2005年、『デフォルト 債務不履行』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞してデビューした相場英雄さん。
そんな相場英雄さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
相場英雄の単行本新刊情報
1.『覇王の轍』(2023/2/1発売)
最新刊
小学館
<あらすじ>
警察キャリアの樫山順子は、北海道警捜査二課長に突如、着任することになった。歓楽街ススキノで起きた国交省技官の転落事故と道内の病院を舞台とした贈収賄事件を並行して捜査するなか、「独立王国」とも称される道警の慣習に戸惑う。
両事件の背景に、この国の鉄道行政の闇が広がっていることも知り……
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『マンモスの抜け殻』(2021/12/8発売)
文藝春秋
<あらすじ>
アフターコロナの介護業界の闇に迫る社会派ミステリー。高齢化が進んだ団地は、都心の限界集落といえる。ここでは、独居老人の孤独死も多発している。そんななか、この場所で、介護施設経営者が殺害された。
殺人事件を担当することになった警視庁の刑事、介護施設で働く男、被害者と会っていた美人投資家。事件をきっかけに、かつて団地で育った3人の幼馴染が再会。容疑者となった旧友を救うため、刑事が駆ける。
3.『レッドネック』(2021/5/14発売)
角川春樹事務所
<あらすじ>
米系大手広告代理店・オメガエージェントに勤務している矢吹蛍子は、バンクーバーに出張し、ケビン坂田という人物と会って欲しいという社命を受けた。クライアントが60億円ものフィーを支払う謎のデータサイエンティストケビンは、無事来日し、高田馬場に仕事場を構えるが、担当の矢吹にも極秘プロジェクトの中味は知らされず……
4.『Exit イグジット』(2021/1/21発売)
日経BP
<あらすじ>
月刊誌「言論構想」で経済分野を担当することになった元営業マン・池内貴弘は、地方銀行に勤める元・恋人が東京に営業に来ている事情を調べるうち、地方銀行の苦境、さらにこの国が、もはや「ノー・イグジット(出口なし)」とされる未曾有の危機にあることを知る。金融業界の裏と表を知りつくした金融コンサルタント、古賀遼。バブル崩壊後、不良債権を抱える企業や金融機関の延命に暗躍した男は、今なお、政権の中枢から頼られる存在だった。そして池内の元・恋人もまた、特殊な事情を抱えて古賀の元を訪ねていた。
やがて出会う古賀と池内。日本経済が抱える闇について、池内に明かす古賀。一方で、古賀が伝説のフィクサーだと知った池内は、古賀の取材に動く。そんな中、日銀内の不倫スキャンダルが報道される。その報道はやがて、金融業界はもとより政界をも巻き込んでいく。
テレビ・新聞を見ているだけでは分からない、あまりにも深刻な日本の財政危機。エンタテインメントでありながら、日本の危機がリアルに伝わる、まさに金融業界を取材した著者の本領が存分に発揮された小説。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
相場英雄の文庫本新刊情報
1.『アンダークラス』(2023/1/6発売)
文庫最新刊
小学館
<あらすじ>
メモ魔の窓際刑事VS多国籍IT企業秋田県能代市で、老人施設入居者85歳の死体が近隣の水路から発見された。雪荒ぶ現場、容疑者として浮上したのは、施設で働くベトナム人アインである。
外国人技能実習生のアインは、神戸の縫製工場で働きながら、僅かな収入を母国の家族へ送金する日々を送っていた。劣悪な労働条件に耐えかね失踪。列島を転々として東北にたどり着いた。重篤なガンを患っていた入居者に請われて、自殺を幇助したとの自供を始める。
これで解決か……。捜査官らは安堵したが、ひょんなことから捜査に加わった警視庁継続捜査班の田川信一は、死体の「手」に疑いを抱いた。捜査線上にあがったのは、流通業界の覇者として君臨する世界的IT企業サバンナだった――。
<単行本が発表されたのは2020年秋だが、果せるかな、その1年余り
後の22年冒頭から、極端な円安が進み始めた。作中で「これから、日本人が景気の良いアジアに出て、仕送りする日がくるね」と吐き捨てたアインの予言(=作者の予言)は、着実に成就しつつあるようにも思える>――藻谷浩介氏(地域エコノミスト/巻末解説より)日本経済の末路を予言した「震える牛」シリーズ最新作!
2020年の単行本の文庫版です。
2.『血の雫』(2021/10/7発売)
幻冬舎
<あらすじ>
スマホをタップした瞬間、あなたもターゲットになる――。ネット社会の深層領域に迫る衝撃作。東京都内で連続殺人事件が発生。凶器は一致したものの被害者同士に接点がなく捜査は難航する。やがて事件は、インターネットを使った劇場型犯罪へと発展していく――。
前代未聞の「殺人ショー」に隠された犯人の真の目的とは。地道な捜査を続ける刑事たちの執念と、ネット社会に踏みにじられた人々の痛みが胸に迫る社会派ミステリ。
2018年の単行本の文庫版です。
3.『キッド』(2021/6/10発売)
幻冬舎
<あらすじ>
上海の商社マン・王のボディーガードを任された香港在住の元自衛隊員・城戸。王の秘書も連れ降り立った福岡空港で、こちらを見張る刑事の存在に気づく。想定外の事態を訝り始めた矢先、秘書が王を射殺して自死、城戸は殺人の濡れ衣を着せられてしまう。警察は秘密裏に築く監視システムを駆使して城戸を追うが……。
傑作ノンストップ警察ミステリー。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『覇王の轍』(2023/2/1発売)
- 『マンモスの抜け殻』(2021/12/8発売)
- 『レッドネック』(2021/5/14発売)
- 『Exit イグジット』(2021/1/21発売)
コンスタントに作品を発表している相場英雄さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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