堂場瞬一さんの「ラストライン」シリーズは、ベテラン刑事の岩倉剛が、自身の持つ超記憶能力を活かして事件を捜査していくという作品。
そんな堂場瞬一さんの「ラストライン」シリーズの読む順番を紹介いたします!
堂場瞬一「ラストライン」シリーズ読む順番
現在7作が文藝春秋から刊行されています。
おすすめの読む順番としても刊行順が一番良いので、順番に紹介していきます。
1.『ラストライン』(2018年)
<あらすじ>
定年まであと十年のベテラン刑事岩倉剛。五十歳の誕生日の目前、捜査一課より南大田署に配属となった直後に管内で独居老人が殺される。異動の先々で事件を呼ぶと言われる岩倉は、元交番勤務の後輩・伊東彩香と捜査に加わるが、さらに新聞記者の自殺が発覚。二つの出来事に関連はあるのか―。
待望の新たな警察小説が誕生!
こちらが第一作。定年まであと10年というベテラン刑事の岩倉が、女性刑事とタッグを組んでどのように事件を解決していくのか。
堂場さんのさすがの筆致で一気に読ませます。
2.『割れた誇り ラストライン2』(2019年)
<あらすじ>
前作で捜査一課から南大田署に異動し、管内で起きた殺人事件を解決した〝事件を呼ぶ”ベテラン刑事・岩倉剛。今回は、前年に発生した女子大生殺人事件の容疑者・田岡勇太が、逮捕後の地裁での裁判で無罪となったことから起きる騒動に巻き込まれていく。
自宅に戻った田岡だが、殺された女子大生の恋人だった光山翔也が押しかけてくるなど、近所は不穏な空気に。
そんな中、さらに次々と連続して事件が起こる――。
こちらが二作目です。
無罪判決の出た容疑者に起こる事件を、岩倉はどう解決していくのでしょうか。
3.『迷路の始まり ラストライン3』(2020年)
<あらすじ>
都内の南大田署管内で深夜、殺人事件が発生。捜査は難航するも、やがて被害男性が、同時期に都内の別の場所で殺された女性の被害者と接点があったことが判明。だが精密機械メーカー勤務の男と、一方でテレビでも活躍する女性経済評論家はどこでつながっていたのか。
意見の相違から本部内で浮いてしまい、捜査より外された岩倉は一人でこつこつと捜査を進めて行く。徐々に真相が明らかになる中で、やがて彼の前には得体の知れない犯罪組織が姿を現すのだった――。
捜査を外れた岩倉はどんな行動を……?
4.『骨を追え ラストライン4』(2021年)
最新刊
<あらすじ>
十年振りに発見された少女の白骨死体。「ラストライン」シリーズと「警視庁犯罪被害者支援課」がコラボレーションした話題作!ベテラン刑事・岩倉剛は南蒲田署から立川中央署へ異動した。異動早々、大事件が勃発する。十年前に失踪した女子高生・真中礼央の白骨遺体が発見されたのだ。
当時の捜査では、礼央の同級生で交際相手だった三川康友が容疑者として浮上したが、確たる証拠がつかめぬまま三川は大阪の大学に進学し、捜査は行き詰まった。
捜査陣の目は再び三川に向けられたが、三川は若くして癌に冒され余命いくばくもない状態だった――。
岩倉は上司の刑事課長・三浦亮子や後輩で離婚のショックから不調をかこつ熊倉恵美、そして十年ぶりに娘の死が確定した家族のケアを担当する犯罪被害者支援課の村野秋生らとともに事件の真相に迫る。
5.『悪の包囲 ラストライン5』(2022年)
<あらすじ>
サイバー犯罪対策課の福沢が殺された。事件の直前に衆人環視の中で福沢ともめた岩倉は容疑者扱いされ捜査本部からはずされてしまう。
6.『灰色の階段 ラストラインØ』(2023年)
短編集
<あらすじ>
異動の先々で事件を呼ぶ男・岩倉剛。彼の刑事人生の全貌が、いま明らかになる!〈異動の先々で事件を呼ぶ男〉と言われるベテラン刑事・岩倉剛。彼は事件に関する異常なまでの記憶力を持ち、誤った方向に暴走しそうになる捜査本部をギリギリで引き留める「ラストライン」の担い手でもあった。
岩倉の刑事生活ラストの10年を描く「ラストライン」シリーズだが、本作はそのシリーズ外伝として、それ以前の岩倉の活躍を描く短篇集である。
岩倉の警察官として初の事件から、結婚式前夜の事件、追跡捜査係の立ち上げに参加、東日本大震災に見舞われた火災犯捜査係時代、そして恋人・実里との出会い……。
岩倉の刑事生活の全貌がわかるファン待望の一冊。
シリーズ外伝になります。
7.『罪の年輪 ラストライン 6』(2024年発売)
<あらすじ>
87歳の元小学校教師が殺された。自首してきた同い年の男性は60年前からの知り合いだというが、なぜか動機だけは頑なに語らない。
こちらが最新作になります。
まとめ
それではおさらいします。
- 『ラストライン』
(2018年) - 『割れた誇り ラストライン2』
(2019年) - 『迷路の始まり ラストライン3』
(2020年) - 『骨を追え ラストライン4』
(2021年) - 『悪の包囲 ラストライン5』(2022年)
- 『灰色の階段 ラストラインØ』(2023年)
- 『罪の年輪 ラストライン 6』(2024年)
堂場瞬一「ラストライン」シリーズの読む順番は以上のようになります。
魅力的な岩倉刑事の活躍する本シリーズ。未読の方はぜひ読んでみてくださいね。
それでは、良い読書体験を!
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