ハードボイルド作家、そして歴史小説作家の巨星として活躍する北方謙三さん。
そんな北方謙三さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
北方謙三の単行本新刊情報
1.『チンギス紀 十七 天地』(2023/7/26発売)
最新刊
集英社
<あらすじ>
草原に生まれ、大地を駈け、かつてない規模の国を築いたチンギス・カンが、最後の戦場に立つ。圧巻の最終章!チンギスは病床にある長子ジョチのもとを訪れたのち、草原へと向かう帰還の途につく。西夏領内に入ったチンギスは、ある城にただならぬ気配を感じた。それは黒水城と呼ばれ、砂漠に囲まれており、ウキという謎の人物が主とされていた。
一方、チンギスから受けた傷を山中で癒すマルガーシに、カルアシンから見事な剣が手渡される。贈り主は明かされなかったが、マルガーシは戦に向けて隊の修練を重ねていく。アウラガの宮殿に戻ったチンギスは、ソルタホーンから国を揺るがす一大事を告げられた。突如生じた戦いに、チンギスは将軍だけでなくボオルチュも帯同させる――。
「チンギス紀」全17巻、ついに完結。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『北斗に誓えば (完全版 十字路が見える)』(2023/3/25発売)
岩波書店
<あらすじ>
「バーがあって君が飲んでいて」「人生の旅でまた会おう」など百篇のエッセイに加え、松浦寿輝氏との特別対談「もうひとつの十字路」を収めた最終巻。「一読勃起、再読慙愧の快文章に心が震える。時代の十字路に立って北方謙三が凝視したものは何か。
それを知りたければ、これを読むしかないのだ」(五木寛之)
3.『チンギス紀 十六 蒼氓』(2023/3/24発売)
集英社
<あらすじ>
ホラズム国の皇子が大軍を率いてチンギス・カンとの一大決戦に臨む!カラ・クム砂漠の戦場からホラズム軍が離脱する。チンギス・カンは、スブタイとジェべ、バラ・チェルビの三人の将軍にその追討を命じた。ホラズム国の帝は西へと退却しながらも、モンゴル軍との戦を継続する。スブタイらは敵の誘いに乗ることを決断した。
一方、ホラズム国の皇子ジャラールッディーンは、南の地で2万騎の指揮を任された。モンゴル国の将軍シギ・クトクがその討伐に向かう。皇子は原野に本営を置き、ジャムカの息子マルガーシもそこにいた。皇子が初めて大軍を率いてモンゴル軍との戦いに挑む。
大国との戦いがついに最終局面をむかえる、好評第16巻。
4.『南雲を指して (完全版 十字路が見える) 』(2023/2/21発売)
岩波書店
<あらすじ>
二十年ぶりの親友との再会を語った「歳月は友情になにを作り出すのか」、タクラマカン砂漠疾走の記「揺れる河中に地球の不思議があった」など九十九篇のエッセイに加え、連作小説完結篇「ラストショット」を収録。
5.『東風に誘われ (完全版 十字路が見える) 』(2023/1/20発売)
岩波書店
<あらすじ>
『週刊新潮』の人気連載が生まれ変り、全四巻の「完全版」として堂々書籍化。等身大の北方謙三が人生の歓びと切なさを語り尽くした、光溢れるエッセイ集。第Ⅰ巻には、鮮烈なスペインの旅を綴った「アディオスだけをぶらさげて」、作家人生の岐路を振り返る「薔薇と金魚と十字路」など百一篇のエッセイに加え、アメリカ最南部を舞台とした伝説の中編小説「ブルースがあたしを抱いた」を特典として収録。
2巻と同時発売です。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
北方謙三の文庫本新刊情報
1.『(新装版)三国志 三の巻 玄戈の星』(2023/10/14発売)
文庫最新刊
角川春樹事務所
<あらすじ>
混迷深める乱世にひときわ異彩を放つ豪傑・呂布。劉備が自ら手放した徐州を制し急速に力をつけた呂布は、圧倒的な戦力を誇る袁術軍十五万の進攻を僅か五万の軍勢で退けてみせた。呂布の脅威に晒された劉備は、屈辱を胸に秘めながらも曹操を頼り、客将をなる道を選んだ。そして曹操は、万全の大軍を擁して宿敵呂布を討つため闘いを挑む……。
戦乱を駆け抜ける漢たちの生き様を描く、傑作「北方版・三国志」新装版第三弾!
