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2012年、『共喰い』で第146回芥川賞を受賞した田中慎弥さん。受賞時の発言が話題になったりもしました。
そんな田中慎弥さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
田中慎弥の単行本新刊情報
1.『死神』(2024/11/7発売)
最新刊
朝日新聞出版
<あらすじ>
うだつの上がらない「作家」である私の人生の折々に登場してくる、死神。中学二年生で初めて出会ったあいつのことだけは、これまで作品には書けなかったのだが……。
芥川賞作家が描く「死」と「家族」。ユーモラスにして、痛烈な新境地。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『流れる島と海の怪物』(2023/6/26発売)
集英社
<あらすじ>
母に連れられていったお屋敷で、朱音(あかね)と朱里(あかり)という二人の神秘的な姉妹に出会った。母はなぜ「俺」を姉妹に会わせたのか。それは、母の姉である福子から聞いた、自分の出生にまつわる信じられないような秘密と、朱音たちの母の故郷である「流れる島」にまつわる悲しい神話に結びついていた――。
衝撃の『共喰い』から10年。再び下関を舞台に仕組まれた、濃密な家族と血をめぐる、少年と少女の鮮烈な神話。
3.『完全犯罪の恋』(2020/10/28発売)
講談社
<あらすじ>
四十代後半、キャリアに行き詰まった作家「田中」の前に、突然現れた若い女。彼女は何者なのか―。
著者、初めての恋愛小説。
文庫版が発売です(下記参照)。
4.『地に這うものの記録』(2020/3/26発売)
文藝春秋
<あらすじ>
「僕の名前はポール」–再開発計画に揺れる駅前ビルに突如現れたのは、一匹の喋るネズミ!市議会議員の浦田さんの助けを得ながら、欲望うずまく人間たちの世界に飛び込んでいく。ついには、堂々市議会に登壇し、大演説をぶつことに。
聖書の昔から続く人間とネズミの深い因縁は、はたして今日どのような結末を見ることになるのか?
近作『ひよこ太陽』で泉鏡花賞を受賞し波に乗る芥川賞作家が新境地に挑んだ、仰天寓話小説。
5.『ひよこ太陽』(2019/5/29発売)
新潮社
<あらすじ>
道理で女が出てゆくわけだ――。妄想に取り憑かれた作家の姿を描く新しい私小説。今日も死ななかった。あの帽子を見たために、今日も死なずにすんだ――。一緒に住んでいた女に出ていかれ、切り詰めた生活でひたすら小説を書く40代の男。書けない日々が続き、いつしか死への誘惑に取り憑かれた男に、ある日人探しの依頼が届くが……。
虚実のあわいで佇む作家の日常を描く連作小説集。芥川賞作家の新境地作。
続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
田中慎弥の文庫本新刊情報
1.『完全犯罪の恋』(2022/11/15発売)
文庫最新刊
講談社
<あらすじ>
芥川賞を受賞し上京したものの、変わらず華やかさのない生活を送る四十男である「田中」。編集者と待ち合わせていた新宿で、女子大生とおぼしき若い女性から声を掛けられる。「教えてください。どうして母と別れたんですか」
下関の高校で、自分ほど読書をする人間はいないと思っていた。その自意識をあっさり打ち破った才女・真木山緑に、田中は恋をした。ドストエフスキー、川端康成、三島由紀夫……。本の話を重ねながら進んでいく関係に夢中になった田中だったが……。
芥川賞受賞後ますます飛躍する田中慎弥が、過去と現在、下関と東京を往還しながら描く、初の恋愛小説。
2020年の単行本の文庫版です。
2.『宰相A』(2017/11/29発売)
新潮社
<あらすじ>
揃いの国民服に身を包む金髪碧眼の「日本人」に、武力による平和実現の大義を説く黒髪の首相A。母の墓参に帰郷したはずが、「日本国」の違法侵入者として拘束された小説家Tは、主権を奪われた「旧日本人」の居留地に送られる。
そこで自分と瓜二つの伝説の救国者Jの再来とみなされたTは、国家転覆を狙うレジスタンス闘争に巻き込まれていく。
もう一つの日本に近未来の悪夢を映す問題作。
2015年の単行本の文庫版です。
3.『田中慎弥の掌劇場』(2015/4/17発売)
掌編集
集英社
<あらすじ>
見知らぬアタッシェケースを預けられた男、自殺と断定された妻を殺害したのは自分だと主張する夫など、日常がふいに歪む瞬間を1600字で切り取った、芥川賞作家初の掌編小説集。
2012年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『死神』(2024/11/7発売)
- 『流れる島と海の怪物』(2023/6/26発売)
- 『完全犯罪の恋』
(2020/10/28発売) - 『地に這うものの記録』
(2020/3/26発売) - 『ひよこ太陽』
(2019/5/29発売)
■文庫本新刊
- 『完全犯罪の恋』(2022/11/15発売)
- 『宰相A』
(2017/11/29発売) - 『田中慎弥の掌劇場』
(2015/4/17発売)
単行本をコンスタントに作品を発表している田中慎弥さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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