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2008年、『切羽へ』で第139回直木賞を受賞した井上荒野(いのうえ・あれの)さん。
そんな井上荒野さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
井上荒野の新刊単行本、文庫一覧
まずは直近の単行本、文庫の一覧です。
■単行本新刊
- 『しずかなパレード』(2025/2/19発売)
- 『だめになった僕』(2024/10/16発売)
- 『猛獣ども』(2024/8/7発売)
- 『錠剤F』(2024/1/10発売)
- 『照子と瑠衣』(2023/10/12発売)
■文庫本新刊
- 『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』(2025/1/8発売)
- 『百合中毒』(2024/4/19発売)
- 『ママナラナイ』(2023/10/12発売)
- 『よその島』(2023/3/23発売)
- 『荒野の胃袋』(2022/10/20発売)
※リンク先はAmazon
それでは続いて、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
井上荒野の単行本新刊情報
1.『しずかなパレード』(2025/2/19発売)
最新刊
幻冬舎
<あらすじ>
東京から佐世保の和菓子店に嫁ぎ、娘を育てながら若女将として生きる、晶。誕生祝いの夜、夫から贈られたエルメスのバングルを手首に巻きながら、好きな人がいる、その人のところへ行くと告げ、いなくなった。残された夫・伸吾の怒りと嘆き、愛人・武藤の不審と自嘲、捨てられたと感じながら成長する娘・結生……。
「不在」の12年間を、さまざまな視点から綴る長編小説。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『だめになった僕』(2024/10/16発売)
集英社
<あらすじ>
綾「私は初めて会った16年前から涼さんを愛し続けている」。涼「僕にかかわった者は、みんな死んでしまう。女も男も。僕が綾を愛しすぎているせいで」――音村綾(旧姓・上里)は30代半ば。現在は信州でペンション経営兼漫画家として活躍。夫・子ども・母と四人で暮している。
祥川涼。画家。40代後半。妻を失い、その後同棲していた女性とも別れ、現在は酒浸りの日々を送っている。
冒頭の「現在」では、綾のコミック発売記念サイン会のシーンの衝撃的事件から始まり、「1年前」「4年前」「8年前」「10年前」「12年前」「14年前」、そして二人が出会った「16年前」へと時をさかのぼり「現在」に戻る。謎とサスペンス、そしてストーカー小説の雰囲気も交えた〈究極の恋愛小説〉である。
この作品は、2001年に刊行された『もう切るわ』以来、23年ぶりの「書き下ろし」長篇!
3.『猛獣ども』(2024/8/7発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
「姦通」していた男女が熊に殺された――。閑静な別荘地で起きた事件は、愛に傷ついた管理人の男女と、6組の夫婦に何をもたらしたのか。
愛の行方の複雑さを描く傑作長編!
4.『錠剤F』(2024/1/10発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
バイト先のコンビニに現れた女から、青年は「ある頼みごと」をされて──「ぴぴぴーズ」男を溺れさせる、そんな自分の体にすがって生きるしかない女は──「みみず」
刺繍作家の女は、20年以上ともに暮らした夫の黒い過去を知ってしまい──「刺繍の本棚」
女たちは連れ立って、「ドクターF」と名乗る男との待ち合わせに向かうが──「錠剤F」
……ほか、あなたの孤独を掘り起こす短編10作を収録!
