に』(2024/7/19発売)
集英社
<あらすじ>
日中戦争の拡大を受け、東京オリンピックの返上が決まった1938年。大日本体育協会は、オリンピックに変わる国際大会の開催を画策していた。立教大学野球部出身で、協会理事長・末広の秘書を務める石崎は、体協幹部や陸軍などの政治的な思惑に疑念を抱きながらも、平和の象徴としての代替大会を開催するべく「面従腹背」な面々と交渉を重ねていく。
一方、ハワイにある日系人野球チーム「ハワイ朝日」のマネージャー・澤山の元に、旧知の石崎から電報が届く。返上された東京オリンピックの代わりとして開かれる「東亜競技大会」に、野球のハワイ代表として参加してくれないか、という招請状だった――。
2021年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『綱を引く』(2024/11/14発売)
- 『ポップフィクション』(2024/10/7発売)
- 『鷹の飛翔』(2024/7/31発売)
- 『ルーマーズ 俗』(2024/5/28発売)
- 『守護者の傷』(2024/2/26発売)
■文庫本新刊
- 『聖刻 警視庁総合支援課0』(2024/11/15発売)
- 『小さき王たち 第二部:泥流』(2024/10/23発売)
- 『小さき王たち 第一部:濁流』(2024/9/19発売)
- 『昨日への誓い 警視庁総合支援課3』(2024/8/9発売)
- 『幻の旗の下に』(2024/7/19発売)
かなりハイペースで出版されていますね。それでも新作が楽しみです。
それでは、良い読書体験を!
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