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小林泰三さんの「アリス殺しシリーズ」は、現実と童話の世界がリンクして事件が起きるという人気シリーズ。
そんな小林泰三さんの「アリス殺しシリーズ」の読む順番を紹介いたします!
小林泰三「アリス殺しシリーズ」の読む順番
全4作が東京創元社から刊行されています。
おすすめの読む順番としても刊行順が一番良いので、順番に紹介していきます。
一覧は以下になります。
- 『アリス殺し』(2013年)
- 『クララ殺し』
(2016年) - 『ドロシイ殺し』
(2018年) - 『ティンカーベル殺し』
(2020年)
それでは、あらすじも含めて順番に見ていきましょう。
1.『アリス殺し』(2013年)
<あらすじ>
最近、不思議の国に迷い込んだアリスという少女の夢ばかり見る栗栖川亜理。ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見たある日、亜理の通う大学では玉子という綽名の研究員が屋上から転落して死亡していた―
その後も夢と現実は互いを映し合うように、怪死事件が相次ぐ。
そして事件を捜査する三月兎と帽子屋は、最重要容疑者にアリスを名指し…邪悪な夢想と驚愕のトリック!
こちらが第1作目。
『不思議の国のアリス』の世界で起きた事件に関連した事件が、現実にも起き…というアクロバティックなストーリー。果たして真相は。
2.『クララ殺し』(2016年)
<あらすじ>
ここ最近、奇妙な生き物やアリスという少女が暮らす不思議の国の夢ばかり見ている大学院生の井森建は、ある晩、いつもとは違って、緑豊かな山の中でクララと名乗る車椅子の美少女と出会う夢を見る。翌朝、大学に向かった井森は、校門の前で、同じ姿の少女くららに呼び止められる。彼女は何者かから命を脅かされていると訴え、井森に助力を求めた。
『アリス殺し』まさかの続編登場。
2作目は『アルプスの少女ハイジ』の世界とリンクします。そこでクララが…?
3.『ドロシイ殺し』(2018年)
<あらすじ>
普段は頭の切れる理系の大学院生なのに、夢の中では不思議の国の間抜けな“蜥蜴のビル”になってしまう青年・井森は、ある日の夢の中で、なぜか砂漠を彷徨っていた。干からびる寸前の彼を救ったのは、案山子とブリキの樵とライオンを連れた、ドロシイと名乗る少女だった。オズの国に住む彼女たちは、不思議の国へ帰る方法を探すビルをひとまずエメラルドの都へと連れていく。
だが、オズの国の支配者・オズマ女王の誕生パーティーで盛り上がる宮殿内で殺人事件が発生し、井森が暮らす現実世界でも相似形をなす死亡事故が起きる。
狂気の王国で起きる死の連鎖の恐るべき真相とは?
3作目は『オズの魔法使い』が舞台になります。
4.『ティンカーベル殺し』(2020年)
<あらすじ>
夢の中では間抜けな“蜥蝪のビル”になってしまう大学院生・井森建。彼はある日見た夢の中で、活溌な少年ピーター・パンと心優しい少女ウェンディ、そして妖精ティンカー・ベルらに拾われ、ネヴァーランドと呼ばれる島へやってくる。
だが、ピーターは持ち前の残酷さで、敵である海賊のみならず、己の仲間である幼い“迷子たち”すらカジュアル感覚で殺害する、根っからの殺人鬼であった。
そんなピーターの魔手は、彼を慕うティンカー・ベルにまで迫り…ネヴァーランドの妖精惨殺事件を追うのは殺人鬼ピーター・パン!
4作目は『ピーターパン』の世界が舞台になります。
まとめ
それではおさらいします。
- 『アリス殺し』
(2013年) - 『クララ殺し』
(2016年) - 『ドロシイ殺し』(2018年)
- 『ティンカーベル殺し』
(2020年)
小林泰三「アリス殺しシリーズ」の読む順番は以上のようになります。
さらなる新作が楽しみでしたが、小林さんの逝去により、こちらで完結になります。全4作ですのでぜひ読んでみてくださいね。
それでは、良い読書体験を!
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