5.『照子と瑠衣』(2023/10/12発売)
祥伝社
<あらすじ>
「身勝手な女」と呼ばれたって一ミリも後悔なんかしないわ。照子と瑠衣はともに七十歳。ふたりにはずっと我慢していたことがあった。照子は妻を使用人のように扱う夫に。瑠衣は老人マンションでの、陰湿な嫌がらせやつまらぬ派閥争いに。
我慢の限界に達したある日、瑠衣は照子に助けを求める。親友からのSOSに、照子は車で瑠衣のもとに駆けつける。その足で照子が向かった先は彼女の自宅ではなく、長野の山奥だった。
新天地に来て、お金の心配を除き、ストレスのない暮らしを手に入れたふたり。照子と瑠衣は少しずつ自分の人生を取り戻していく。照子がこの地に来たのは、夫との暮らしを見限り、解放されるため。そしてもう一つ、照子には瑠衣に内緒の目的があった――。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
井上荒野の文庫本新刊情報
1.『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』(2025/1/8発売)
文庫最新刊
朝日新聞出版
<あらすじ>
皮を剥がされた体と心は未だに血を流している。動物病院の看護師で、物を書くことが好きな九重咲歩は、小説講座の人気講師・月島光一から才能の萌芽を認められ、教室内で特別扱いされていた。しかし月島による咲歩への執着はエスカレートし、肉体関係を迫るほどにまで歪んでいく--。
7年後、何人もの受講生を作家デビューさせた月島は教え子たちから慕われ、マスコミからも注目を浴びはじめるなか、咲歩はみずからの性被害を告発する決意をする。
なぜセクハラは起きたのか? 家族たちは事件をいかに受け止めるのか? 被害者の傷は癒えることがあるのか? 被害者と加害者、その家族、受講者たち、さらにはメディア、SNSを巻き込みながら、性被害をめぐる当事者たちの生々しい感情と、ハラスメントが生まれる空気を重層的に活写する、いまこそ読むべき問題作。
2022年刊行作品の文庫版です。
2.『百合中毒』(2024/4/19発売)
集英社
<あらすじ>
二十五年前に家族を捨てて出ていった父親が突然戻ってきた。妻と娘夫婦が経営する八ヶ岳の麓の園芸店へ。二十歳下のイタリア人女性と恋仲になり一緒に暮らしていたが、彼女が一人で帰国してしまったというのだ。しかし娘たちはとっくに大人になり、妻にはすでに恋人がいた。
次女の遥は叫ぶ。「許さないから。絶対に。出てってよ。早く出てって!」
長女の真希は苛立つ。「大恋愛して出ていったのなら、二度と戻ってこないのが筋ではないのか」
妻の恋人・蓬田は夜ごと彼女からの電話を待つ。「俺はまるで女子高生みたいだな」
そして妻の歌子は思い出す。夫との出会いの場所に咲き乱れていた花のことを。
家族とは。夫婦とは。七人の男女の目線から愛を問い直す意欲作。
2021年刊行作品の文庫版です。
3.『ママナラナイ』(2023/10/12発売)
祥伝社
<あらすじ>
不動産会社に勤める斉藤尚弥は最近、何もかもうまくいかない。下半身も心も折れてしまい、おまけに仕事も絶不調――とある夫婦宅の立ち退き交渉が難航していたのだ。夫人によれば、立ち退きを拒否しているのは夫の方らしい。夫人の協力を得て交渉を続けるうち、思いもよらない事実が判明し――(『ママナラナイ』)。
表題作ほか、身体の変化を巡る十編を収録した珠玉の短編集。
2020年刊行作品の文庫版です。
4.『よその島』(2023/3/23発売)
中央公論新社
<あらすじ>
離島へ移住を決めた芳朗と蕗子、そして夫妻の友人・野呂。人生の終盤で実現した共同生活の滑り出しは順調に見えるが、三人はそれぞれ不穏な秘密を抱えており……。おいそれとは帰れないこの場所で、彼らは何を目にし、何を知るのか。
長く歳月を共にしても、一緒には辿り着けない場所がある。人は、自分にだって嘘を吐くのだから。
2020年刊行作品の文庫版です。
5.『荒野の胃袋』(2022/10/20発売)
エッセイ
潮出版社
<あらすじ>
映画『あちらにいる鬼』(2022年11月全国ロードショー)の原作者が紡ぐ、 「おいしいもの」にまつわる50の風景。食卓のおかげで、私たちは「家族」だった──。2014年9月に刊行された、単行本『荒野の胃袋』の文庫化。 直木賞をはじめ、数多くの文学賞を受賞し、随筆やエッセイ、絵本の翻訳でも高い評価を受ける井上荒野さんは、食べることが大好きで、料理上手でも有名。そんな著者が軽妙な筆致で描き出す、「おいしいもの」にまつわる50のショート・エッセイ。
食べ物の記憶にはいつも味や匂いとともに、ステキな情景や思い出もついてくる――。本文に紹介された一品をおいしく作れるレシピを、色鮮やかなカラーイラストとともに収録。
2014年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『しずかなパレード』(2025/2/19発売)
- 『だめになった僕』(2024/10/16発売)
- 『猛獣ども』(2024/8/7発売)
- 『錠剤F』(2024/1/10発売)
- 『照子と瑠衣』(2023/10/12発売)
■文庫本新刊
- 『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』(2025/1/8発売)
- 『百合中毒』(2024/4/19発売)
- 『ママナラナイ』(2023/10/12発売)
- 『よその島』(2023/3/23発売)
- 『荒野の胃袋』(2022/10/20発売)
精力的に作品を発表している井上荒野さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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