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2015年、『このミステリーがすごい!』大賞の隠し玉として『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』を刊行してデビューした山本巧次(やまもと・こうじ)さん。
そんな山本巧次さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
山本巧次の単行本新刊情報
1.『鷹の城』(2021/4/21発売)
最新刊
光文社
<あらすじ>
時は、激動の戦国を経て安土桃山時代の天正六年。全国統一を狙う織田信長配下の羽柴秀吉は東播磨の城を攻めようとしていた。一方、江戸南町奉行所の同心・瀬波新九郎は下手人を追うさなか、崖から転落してしまい、なんと天正時代にタイムスリップすることになる。
目の前には甲冑をまとった戦国の武士たちが現れ、そして事件が起きた。そこから始まった途方もなく壮大な物語とは――。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿』(2020/1/22発売)
講談社
<あらすじ>
鉄道建設の陳情で長野の山間の村から上京中の村会議員が殺害され、裏金が奪われた。目撃談も証拠も得られず警察が頼ったのは、人気推理小説家でアメリカかぶれの探偵・城之内和樹と助手で旧華族のお嬢様・奥平真優。村へ向かった二人を待ち受けていたのは、鉄道計画を巡り対立する村民、開発に群がる人々、そして新たな事件。
型にはまらない二人の大胆行動と推理で、村に潜む闇に迫る!謎に次ぐ謎、鮮やかな推理、あふれる旅情。注目作家の一気読みミステリー!
3.『途中下車はできません』(2019/7/10発売)
短編集
小学館
<あらすじ>
オープンしたばかりの紅茶専門カフェ。美人オーナー・美和にはある黒歴史があった(『富良野線・美馬牛駅』)。行方不明になった祖母を探す大学生の康生は、いわれのないトラブルに巻き込まれて…(『釧網本線・北浜駅』)。
社長命令で横領事件の犯人を追う尾崎のもとに目撃情報が。犯人は蕎麦屋にいる?(『宗谷本線・音威子府駅』)。
偽装自殺を企て、落石岬の崖っぷちをさまよう荒川。だが次々と邪魔が入り…(『根室本線・落石駅』)。
ライラック36号、スーパーおおぞら8号、地下鉄南北線が乗り入れる札幌駅のコンコース人々の一瞬の交錯が、奇跡を呼び起こす!(『函館本線・札幌駅』)。
北海道の五つの駅をめぐる、出会いと別れと謎解きと。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
山本巧次の文庫本新刊情報
1.『奥様姫様捕物綴り(一)-甘いものには棘がある』(2024/7/10発売)
文庫最新刊
双葉社
<あらすじ>
美濃御丈藩藩主の正室・彩智は美貌のうえ、剣の腕も天下一品。好奇心も人一倍旺盛で、娘の佳奈を巻き込んで、いろんなことに首を突っ込むのが得意だ。そんな折、御丈藩出入りの菓子舗・満月堂の羊羹を食べて体調が悪くなる人間が続出する事件が起こる。
さらに、懇意にしている常陸谷原藩の側室・初音までも、満月堂の菓子を食べて具合が悪くなったと聞いた彩智は、佳奈とともに持ち前の好奇心で事件の真相を調べ始める。奥方と姫様が手を組んで難事件を解決する新シリーズ開幕!
2.『戦国快盗 嵐丸 今川家を狙え』(2024/6/14発売)
講談社
<あらすじ>
一匹狼の盗賊・嵐丸は桶狭間での敗戦後も賑わいが続く駿府にいた。武家屋敷に侵入し、隠し金山の地図を目にした嵐丸は濡れ手に泡のぼろ儲けをもくろむが、腐れ縁で美貌の女盗賊・麻耶が計画に絡んでくる。さらに怪しい牢人・沢木も登場し、各自の思惑が交錯。
騙し騙され、三つ巴のお宝争奪戦が始まった──。
3.『江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 長屋の危機』(2023/12/7発売)
幻冬舎
<あらすじ>
家主の商売が傾いて、お美羽が仕切る長屋が売りに出されてしまう。しかも買い手に名乗り出たのは金しか頭にない悪名高き商人。お美羽は住人を守ろうと奔走、すると材木屋の若旦那が長屋を買い取ると志願してくる。二枚目で仕事もできる彼はさらにお美羽に結婚を申し込み――。
跳ね返り娘の恋が遂に成就するのか? 大人気シリーズ、衝撃の結末!
4.『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 抹茶の香る密室草庵』(2023/11/7発売)
宝島社
<あらすじ>
茶問屋の清水屋が根津の寮で殺害された。居合わせた南町奉行所内与力・戸山の証言によれば、被害者の入室後、現場である茶室に近付いた者はいないという。
「密室殺人事件に遭遇した!」と興奮する十手持ちの女親分・おゆうこと現代人の関口優佳は、友人である科学分析ラボの宇田川の協力を得て調査を進める。
果たして、茶株仲間の主導権争いを背景に起きた日本家屋での密室殺人の真相とは?
5.『岩鼠の城 定廻り同心 新九郎、時を超える』(2023/10/12発売)
光文社
<あらすじ>
江戸南町奉行所・定廻り同心の瀬波新九郎は腕利きで知られるが、以前、二百年前の戦国時代にタイムスリップをしていた。豊臣秀吉が取り囲んで緊迫するなか、鷹の城と呼ばれる播磨・青野城での密室殺人を見事解決したあと、再び江戸時代に戻っていた。新九郎は、同心としての日常を取り戻し、江戸城下で根津の常磐津の師匠のお涼が首を絞められて殺された一件を調べていた。疑わしい者が何人か挙がり、探索を進めていたところ、またも突然タイムスリップ!
はたして飛んだ先は文禄年間の京・伏見だった。関白を経て、いまや太閤となった豊臣秀吉が、甥で関白の秀次を謀叛の疑いありと処刑し、張り詰めた空気が流れていた。そこでは、前回、危機を回避したはずの青野城城主・鶴岡式部が謀叛に連座した疑いをかけられ、窮地に陥っていた。懇意にしていた鶴岡式部の姫・奈津姫にも危機が訪れている。
しかも太閤秀吉の側衆が殺されたとの報がはいり、ますます暗雲が立ち込めてきた。はたして、新九郎は殺しの探索に乗り出すのだが……。石田三成、島左近、宇喜多秀家、加藤清正など歴史上の人物が続々登場する異色のシリーズ第二弾!
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『鷹の城』(2021/4/21発売)
- 『希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿』(2020/1/22発売)
- 『途中下車はできません』(2019/7/10発売)
■文庫本新刊
- 『奥様姫様捕物綴り(一)-甘いものには棘がある』(2024/7/10発売)
- 『戦国快盗 嵐丸 今川家を狙え』(2024/6/14発売)
- 『江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ 長屋の危機』(2023/12/7発売)
- 『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 抹茶の香る密室草庵』(2023/11/7発売)
- 『岩鼠の城 定廻り同心 新九郎、時を超える』(2023/10/12発売)
コンスタントに作品を発表している山本巧次さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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