2015年、『つまをめとらば』で第154回直木賞を受賞した青山文平さん。
そんな青山文平さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
青山文平の単行本新刊情報
1.『本売る日々』(2023/3/6発売)
最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
時は文化5(1822)年。本屋の“私”は月に1回、城下の店から在へ行商に出て、20余りの村の寺や手習所、名主の家を回る。上得意のひとり、小曾根村の名主・惣兵衛は近ごろ孫ほどの年齢の少女を後添えにもらったという。妻に何か見せてやってほしいと言われたので画譜――絵画の教本で、絵画を多数収録している――を披露するが、目を離したすきに2冊の画譜が無くなっていた。間違いなく、彼女が盗み取ったに違いない。当惑する私に、惣兵衛は法外な代金を払って買い取ろうとし、妻への想いを語るが……。
江戸期の富の源泉は農にあり――。江戸期のあらゆる変化は村に根ざしており、変化の担い手は名主を筆頭とした在の人びとである、と考える著者。
その変化の担い手たちの生活、人生を、本を行商する本屋を語り部にすることで生き生きと伝える“青山流時代小説”。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『やっと訪れた春に』(2022/7/12発売)
祥伝社
<あらすじ>
橋倉藩の近習目付を勤める長沢圭史と団藤匠はともに齡六十七歳。本来一人の役職に二人いるのは、本家と分家から交代で藩主を出す――藩主が二人いる橋倉藩特有の事情によるものだった。だが、次期藩主の急逝を機に、百十八年に亘りつづいた藩主交代が終わりを迎えることに。これを機に、長らく二つの派閥に割れていた藩がひとつになり、橋倉藩にもようやく平和が訪れようとしていた。
加齢による身体の衰えを感じていた圭史は「今なら、近習目付は一人でもなんとかなる」と、致仕願を出す。その矢先、藩の重鎮が暗殺される。
いったいなぜ――隠居した身でありながらも、圭史は独自に探索をはじめるが……。
3.『底惚れ』(2021/11/19発売)
徳間書店
<あらすじ>
女への思いにかられながら、はぐれ者だった男が、一途に自分を刺した女の行方を求める。女を捜す方便として、四六見世という最底辺の女郎屋を営みながら、女が現れるのを待つという仕儀を薦めてくれたのは、路地番の頭・銀次だった。
ビジネス成功譚の側面と、女への思いを貫く純愛を縦線として、物語はうねり、意外な展開となる魅力的な時代長篇となっています。
4.『泳ぐ者』(2021/3/17発売)
新潮社
<あらすじ>
毎日決まった時刻に江戸の大川を泳ぐ男。些細な光景に〈未解決の闇〉が広がっていた――。
人の心と過去を抉る慟哭の時代ミステリー。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
青山文平の文庫本新刊情報
1.『江戸染まぬ』(2023/8/2発売)
文庫最新刊、短編集
文藝春秋
<あらすじ>
村から出てきた俺たちは、江戸のどこにも引っかからねえ――人生を必死に泳ぐ男と女を鮮やかに描き出す唯一無二の味わい、傑作7編。
2020年の単行本の文庫版です。
2.『跳ぶ男』(2022/1/4発売)
文藝春秋
<あらすじ>
切り立った岩の上で独り稽古を積む、藤戸藩お抱えの道具役(能役者)の長男・屋島剛(やしまたける)。15歳の剛は、急逝した藩主の身代わりとして江戸城に送り込まれた「能」を使った秘策によって、貧しい藩は生き延びることができるのか。藩の命運を握った剛は、「想いも寄らぬことをする」決意をした――。
2019年の単行本の文庫版です。
3.『遠縁の女』(2020/5/8発売)
文藝春秋
<あらすじ>
武者修行から国に戻った男が直面した驚愕の現実と、幼馴染の女の仕掛けてきた罠。直木賞受賞作に続く、男女が織り成す鮮やかな世界。
2017年の単行本の文庫版です。
4.『半席』(2018/9/28発売)
新潮社
<あらすじ>
御家人から旗本に出世すべく、仕事に励む若き徒目付の片岡直人。だが上役から振られたのは、不可解な事件にひそむ「真の動機」を探り当てる御用だった。職務に精勤してきた老侍が、なぜ刃傷沙汰を起こしたのか。歴とした家筋の侍が堪えきれなかった思いとは。人生を支えていた名前とは。
意外な真相が浮上するとき、人知れずもがきながら生きる男たちの姿が照らし出される。珠玉の武家小説。
2016年の単行本の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『本売る日々』(2023/3/6発売)
- 『やっと訪れた春に』(2022/7/12発売)
- 『底惚れ』(2021/11/19発売)
- 『泳ぐ者』(2021/3/17発売)
比較的コンスタントに作品を発表している青山文平さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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