2009年に『浜村渚の計算ノート』で「 講談社Birth」を受賞してデビューした青柳碧人(あおやぎ・あいと)さん。2019年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が話題になりました。
そんな青柳碧人さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
青柳碧人の単行本新刊情報
1.『クワトロ・フォルマッジ』(2023/2/22発売)
最新刊
光文社
<あらすじ>
丘の上の小さなピッツェリア「デリンコントロ」。閉店間際に飛び込んできた男性客が、マルゲリータを食べた途端、絶命した。ピザに毒が入っていたのか? 今夜はオーナー不在、店のスタッフは4人……ということは、犯人はこの中にいる!?離れて暮らす娘を持つバツイチの仁志、なぜか仁志に敵意を見せる女子大生・映里、天真爛漫を装う小悪魔・久美、実はピザが嫌いな伸也。誰もが秘密を抱えていて、誰もが怪しいーー
事実は1つ。でも事情は4つ。すべての真相は店の中にある。仕掛け満載のワンナイト・パズラー!
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『名探偵の生まれる夜 大正謎百景』(2022/12/19発売)
短編集
KADOKAWA
<あらすじ>
歴史的偉業の裏に「事件」あり。文豪たちによる大正浪漫ミステリ。大正七年の秋、与謝野晶子は大阪で宙に浮かんでいた。夫である鉄幹と共に通天閣の足元に広がる遊園地「ルナパーク」を訪れたものの、夫の言葉に血がのぼり彼を置き去りにひとりでロープウェーに乗ったのだ。電飾まぶしい遊園地を見下ろし、夫婦というものの不確かさを嘆く晶子。そのとき突然ロープウェーが止まり、空中で動かなくなって……。(「夫婦たちの新世界」)
遠野には河童や山男など不思議なものがたくさん潜んでいるという。隣村を目指して朝もやの中を歩いていた花子は、「くらすとでるま…」という不思議な声を聞く。辺りを見回すと、そこには真っ赤な顔の老人がいた。かつて聞いたむかしばなしに出て来る天狗そっくりの老人から逃げ出そうとする花子だったが、今度は黒い頭巾に黒い蓑をまとった怪しい男から「面白い話を聞かせてくれないか」と尋ねられ……。(「遠野はまだ朝もやの中」)
ほか全8篇。
3.『赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。』(2022/10/20発売)
短編集
双葉社
<あらすじ>
前作『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』でミステリー界に衝撃のデビューを果たした赤ずきんに相棒ができました。その名はピノキオ! とある目的があって一緒に旅をするのですが、ゆく先々でまたもや事件が発生します。
『白雪姫』『ハーメルンの笛吹き男』『三匹の子豚』……。
世界のみんなが知っている童話をベースにした連作本格ミステリ第二弾。今作も、あの決め台詞が炸裂します。
4.『ナゾトキ・ジパング』(2022/6/24発売)
小学館
<あらすじ>
精南大学の男子寮《獅子辰寮》の代表となった長瀬秀次は、四月から二回目の三年生。成績はまずいが、寮での人望は厚い。寮で同室となるのは、アメリカ Los Angeles出身のケビン・マクリーガル。本来なら、一年生からの付き合いで気心の知れた平塚優作がルームメイトになるはずが、所属するゼミの雄島総一郎教授の一存で決まった。ギリギリの成績で教授に弱みを握られている秀次に拒否権はなかった。
桜満開の三月の終わり、大学の旧学生会館で死体が発見された。第一発見者の寮の後輩が、警察に連行され事情聴取を受けたという。後輩の無実を晴らすことはできるのか──?
「ミョーデス!」日本の文化が大好きなだけでなくすぐれた洞察力を持つケビンと、なにかと巻き込まれがちな秀次が、いつの間にか探偵コンビに!?
SAKURA! FUJISAN! CHA! SUKIYAKI! KYOTO! 日本の名所名物を巡る数々の事件の謎を解く、キャッチーな本格ミステリ。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
青柳碧人の文庫本新刊情報
1.『怪談青柳屋敷』(2023/5/10発売)
文庫最新刊、怪談集
双葉社
<あらすじ>
『むかしむかしあるところに、死体がありました』『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』などで人気のミステリー作家、青柳碧人。じつは怪談好きだったのです。これまでひそかに取材採集した実話怪談の数々。
文字どおり家にまつわる怪談から自ら体験した怪異、出版業界で耳にした恐怖体験など一挙50篇以上を収録。
2.『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』(2022/8/4発売)
短編集
双葉社
<あらすじ>
クッキーとワインを持って旅に出た赤ずきんがその途中で事件に遭遇。「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」を下敷きに、小道具を使ったトリック満載! こんなミステリがあったのか、と興奮すること間違いなし。
全編を通して『大きな謎』も隠されていて、わくわく・ドキドキが止まりません!
2021年の刊行作品の文庫版です。
3.『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(2021/9/9発売)
短編集
双葉社
<あらすじ>
「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ!「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全5編収録。
2019年、本屋大賞や多くの年間ミステリランキングに入った話題作が早くも文庫になりました!
2019年の刊行作品の文庫版です。
4.『未来を、11秒だけ』(2021/5/12発売)
光文社
<あらすじ>
早紀は、眠っている間に未来を見ることができるという男・ジョージと出会う。彼の営むシェアハウスで起きた失踪事件に、物の記憶を夢に見る能力を持つ司と協力し、挑むことに。やがて背後に蠢く犯罪組織の存在や、住人たちの秘密が明らかになり――。
特殊な力を持つ面々が、大切な現在と仲間のために奔走する。不思議でビターで心地よい、新感覚のミステリー!
2018年の刊行作品の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『クワトロ・フォルマッジ』(2023/2/22発売)
- 『名探偵の生まれる夜 大正謎百景』(2022/12/19発売)
- 『赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。』(2022/10/20発売)
- 『ナゾトキ・ジパング』(2022/6/24発売)
■文庫本新刊
- 『怪談青柳屋敷』(2023/5/10発売)
- 『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』(2022/8/4発売)
- 『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(2021/9/9発売)
- 『未来を、11秒だけ』(2021/5/12発売)
コンスタントに作品を発表している青柳碧人さん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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