サスペンス作品の『その女アレックス』が日本国内でヒットし、その名が広く知られるようになったフランスの小説家であるピエール・ルメートル。
そんなピエール・ルメートルの新刊情報をまとめました!
日本国内での刊行点数が少ないので、単行本と文庫を合わせて5冊紹介します。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
ピエール・ルメートルの新刊情報
1.『僕が死んだあの森』(2023/10/11発売)
文藝春秋、文庫
<あらすじ>
母とともに小さな村に暮らす十二歳の少年アントワーヌは、隣家の六歳の男の子を殺した。森の中にアントワーヌが作ったツリーハウスの下で。殺すつもりなんてなかった。いつも一緒に遊んでいた犬が死んでしまったことと、心の中に積み重なってきた孤独と失望とが、一瞬の激情になっただけだった。でも幼い子供は死んでしまった。死体を隠して家に戻ったアントワーヌ。だが子供の失踪に村は揺れる。警察もメディアもやってくる。やがてあの森の捜索がはじまるだろう。そしてアントワーヌは気づいた。いつも身につけていた腕時計がなくなっていることに。もしあれが死体とともに見つかってしまったら……。
十二歳の利発な少年による完全犯罪は成るのか? 殺人の朝から、村に嵐がやってくるまでの三日間――その代償がアントワーヌの人生を狂わせる。
こちらが最新刊になります。
2021年刊行作品の文庫版です。
2.『われらが痛みの鏡』(2021/6/19発売)
早川書房、文庫
<あらすじ>
戦禍におびえる1940年のパリ。戦争で顔の半 分を失ったエドゥアールが身を寄せた下宿先 の娘ルイーズを主人公に、数奇な運命に翻弄 される人々の姿を生き生きと描く傑作巨篇!
3.『僕が死んだあの森』(2021/5/26発売)
文藝春秋、単行本
<あらすじ>
母とともに小さな村に暮らす十二歳の少年アントワーヌは、隣家の六歳の男の子を殺した。森の中にアントワーヌが作ったツリーハウスの下で。殺すつもりなんてなかった。いつも一緒に遊んでいた犬が死んでしまったことと、心の中に積み重なってきた孤独と失望とが、一瞬の激情になっただけだった。でも幼い子供は死んでしまった。
死体を隠して家に戻ったアントワーヌ。だが子供の失踪に村は揺れる。警察もメディアもやってくる。やがてあの森の捜索がはじまるだろう。そしてアントワーヌは気づいた。いつも身につけていた腕時計がなくなっていることに。
もしあれが死体とともに見つかってしまったら……。
文庫版が発売です(上記参照)。
4.『監禁面接』(2021/1/4発売)
文藝春秋、文庫
<あらすじ>
企業の人事部長だったアラン、57歳。リストラで職を追われ、失業4年目。再就職のエントリーをくりかえすも年齢がネックとなり、今はアルバイトで糊口をしのいでいた。だが遂に朗報が届いた。一流企業の最終試験に残ったというのだ。だが人材派遣会社の社長じきじきに告げられた最終試験の内容は異様なものだった。
―就職先企業の重役会議を襲撃し、重役たちを監禁、尋問せよ。重役たちの危機管理能力と、採用候補者の力量の双方を同時に査定するというのだ。
遂にバイトも失ったアランは試験に臨むことを決め、企業人としての経験と、人生どんづまりの仲間たちの協力も得て、就職先企業の徹底調査を開始した。そしてその日がやってきた。
テロリストを演じる役者たちと他の就職希望者とともに、アランは重役室を襲撃する!
だが、ここまでで物語はまだ3分の1。ぶっとんだアイデア、次々に発生する予想外のイベント。「そのまえ」「そのとき」「そのあと」の三部構成に読者は翻弄される。
残酷描写を封印したルメートルが知的たくらみとブラックな世界観で贈るノンストップ再就職サスペンス!
2018年刊行作品の文庫版です。
5.『わが母なるロージー』(2019/9/3発売)
ペーパーバック
文藝春秋
<あらすじ>
『その女アレックス』のカミーユ警部、ただ一度だけの復活。連続爆破犯の真の目的が明かされたとき、残酷で美しい閉幕が訪れる。
パリで爆破事件が発生した。直後、爆破犯は自分であると警察に出頭した青年ジャンは、爆弾はあと6つ仕掛けられていると告げ、金と無罪放免を要求する。
右腕のルイとともに事件を担当することになったカミーユ・ヴェルーヴェン警部は、青年の真の狙いは他にあるとにらむが……。
『その女アレックス』のカミーユ警部が、ファンの熱い声に応えて、富豪刑事ルイ、巨漢の上司ル・グエン、猫のドゥドゥーシュらとともに一度だけの帰還を果たす。
『その女アレックス』と『傷だらけのカミーユ』のあいだに挟まる「カミーユ警部シリーズ」第2.5作。
残酷にして意外、壮絶にして美しき終幕まで一気読み必至。
「カミーユ警部シリーズ」第2.5作という位置づけの作品です。
以上になります!
まとめ
それぞれおさらいします。
■新刊
- 『僕が死んだあの森』(2023/10/11発売、文庫)
- 『われらが痛みの鏡』(2021/6/19発売、文庫)
- 『僕が死んだあの森』(2021/5/26発売)
- 『監禁面接』
(2021/1/4発売、文庫) - 『わが母なるロージー』
(2019/9/3発売)
魅力的なサスペンス作品を生み出し続けているピエール・ルメートル。新作が楽しみな海外作家の一人です。
それでは、良い読書体験を!
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