2017年、『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞を受賞した宇佐美まことさん。
そんな宇佐美まことさんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
宇佐美まことの単行本新刊情報
1.『逆転のバラッド』(2023/2/15発売)
最新刊
講談社
<あらすじ>
鄙びた港町にある銭湯、みなと湯は地元で暮らす昭和世代にとっての密かな憩いの場だ。第一線を退き地元の支局に異動してきた新聞記者の弘之、老朽化した風呂釜修繕の金策に走る銭湯主人の邦明、暴力団を首になった釜焚き係の吾郎、儲からない骨董屋の跡を継いだ富夫らは、それぞれ人生に諦念を抱きながらも日々そこで交流を深めていた。
彼らの前に突然現れたのは、不審死したみなと湯の銀行融資担当・丸岡の元婚約者・礼美。彼女は丸岡の死の真相と銀行の悪行を四人に訴える。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『ドラゴンズ・タン』(2022/9/15発売)
新潮社
<あらすじ>
古の中国で、この世界を滅ぼしたいという男の怨念から生まれた「竜舌」。古井戸に宿る奇異な生命体は漢、唐、明……と時代を経ながら歴史のはざまで姿を現しては暗躍し、人知れず不気味な存在へと変貌して行く。そして、時は満ち……。
愛と「禍」を描く、悠久の刻を越えたネオロマンスにして、因果の巡るホラーサスペンス!
3.『夢伝い』(2022/5/2発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
孤独を愛する人気作家が突然の断筆宣言。担当編集者は作家の住む地方へひとり、向かった。作家を脅かすものを探しに――(「夢伝い」)。地球に近づいてきた惑星、現れた女遍路――。四国に戻って来た私は、40年前の午後を思い出していた(「送り遍路」)。
自らの胎内で卵を孵すセグロウミヘビ。海洋生物マニアの男は「彼女」を手に入れてから生活が一変し……(「卵胎生」)。
未知のウイルス性感染症が蔓延した後、「新しい世界」の幕が開けた。男は都心から自然豊かな土地に移住を決め、恋人とはリモートで関係を深めていたが……(「果て無き世界の果て」)
など、昭和から現代までを舞台に、日常に潜む怪異や心理の歪みから生まれる怪奇を描いた全11話を収録。
4.『月の光の届く距離』(2022/1/18発売)
光文社
<あらすじ>
女子高生、美優は予期しない妊娠をしてしまう。堕胎するには遅すぎると、福祉の手によって奥多摩にあるゲストハウス「グリーンゲイブルズ」に預けられる。そこには血のつながりよりも深い愛で結ばれた「家族」が暮らしていた。養子縁組、里親制度。小さな命に光を当てる、長編ミステリー
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
宇佐美まことの文庫本新刊情報
1.『展望塔のラプンツェル』(2022/11/9発売)
文庫最新刊
光文社
<あらすじ>
労働者相手の娯楽の街・多摩川市。この地の児童相談所に勤務する松本悠一は、市の「こども家庭支援センター」の前園志穂と連携して、問題のある家庭を訪問している。一方、フィリピン人の母親を持つ海は、崩壊した家庭から逃げ出してきた那希沙とともに、倉庫街で座り込んでいた幼児を拾い、面倒をみることにするが……。
荒んだ街の子供たちに救いはあるのか?
2019年の単行本の文庫版です。
2.『熟れた月』(2022/1/12発売)
光文社
<あらすじ>
がんで余命半年と宣告されたヤミ金業のマキ子。落ちぶれた取り立て屋の乾。陸上部のエース阿久津先輩に憧れる高校生の結。生まれてから車椅子の生活しか知らない身体の不自由な博。それぞれの運命が絡み合ったとき、人生は思いがけない方向へ……。
二〇一七年『愚者の毒』で日本推理作家協会賞を受賞した著者が、底辺で生きる人間たちの業と、不思議な縁を描く。
2018年の単行本の文庫版です。
3.『少女たちは夜歩く』(2021/8/6発売)
実業之日本社
<あらすじ>
城のある山の麓に建つ高校に通う少女に降りかかる災禍と、その周辺で次々と起きる事件の真実とは?気鋭のホラーファンタジ―。
2018年の単行本の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『逆転のバラッド』(2023/2/15発売)
- 『ドラゴンズ・タン』(2022/9/15発売)
- 『夢伝い』(2022/5/2発売)
- 『月の光の届く距離』(2022/1/18発売)
■文庫本新刊
- 『展望塔のラプンツェル』(2022/11/9発売)
- 『熟れた月』(2022/1/12発売)
- 『少女たちは夜歩く』(2021/8/6発売)
コンスタントに作品を発表している宇佐美まことさん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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