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『ドラゴン・タトゥーの女』をはじめ、全世界で1億部を売り上げたというスウェーデンのサスペンス小説「ミレニアムシリーズ」。
書店などで平積みになっているのを見かけた方も多いはず。
スティーグ・ラーソンによる3部作と、彼の没後はダヴィド・ラーゲルクランツが続編を3作執筆しています。
そんな「ミレニアムシリーズ」の読む順番を紹介いたします!
「ミレニアムシリーズ」読む順番(刊行順)
タイトルにナンバリングされているので順番はわかりますが、タイトルとあらすじを含めて紹介していきます。
1.『ドラゴン・タトゥーの女』(2008年)
<あらすじ>
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。
およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。
ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。
ミレニアムシリーズはここから始まりました。映画化もされており、知っている方も多いかと思います。
シリーズはいずれも上下巻というボリュームですが、特に下巻はページをめくる手が止まらないほどにのめり込めます。
朗読サービスのAudibleについては以下の記事で詳しく紹介しています。
Audible(オーディブル)は耳で読む~朗読者、会員特典、評判、おすすめ作品を紹介
関連記事>2.『火と戯れる女』(2009年)
<あらすじ>
女性調査員リスベットにたたきのめされた後見人のビュルマンは復讐を誓い、彼女を憎む人物に連絡を取る。そして彼女を拉致する計画が動き始めた。その頃ミカエルらはジャーナリストのダグと恋人ミアが進める人身売買と強制売春の調査をもとに、『ミレニアム』の特集号と書籍の刊行を決定する。ダグの調査では背後にザラという謎の人物がいるようだ。
リスベットも独自にザラを追うが、彼女の拉致を図る者たちに襲撃された!
今世紀最大のミステリ三部作、激動の第二部に突入!
3.『眠れる女と狂卓の騎士』(2009年)
<あらすじ>
宿敵ザラチェンコと対決したリスベットは、相手に重傷を負わせるが、自らも瀕死の状態に陥った。だが、二人とも病院に送られ、一命を取りとめる。この事件は、ザラチェンコと深い関係を持つ闇の組織・公安警察特別分析班の存在と、その秘密活動が明るみに出る危険性をもたらした。危機感を募らせた元班長は班のメンバーを集め、秘密を守る計画を立案する。
その中には、リスベットの口を封じる卑劣な方策も含まれていた。 世界中に旋風を巻き起こした驚異のミステリ三部作、ついに完結!
3部作はこちらで完結です。
スティーグ・ラーソンの手による作品はここまで。なお、スティーグ・ラーソンは50歳にて心筋梗塞で急死しており、第一部の発売前にこの世を去っています。
ここからはダヴィド・ラーゲルクランツによる作品となります。途中まではスティーグ・ラーソンの残した構想も入っているそうです。
4.『蜘蛛の巣を払う女』(2015年)
<あらすじ>
雑誌『ミレニアム』を発行するミカエルたちの会社は経営危機に陥り、株式の30パーセントを大手メディア企業のセルネル社に売り渡していた。ミカエルにも優れた記事がなく、時代遅れの記者との避難にさらされていた。そんな彼のもとに、ある男から大スクープになるという情報が持ち込まれる。
人工知能研究の世界的権威であるバルデル教授が何か大きな問題を抱えているようなので、会ってほしいというのだ。男の話からリスベットが関係していると確信したミカエルは、彼女に連絡を取ろうと試みる。
一方、アメリカのNSA(国家安全保障局)は、産業スパイ活動を行なう犯罪組織の関連会社からバルデルが革命的な研究成果を持ち出したため、彼の身に危険が迫っているとの情報を得る。
折しも、鉄壁の防御を誇るNSAのネットワークに何者かが侵入した!
5.『復讐の炎を吐く女』(2017年)
<あらすじ>
リスベットは人工知能研究の世界的権威バルデルの息子の命を救った。だが、そのときに取った行動が違法行為にあたるとされ、2カ月の懲役刑を受けた。彼女は最高の警備を誇る女子刑務所に収容されるが、そこではギャングの一員である囚人ベニートが、美貌の女囚ファリアに暴行を加えていた。見過ごすことのできない彼女は、囚人はおろか看守までも支配するベニートとの対決を決意する。
さらにリスベットは、元後見人のパルムグレンとの面会で、”レジストリー”なる機関の存在に気づき、自らの子供時代に大きな秘密が潜んでいることを知った。ミカエルはリスベットから突然、レオ・マンヘイメルという人物の調査を依頼される。
この男は何者なのか? そして、刑務所の外では、思いもよらぬ痛ましい殺人事件が起きた! シリーズ第5弾!
6.『死すべき女』(2019年)
<あらすじ>
双子の妹にして宿敵カミラとの対決の後、ドラゴン・タトゥーの女リスベット・サランデルは完全に姿を消していた。だが、ミカエルには彼女を再び探す理由が!……。
リスベットを待ち受ける、人生最大にして最悪の試練! 世界を揺るがせた六部作、ここに終幕!
こちらで全六部作が完結です。
「ミレニアムシリーズ」おすすめ順
おすすめ順を選ぼうとしたのですが、やはり刊行順に読むのが一番良いという結論に達しました。
なので、まずは『ドラゴン・タトゥーの女』を手に取っていただき、気に入れば続刊を読むというのが良いかと思います。
まずはこちらから。
また、前半3作と後半3作で書き手が違っていますので、前半3作でスパッと終わらせても良さそうです。
とはいえ3作読んだら、残りの3作も気になってしまうと思いますよ~。
まとめ
それではおさらいします。
- 『ドラゴン・タトゥーの女』
(2008年) - 『火と戯れる女』
(2009年) - 『眠れる女と狂卓の騎士』
(2009年) - 『蜘蛛の巣を払う女』
(2015年) - 『復讐の炎を吐く女』
(2017年) - 『死すべき女』
(2019年)
ミレニアムシリーズの読む順番は以上のようになります。
全6作。ぜひ読破してみてくださいね!