2010年、第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、 『アゲイン』でデビューした浜口倫太郎(はまぐち・りんたろう)さん。
そんな浜口倫太郎さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
浜口倫太郎の単行本新刊情報
1.『転落』(2023/4/19発売)
最新刊
幻冬舎
<あらすじ>
1987年、大阪の大東市。地元で人気者だったヤンチャな少年、木本と木下は、ダウンタウンのライブを目にする。地を揺らす衝撃。鼓膜を破りそうな歓声。「カッコええなぁ……」。
彼らは芸人になることを決意し、松竹芸能へ入所する。しかし待っていたのは、鳴かず飛ばずの日々。『よゐこ』『千原兄弟』など天才たちに打ちのめされ、一念発起し東京進出を目指すも失敗。公園でダンボールを敷いて寝る始末。
しかしついに『爆笑レッドカーペット』でブレイク。やっと花開いたかと思ったが、木下が「ペットボトル事件」を起こし松竹芸能を退社。そして、木本も……。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『闘資』(2021/11/18発売)
双葉社
<あらすじ>
関大輔はお金がなかった。父親が事業に失敗し出奔。母親は一生懸命に働いてくれるが、弟妹との生活費を賄うだけでいっぱいいっぱい。とても大学に進学することなどできず、おじの伝手で東京に出ることになる。
別れを惜しんだ弟妹とともに上京するが、苦労が絶えない毎日を送る。そんなある日、大輔の前に一人の男が現れる。男はベンチャーキャピタリスト。
大金を扱うその男に弟子入りを志願する大輔だったが……。
3.『ワラグル』(2021/7/14発売)
小学館
<あらすじ>
崖っぷちの中堅漫才コンビ、リンゴサーカスのボケ担当、加瀬凛太は、冬の寒空の下、絶望していた。年末の漫才日本一を決めるKOM(キングオブ漫才の略)敗者復活戦で敗れ、決勝進出の一縷の望みを絶たれてしまったのだ。おまけに相方は、今年ダメなら実家の生業を継ぐと公言していたため、コンビも解散となった。
なんとかして漫才を続けたかった凛太の前に、先輩KOM王者からある情報が寄せられる。死神の異名を取る謎の作家ラリーがコーチに付けば、KOM優勝も可能だ。事実、自分もそうして王者になれた、というものだった。半信半疑でラリーの元を訪れた凛太は、来年決勝に残れなければ芸人を辞めろ、と告げられる。
文庫版が発売です(下記参照)。
4.『君の心を読ませて』(2021/3/12発売)
実業之日本社
<あらすじ>
時は20XX年。歴史上最高の頭脳、IQ250のギフテッド・春風零によって開発された“心を読める”美少女AI・エマは瞬く間に世界中に普及し、人々の暮らしは「人類の妹」と呼ばれる彼女なしには考えられないものとなっていた。そんな中、エマがより人間を理解するために作られたシェアハウスに彼女を信奉する若い男女6人が集められた。平和で楽しい共同生活を送っていたはずがある朝、一人が死体で見つかって……
5.『お父さんはユーチューバー』(2020/7/22発売)
双葉社
<あらすじ>
宮古島のゲストハウス「ゆいまーる」のひとり娘、小学五年生の海香は絵を描くことが大好き。将来は東京の美術大学に入りたいと思っていた。そんなある日、父親の勇吾が宣言した。
「俺はユーチューバーになる! 」
宮古島の自然とゲストハウスに集う人々を通じて描く、家族小説。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
浜口倫太郎の文庫本新刊情報
1.『コイモドリ 時をかける文学恋愛譚』(2024/7/11発売)
文庫最新刊
幻冬舎
<あらすじ>
海街・葉山で旅館を営む晴渡家の三兄妹には〝悩み〞があった。それはタイムリープ能力をもつ長男・時生が女性にすぐ恋をしてしまうこと。ある日、東京から訪れた女性客にひとめ惚れした時生は過去へ飛び、彼女の悩みを解決して気に入られようとするのだが……?
『こころ』など日本文学の傑作が謎を解く鍵となる! 新感覚の恋愛物語開幕!
2.『いつも二人で』(2023/9/6発売)
小学館
<あらすじ>
お前、まだ芸人続ける気か?崖っぷちの中堅漫才師リンゴサーカスのボケ担当、加瀬凛太は、冬の寒空の下、絶望していた。年末の漫才日本一を決めるKOM(キングオブ漫才の略)敗者復活戦で敗れ、決勝進出の一縷の望みを絶たれてしまったのだ。おまけに相方は、今年ダメなら実家の生業を継ぐと公言していたため、コンビも解散となった。
なんとかして漫才を続けたかった凛太は、先輩KOM王者から驚くべきアドバイスを耳にする。それは、死神の異名を取る謎の構成作家ラリーにコーチに付いてもらえ、というものだった。
同じ頃、もうひと組の漫才師にも同じミッションが下っていた。
2021年の単行本『ワラグル』を改題した文庫版です。
3.『お父さんはユーチューバー』(2022/7/14発売)
双葉社
<あらすじ>
宮古島のゲストハウス「ゆいまーる」のひとり娘、小学5年生の海香は絵を描くことが大好きで、将来は東京の美術大学に入りたいと思っていた。そんなある日、父親の勇吾が宣言した。「俺はユーチューバーになる! 」
宮古島の自然とゲストハウスに集う人々を通じて描く家族小説。
2020年の単行本の文庫版です。
4.『ゲーム部はじめました。』(2021/10/15発売)
講談社
<あらすじ>
春の季節は大嫌い。青春はいつも他人のもの。スポーツ強豪校の星海学園の高校一年生、七瀬遊は身体が弱く運動ができない。運動部のマネジャーにも気が進まない中、不思議なイラストが描かれた「ゲーム部」の勧誘チラシを発見する。
部員5人を1ヵ月以内に集めなければ部の設立は不可!? ゲーム甲子園で優勝しなければ廃部!?
苦難を仲間と乗り越えられたなら、それは青春だ。
5.『くじら島のナミ』(2021/6/25発売)
ディスカヴァー・トゥエンティワン
<あらすじ>
海の生き物ならば誰もが知っている島のように大きなくじらの「ジマ」は、嵐の海で出会った人間の赤ちゃん「ナミ」を自分の背中の上で育てることになってしまう。人間の子育てに悪戦苦闘するジマだが、海の仲間たちの協力もあり、ナミはすくすくと成長していく。そしてナミが5歳になったとき、ジマはくじらの群れを率いて、「マジックオーシャン」を目指すことを決意。
だがそれは、生きるか死ぬかの運命を賭けた過酷な旅の始まりだった。
2017年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『転落』(2023/4/19発売)
- 『闘資』(2021/11/18発売)
- 『ワラグル』(2021/7/14発売)
- 『君の心を読ませて』(2021/3/12発売)
- 『お父さんはユーチューバー』(2020/7/22発売)
■文庫本新刊
- 『コイモドリ 時をかける文学恋愛譚』(2024/7/11発売)
- 『いつも二人で』(2023/9/6発売)
- 『お父さんはユーチューバー』(2022/7/14発売)
- 『ゲーム部はじめました。』(2021/10/15発売)
- 『くじら島のナミ』(2021/6/25発売)
以上になります。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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