1997年刊行作品の文庫新装版です。
2.『(新装版)三国志 二の巻 参旗の星』(2023/8/7発売)
角川春樹事務所
<あらすじ>
洛陽から長安に遷都した董卓の暴虐は司徒である王允ですら止められず、その残忍さは日ごとに増していた。董卓誅殺を目論む王允は自らの野望を実現するため、董卓直属の中でも別格の精鋭である呂布軍を動かすべく画策し、呂布の妻・瑶に接近する。
一方で黒山の賊と対峙する曹操は、その後に控える百万の青州黄巾軍との戦を視野に入れていたが――。
命を賭して乱世に身を投じた英傑たちの生き様を描く「北方版・三国志」新装版第二巻。
1996年刊行作品の文庫新装版です。
3.『(新装版)三国志 一の巻 天狼の星』(2023/6/15発売)
角川春樹事務所
<あらすじ>
北方謙三の名著「三国志」が装いも新たに「新装版」として登場!! 文字も大きくなって読みやすくなり、往年の三国志ファンも三国志初心者も大満足の一冊。四百年続いた漢帝国は衰退し、崩壊への道を辿っていた。政は乱れ、賊が蔓延る後漢末期の乱世に、ひとりの英傑が立ち上がる。
漢の名前は劉備玄徳。義に厚く、漢帝国の復権を目指す劉備の志に賛同し、義兄弟の契りを交わした関羽と張飛とともに、叛乱を起こす黄巾賊との闘いに挑む。
新時代を切り開く曹操、呉の礎を築いた孫堅など、群雄割拠の時代を駆け抜けた漢たちを壮大なスケジュールで描く「北方版・三国志」。
「新装版」第一巻には著者のあとがきを収録。
1996年刊行作品の文庫新装版です。
4.『望郷 老犬シリーズ 3』(2023/5/19発売)
集英社
<あらすじ>
高樹警視、56歳。隠居所のような捜査一課分室でライターを分解していた。あと少しで火が消える。最後の事件も平凡なやくざの抗争だった。男を殺害した犯人は自首。だが、その裏に潜むもっと大きな闇の存在を高樹は嗅ぎ付けていた。大胆な捜査と周到な罠。かかったのは、絶対に会いたくない人間だった。因縁。悔恨。闇。銃声――。
老いぼれ犬・高樹良文の中の獣が深く沈んでゆくシリーズ最終巻。
1992年刊行作品の文庫新装版です。
5.『風葬 老犬シリーズ 2』(2023/3/17発売)
集英社
<あらすじ>
脅し。暴力。独断専行。検挙率の高さに反して、高樹良文の捜査一課での評判はすこぶる悪かった。
大人気老犬シリーズの第2弾。
1992年刊行作品の文庫新装版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『チンギス紀 十七 天地』(2023/7/26発売)
- 『北斗に誓えば (完全版 十字路が見える)』(2023/3/25発売)
- 『チンギス紀 十六 蒼氓』(2023/3/24発売)
- 『南雲を指して (完全版 十字路が見える) 』(2023/2/21発売)
- 『東風に誘われ (完全版 十字路が見える) 』(2023/1/20発売)
■文庫本新刊
- 『(新装版)三国志 三の巻 玄戈の星』(2023/10/14発売)
- 『(新装版)三国志 二の巻 参旗の星』(2023/8/7発売)
- 『(新装版)三国志 一の巻 天狼の星』(2023/6/15発売)
- 『望郷 老犬シリーズ 3』(2023/5/19発売)
- 『風葬 老犬シリーズ 2』(2023/3/17発売)
次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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