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1999年に『日蝕』で第116回芥川賞を受賞した平野啓一郎さん。
そんな平野啓一郎さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
平野啓一郎の単行本新刊情報
1.『富士山 』(2024/10/17発売)
最新刊、短編集
新潮社
<あらすじ>
些細なことで、私たちの運命は変わってしまう。あり得たかもしれない幾つもの人生の中で、何故、今のこの人生なのか?
その疑問を抱えて生きていく私たちに、微かな光を与える傑作短篇集。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『三島由紀夫論』(2023/4/26発売)
新潮社
<あらすじ>
三島はなぜ、あのような死を選んだのか――答えは小説の中に秘められていた。『仮面の告白』『金閣寺』『英霊の声』『豊饒の海』の4作品の精読で、文学者としての作品と天皇主義者としての行動を一元的に論じる画期的試み。
実作者ならではのテキストの深い読みで、その思想をスリリングに解き明かす令和の決定版三島論。
3.『死刑について』(2022/6/17発売)
岩波書店
<あらすじ>
死刑廃止の国際的な趨勢に反し、死刑を存置し続ける日本。支持する声も根強い。しかし、私たちは本当に被害者の複雑な悲しみに向き合っているだろうか。また、加害者への憎悪ばかりが煽られる社会は何かを失っていないだろうか。
「生」と「死」をめぐり真摯に創作を続けてきた小説家が自身の体験を交え根源から問う。
4.『本心』(2021/5/26発売)
文藝春秋
<あらすじ>
舞台は、「安楽死(本作では〝自由死〟)」が合法化された近未来の日本。最新技術を使い、生前そっくりの母を再生させた息子は、「安楽(自由)死」を望んだ母の、<本心>を探ろうとする。母の友人だった女性、かつて交際関係のあった老作家…。それらの人たちから語られる、まったく知らなかった母のもう一つの顔。さらには、母が自分に隠していた衝撃の事実を知る――。
ミステリー的な手法を使いながらも、「死の自己決定」「貧困」「社会の分断」といった、現代人がこれから直面する課題を浮き彫りにし、愛と幸福の真実を問いかける平野文学の到達点。
読書の醍醐味を味合わせてくれる本格派小説です。
文庫版が発売です(下記参照)。
5.「 三島由紀夫『金閣寺』 2021年5月」(2021/4/23発売)
ムック
NHK出版
<あらすじ>
彼が焼いたのは、何か。若き学僧は、破滅を夢見て金閣に火をつけた――。実際に起きた事件を材に取り、三島が自身の戦中体験を重ねあわせて書き上げた『金閣寺』は、まぎれもなく日本近代文学の最高峰。
なぜ金閣でなければならないのか。美を破壊する行為が意味するものとは。
作家・平野啓一郎が、三島ならではの文学表現を味わいながら、大胆かつ精緻に作品の深層へと迫る。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
平野啓一郎の文庫本新刊情報
1.『本心』(2023/12/6発売)
文庫最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
愛する人の本当の心を、あなたは知っていますか?「母を作ってほしいんです」――AIで、急逝した最愛の母を蘇らせた朔也。
孤独で純粋な青年は、幸福の最中で〈自由死〉を願った母の「本心」を探ろうと、AIの〈母〉との対話を重ね、やがて思いがけない事実に直面する。
格差が拡大し、メタバースが日常化した2040年代の日本を舞台に、愛と幸福、命の意味を問いかける。
『マチネの終わりに』『ある男』に続く傑作長篇小説。
2021年刊行作品の文庫版です。
2.『小説の読み方』(2022/5/11発売)
エッセイ
PHP研究所
<あらすじ>
『罪と罰』『ゴールデンスランバー』『蹴りたい背中』など11作品を題材に、小説をより深く楽しく味わうコツを、わかりやすく解説。
3.『ある男』(2021/9/1発売)
文藝春秋
<あらすじ>
弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。
ところがある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に、「大祐」が全くの別人だという衝撃の事実がもたらされる……。
愛にとって過去とは何か? 幼少期に深い傷を負っても、人は愛にたどりつけるのか? 「ある男」を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
2018年刊行作品の文庫版です。
4.『マチネの終わりに』(2019/6/6発売)
文藝春秋
<あらすじ>
天才クラシックギタリスト・蒔野聡史と、国際ジャーナリスト・小峰洋子。四十代という“人生の暗い森”を前に出会った二人の切なすぎる恋の行方を軸に、芸術と生活、父と娘、グローバリズム、生と死などのテーマが重層的に描かれる。
いつまでも作品世界に浸っていたいと思わずにはいられないロングセラー恋愛小説を文庫化!
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『富士山 』(2024/10/17発売)
- 『三島由紀夫論』(2023/4/26発売)
- 『死刑について』(2022/6/17発売)
- 『本心』(2021/5/26発売)
- 「 三島由紀夫『金閣寺』 2021年5月」(2021/4/23発売)
■文庫本新刊
- 『本心』(2023/12/6発売)
- 『小説の読み方』(2022/5/11発売)
- 『ある男』(2021/9/1発売)
- 『マチネの終わりに』
(2019/6/6発売)
小説以外にもマイペースに作品を発表している平野啓一郎さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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