2012年、第13回講談社BOX新人賞“Powers”で、Powersを受賞した長編『ノワール・レヴナント』でデビューした浅倉秋成(あさくら・あきなり)さん。
そんな浅倉秋成さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
浅倉秋成の単行本新刊情報
1.『まず良識をみじん切りにします』(2024/10/23発売)
最新刊、短編集
光文社
<あらすじ>
「とにかくヘンな小説をお願いします」そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。
憎き取引先への復讐を計画する「そうだ、デスゲームを作ろう」、集団心理を皮肉った「行列のできるクロワッサン」、第76回日本推理作家協会賞ノミネートの『ファーストが裏切った』など、日々の違和感を増殖、暴走させてたどり着いた前人未到の五編。
これも浅倉秋成。いや、これこそが浅倉秋成。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『家族解散まで千キロメートル』(2024/3/26発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。引っ越し3日前、いつも通りいない父を除いた家族全員で片づけをしていたところ、不審な箱が見つかる。
中にはニュースで流れた【青森の神社から盗まれたご神体】にそっくりのものが。「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」
理由は不明だが、父が神社から持ってきてしまったらしい。返却して許しを請うため、ご神体を車に乗せて青森へ出発する一同。しかし道中、周はいくつかの違和感に気づく。なぜ父はご神体など持ち帰ったのか。
そもそも父は本当に犯人なのか――?
3.『俺ではない炎上』(2022/5/19発売)
双葉社
<あらすじ>
ある日突然、「女子大生殺害犯」とされた男。既に実名・写真付きでネットに素性が曝され、大炎上しているらしい。まったくの事実無根だが、誰一人として信じてくれない。
会社も、友人も、家族でさえも。ほんの数時間にして日本中の人間が敵になってしまった。必死の逃亡を続けながら、男は事件の真相を探る。
文庫版が発売です(下記参照)。
4.『六人の嘘つきな大学生』(2021/3/2発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。
内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
文庫版が発売です(下記参照)。
5.『教室が、ひとりになるまで』(2019/3/1発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
私立北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ひとりは学校のトイレで首を吊り、ふたりは校舎から飛び降りた。「私は教室で大きな声を出しすぎました。調律される必要があります」という、同じ文言の遺書を認めて。垣内友弘にとって三人の死は疑いようもなく自殺――のはずだった。白瀬美月の言葉を聞くまでは。
「三人とも自殺なんかじゃない。みんなあいつに殺されたの」
最高のクラスで、何故『自殺』は起きたのか。『犯人』の目的は何なのか。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
浅倉秋成の文庫本新刊情報
1.『俺ではない炎上』(2024/6/12発売)
文庫最新刊
双葉社
<あらすじ>
外回り中の営業部長・山縣泰介に緊急の電話が入った。「とにかくすぐ戻れ!」どうやら泰介が「女子大生殺害犯」であるとされて、すでに実名、写真付きでネットに素性が晒され、大炎上しているらしい。SNSで犯行を自慢していたそうだが、そのアカウントが誤認されてしまったようだ。誤解はすぐに解けるだろうと楽観視していた泰介だが、成りすましは実に巧妙で誰一人として無実を信じてくれない。会社も、友人も、家族でさえも……。
ほんの数時間にして日本中の人間が敵になり、誰も彼もに追いかけられる中、泰介は必死の逃亡を続ける。
2022年の刊行作品の文庫版です。
2.『六人の嘘つきな大学生』(2023/6/13発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。
個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
2021年の刊行作品の文庫版です。
3.『ノワール・レヴナント』(2021/9/18発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
僕は他人の背中に数字が見える。その人の今日の幸運レベルを示し、基本値は50。しかしある日、同級生の弥生の背に85という数が!ラッキーのおこぼれを期待して彼女と行動を共にした僕は、同じく妙な力を持つ仲間と出会う。本を指でなぞって内容を記憶する。毎朝、今日聞くことになる台詞を予知する。念じると触れたものを壊す――。
僕たち4人を結びつけたのは、ある少女の死の謎だった。全ての偶然が必然に変わる群像青春ミステリ。
2012年の刊行作品の文庫版です。
4.『フラッガーの方程式』(2021/4/23発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
「物語の主人公になって、劇的な人生を送りませんか?」平凡な高校生・涼一は、日常をドラマに変える《フラッガーシステム》のモニターになる。意中の同級生佐藤さんと仲良くなりたかっただけなのに、生活は激変!
ツンデレお嬢様とのラブコメ展開、さらには魔術師になって悪の組織と対決!?
佐藤さんとのロマンスはどこへやら、システムは「ある意味」感動的な結末へと暴走をはじめる! 伏線がたぐり寄せる奇跡の青春ストーリー。
2013年の刊行作品の文庫版です。
5.『教室が、ひとりになるまで』(2021/1/22発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ひとりは学校のトイレで首を吊り、ふたりは校舎から飛び降りた。「全員が仲のいい最高のクラス」で、なぜ――。垣内友弘は、幼馴染みの同級生・白瀬美月から信じがたい話を打ち明けられる。「自殺なんかじゃない。みんなあいつに殺されたの」“他人を自殺させる力”を使った証明不可能な罪。
犯人を裁く1度きりのチャンスを得た友弘は、異質で孤独な謎解きに身を投じる。新時代の傑作青春ミステリ。
2019年の刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『まず良識をみじん切りにします』(2024/10/23発売)
- 『家族解散まで千キロメートル』(2024/3/26発売)
- 『俺ではない炎上』(2022/5/19発売)
- 『六人の嘘つきな大学生』(2021/3/2発売)
- 『教室が、ひとりになるまで』(2019/3/1発売)
■文庫本新刊
- 『俺ではない炎上』(2024/6/12発売)
- 『六人の嘘つきな大学生』(2023/6/13発売)
- 『ノワール・レヴナント』(2021/9/18発売)
- 『フラッガーの方程式』(2021/4/23発売)
- 『教室が、ひとりになるまで』(2021/1/22発売)
以上になります。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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