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2017年、『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞を受賞した宇佐美まことさん。
そんな宇佐美まことさんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
宇佐美まことの単行本新刊情報
1.『誰かがジョーカーをひく』(2023/11/29発売)
最新刊
徳間書店
<あらすじ>
地方都市にすむ本作な平凡な主婦・沙代子はおんぼろ軽四・ピンクのラパンで走行中、飛び出してきたキャバラ嬢・紫苑と接触事故で遭遇。現金3千万円入りのボストンバッグを受け取る羽目に。入れあげていたホストの俊に依頼された紫苑は、沙代子と折半にしようと、金の持ち逃げを提案。この金があれば実家の倒産はまぬがれる。しかし、その金は誘拐事件の身代金だった。紫苑と沙代子はやばい組織からも追いかけられる。そして、人質の女子高生・船場陽向(ひなた)は、より、したたかだった。
隙を見て、ホストの俊の部屋に逃げ込んできた。俊を巡る紫苑と陽向の争いに、陽向のいとこ・夏凜(かりん)という娘もからんできて、追われるなか、船場陽向の父親の会社の権力抗争も背後に見え、事件は四つ巴、5つ巴の様相を呈してきた。
巻き込まれる過程で、変化してくる沙代子の意識…。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『鳥啼き魚の目は泪』(2023/7/19発売)
小学館
<あらすじ>
駆け出しの造園設計士・高桑は大学の卒論で作庭師・溝延兵衛と、彼の代表作となったある庭を取り上げて以来、長年にわたり取り憑かれ続けていた。武家候爵・吉田房興が兵衛に依頼したもので、定石を覆す枯山水を作るために、大きな池が埋められていた。その池からは、白骨死体が見つかっていた――。
昭和初期。限られた時代を生きたある華族の哀しみと、異能の作庭師の熱情が静かに呼応する「美しい庭」の誰も知らない物語。
3.『逆転のバラッド』(2023/2/15発売)
講談社
<あらすじ>
鄙びた港町にある銭湯、みなと湯は地元で暮らす昭和世代にとっての密かな憩いの場だ。第一線を退き地元の支局に異動してきた新聞記者の弘之、老朽化した風呂釜修繕の金策に走る銭湯主人の邦明、暴力団を首になった釜焚き係の吾郎、儲からない骨董屋の跡を継いだ富夫らは、それぞれ人生に諦念を抱きながらも日々そこで交流を深めていた。
彼らの前に突然現れたのは、不審死したみなと湯の銀行融資担当・丸岡の元婚約者・礼美。彼女は丸岡の死の真相と銀行の悪行を四人に訴える。
4.『ドラゴンズ・タン』(2022/9/15発売)
新潮社
<あらすじ>
古の中国で、この世界を滅ぼしたいという男の怨念から生まれた「竜舌」。古井戸に宿る奇異な生命体は漢、唐、明……と時代を経ながら歴史のはざまで姿を現しては暗躍し、人知れず不気味な存在へと変貌して行く。そして、時は満ち……。
愛と「禍」を描く、悠久の刻を越えたネオロマンスにして、因果の巡るホラーサスペンス!
5.『夢伝い』(2022/5/2発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
孤独を愛する人気作家が突然の断筆宣言。担当編集者は作家の住む地方へひとり、向かった。作家を脅かすものを探しに――(「夢伝い」)。地球に近づいてきた惑星、現れた女遍路――。四国に戻って来た私は、40年前の午後を思い出していた(「送り遍路」)。
自らの胎内で卵を孵すセグロウミヘビ。海洋生物マニアの男は「彼女」を手に入れてから生活が一変し……(「卵胎生」)。
未知のウイルス性感染症が蔓延した後、「新しい世界」の幕が開けた。男は都心から自然豊かな土地に移住を決め、恋人とはリモートで関係を深めていたが……(「果て無き世界の果て」)
など、昭和から現代までを舞台に、日常に潜む怪異や心理の歪みから生まれる怪奇を描いた全11話を収録。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
宇佐美まことの文庫本新刊情報
1.『羊は安らかに草を食み』(2024/3/8発売)
文庫最新刊
祥伝社
<あらすじ>
認知症になった益恵を、二十年来の友人アイと富士子が最後の旅に連れ出した。それは、益恵の人生の足跡を辿る旅。大津、松山、そして絶海の五島列島へ――。戦時中、銃弾飛び交う満州を歩き通し、命からがら祖国に辿り着いた益恵は、いかにして戦後の苛酷を生き延びたのか。
旅の果て、益恵がこれまで見せたことのない感情を露わにした時、彼女たちの運命は急転する!
2021年の単行本の文庫版です。
2.『ボニン浄土』(2023/7/6発売)
小学館
<あらすじ>
1840年、気仙沼から出航した五百石船・観音丸は荒天の果てに、ある島に漂着する。そこには、青い目をした先住者たちがいた。彼らは、その地を「ボニン・アイランド」と告げた。時を隔てた現在。すべてを失った中年男は、幼少期、祖父が大切にしていた木製の置物をふとしたことで手に入れた。それを契機に記憶が蘇る。
彼は、小笠原行きのフェリーに足を向けた。その船には、チェロケースを抱えた曰くありげな少年も同乗していた。物語は、ゆっくりと自転を始める。
2020年の単行本の文庫版です。
3.『展望塔のラプンツェル』(2022/11/9発売)
光文社
<あらすじ>
労働者相手の娯楽の街・多摩川市。この地の児童相談所に勤務する松本悠一は、市の「こども家庭支援センター」の前園志穂と連携して、問題のある家庭を訪問している。一方、フィリピン人の母親を持つ海は、崩壊した家庭から逃げ出してきた那希沙とともに、倉庫街で座り込んでいた幼児を拾い、面倒をみることにするが……。
荒んだ街の子供たちに救いはあるのか?
2019年の単行本の文庫版です。
4.『熟れた月』(2022/1/12発売)
光文社
<あらすじ>
がんで余命半年と宣告されたヤミ金業のマキ子。落ちぶれた取り立て屋の乾。陸上部のエース阿久津先輩に憧れる高校生の結。生まれてから車椅子の生活しか知らない身体の不自由な博。それぞれの運命が絡み合ったとき、人生は思いがけない方向へ……。
二〇一七年『愚者の毒』で日本推理作家協会賞を受賞した著者が、底辺で生きる人間たちの業と、不思議な縁を描く。
2018年の単行本の文庫版です。
5.『少女たちは夜歩く』(2021/8/6発売)
実業之日本社
<あらすじ>
城のある山の麓に建つ高校に通う少女に降りかかる災禍と、その周辺で次々と起きる事件の真実とは?気鋭のホラーファンタジ―。
2018年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『誰かがジョーカーをひく』(2023/11/29発売)
- 『鳥啼き魚の目は泪』(2023/7/19発売)
- 『逆転のバラッド』(2023/2/15発売)
- 『ドラゴンズ・タン』(2022/9/15発売)
- 『夢伝い』(2022/5/2発売)
■文庫本新刊
- 『羊は安らかに草を食み』(2024/3/8発売)
- 『ボニン浄土』(2023/7/6発売)
- 『展望塔のラプンツェル』(2022/11/9発売)
- 『熟れた月』(2022/1/12発売)
- 『少女たちは夜歩く』(2021/8/6発売)
コンスタントに作品を発表している宇佐美まことさん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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