2011年、『漂砂のうたう』で第144回直木賞を受賞した木内昇(きうち・のぼり)さん。
そんな木内昇さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
木内昇の単行本新刊情報
1.『惣十郎浮世始末』(2024/6/7発売)
最新刊
中央公論新社
<あらすじ>
浅草の薬種問屋で火事が起き、二体の骸があがった。定町廻同心の惣十郎は犯人を捕らえるが、黒幕の存在が明らかに。
罪を見つめて、人を憎まず。捕物帳の新たな傑作が誕生!
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『かたばみ』(2023/8/4発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
「家族に挫折したら、どうすればいいんですか?」太平洋戦争の影響が色濃くなり始めた昭和十八年。故郷の岐阜から上京し、日本女子体育専門学校で槍投げ選手として活躍していた山岡悌子は、肩を壊したのをきっかけに引退し、国民学校の代用教員となった。
西東京の小金井で教師生活を始めた悌子は、幼馴染みで早稲田大学野球部のエース神代清一と結婚するつもりでいたが、恋に破れ、下宿先の家族に見守られながら生徒と向き合っていく。
一方、悌子の下宿先の家主の兄である権蔵はその日暮らしを送っていたが、やがて悌子とともに、戦争で亡くなった清一の息子・清太を育てることになった。よんどころない事情で家族となった、悌子、権蔵、清太の行く末は……。
3.『剛心』(2021/11/5発売)
集英社
<あらすじ>
日本近代建築の雄、妻木頼黄(よりなか)。幼くして幕臣の父を疫病で亡くし、維新後に天涯孤独の身となり、16歳で単身渡米。のちにコーネル大学で学んだ異才は、帰国後にその力量を買われ、井上馨の「官庁集中計画」に参加。
以来、官吏として圧倒的な才能と情熱で走り続ける妻木の胸には常に、幼い日に目にした、美しい江戸の町並みへの愛情があふれていた。
闇雲に欧化するのではなく、西欧の技術を用いた江戸の再興を。そう心に誓う妻木は、大審院、広島臨時仮議院、日本勧業銀行、日本橋の装飾意匠をはじめ、数多くの国の礎となる建築に挑み続ける。
やがて、数々の批判や難局を乗り越え、この国の未来を討議する場、国会議事堂の建設へと心血を注ぎこんでいくが……。
外務大臣・井上馨、大工の鎗田作造、助手を務めた建築家の武田五一、妻のミナをはじめ、彼と交わった人々の眼差しから多面的に描き出す、妻木頼黄という孤高の存在。
その強く折れない矜持と信念が胸を熱くする渾身作、誕生!
文庫版が発売です(下記参照)。
4.『占』(2020/1/20発売)
短編集
新潮社
<あらすじ>
人が占いの果てに見つけるもの、それは自分自身かもしれない。男の本心が知りたくて始めた占い師巡りを止められない翻訳家。恋愛相談に適当に答えるうち人気の「千里眼」になってしまったカフェーの会計係。優越感を味わうため近所の家庭事情を双六盤に仕立てる主婦。
自分の姿すら見えない暗闇の中で、一筋の希望を求める女たちの姿を「占い」によって鮮やかに照らし出す七つの名短篇。
文庫版が発売です(下記参照)。
5.『万波を翔る』(2019/8/24発売)
日本経済新聞出版
<あらすじ>
開国から四年、幕府は外国局を新設したが、高まる攘夷熱と老獪な欧米列強の開港圧力というかつてない内憂外患を前に、国を開く交渉では幕閣の腰が定まらない。切れ者が登庸された外国奉行も持てる力を発揮できず、薩長の不穏な動きにも翻弄されて…
勝海舟、水野忠徳、岩瀬忠震、小栗忠順から、渋沢栄一まで異能の幕臣そろい踏み。
お城に上がるや、前例のないお役目に東奔西走する田辺太一の成長を通して、日本の外交の曙を躍動感あふれる文章で、爽やかに描ききった傑作長編!
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
木内昇の文庫本新刊情報
1.『剛心』(2024/10/18発売)
文庫最新刊
集英社
<あらすじ>
日本近代建築の雄、妻木頼黄(よりなか)。幼くして幕臣の父を疫病で亡くし、維新後に天涯孤独の身となり、17歳で単身渡米。のちにコーネル大学で学んだ異才は、帰国後にその力量を買われ、井上馨の「官庁集中計画」に参加。以来、官吏として圧倒的な才能と情熱で走り続ける妻木の胸には常に、幼い日に目にした、美しい江戸の町並みへの愛情があふれていた。闇雲に欧化するのではなく、西欧の技術を用いた江戸の再興を。
そう心に誓う妻木は、大審院、広島臨時仮議院、日本勧業銀行、日本橋の装飾意匠をはじめ、数多くの国の礎となる建築に挑み続ける。やがて、数々の批判や難局を乗り越え、この国の未来を討議する場、国会議事堂の建設へと心血を注ぎこんでいくが……。
外務大臣・井上馨、大工の鎗田作造、助手を務めた建築家の武田五一、妻のミナをはじめ、彼と交わった人々の眼差しから多面的に描き出す、妻木頼黄という孤高の存在。
その強く折れない矜持と信念が胸を熱くする渾身作、誕生!
2021年の単行本の文庫版です。
2.『占』(2023/2/25発売)
短編集
新潮社
<あらすじ>
欲しい未来(こたえ)は、自分が一番わかってる――。恋愛、家庭、仕事……。
いつの世も尽きぬ悩みと不安にもがき、逞しく生きる女性たちを描く、異色の「占い」短編集。
2020年の単行本の文庫版です。
3.『万波を翔る』(2022/8/19発売)
集英社
<あらすじ>
「この国の岐路を、異国に委ねちゃあならねぇ」負けん気の強い江戸っ子・田辺太一が外国相手に大暴れ!日本の外交の曙を描く長編。
2019年の単行本の文庫版です。
4.『化物蠟燭』(2022/6/7発売)
短編集
朝日新聞出版
<あらすじ>
当代一の影絵師・富右治に大店から持ち込まれた奇妙な依頼とは(「化物 燭」)。越してきた夫婦をめぐって、長屋連中はみな怖気を震うがその正体は?(「隣の小平次」)。
名手が江戸の市井を舞台に描く、切なく儚い七つの大江戸奇譚集。
2019年の単行本の文庫版です。
5.『火影に咲く』(2021/8/20発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
沖田総司、高杉晋作、坂本龍馬、中村半次郎……。幕末の京を駆けた志士と、想いを交わした女たち。
彼らが生きた、かけがえのない一瞬を鮮やかに描き出す珠玉の短編集。
2018年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
コンスタントに作品を発表している木内昇さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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