2010年、『変若水(をちみづ)』が第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞の優秀作に選ばれてデビューした吉田恭教(よしだ・やすのり)さん。
そんな吉田恭教さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
吉田恭教の単行本新刊情報
1.『龍のはらわた』(2023/4/26発売)
最新刊
南雲堂
<あらすじ>
家族が皆殺しにされる地獄絵図の中、一人生き残った少女。そして16年後、犯人の一人が白骨体となって発見されたことを知った彼女は謎の言葉を思い出す。八王子の民家の床下から発見された白骨体が引き金だった。そして三年後、早瀬未央が突然鏡探偵事務所を辞め、その数ヶ月後、彼女の母親が「娘が失踪を……」という電話を寄越す。
母親から、八王子の民家から発見された白骨体が早瀬の実の両親と兄を惨殺した犯人の一人であることを聞かされた槙野康平は、弁護士の高坂と共に早瀬の捜索に乗り出すのだが、その矢先、白骨体が発見された家の関係者がホテル一の一室で毒殺されてしまう。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『四面の阿修羅』(2022/3/9発売)
南雲堂
<あらすじ>
晴海埠頭でバラバラにされた遺体が発見された。さらに遺体には「生ゴミ」と張り紙がしてあった。警察発表を聞いた夕刊紙の記者、工藤夏美は一年前の殺人死体遺棄事件の容疑者の知人であると気づき、捜査一課の刑事・東條有紀に接触する。
二人は互いに情報を交換しながら事件の真相へと近づいていくが……..
3.『MEMORY――螺旋の記憶』(2020/10/30発売)
南雲堂
<あらすじ>
鏡探偵事務所を訪ねてきたのは九年前に奇妙な依頼を持ち込んだ女性だった。そして新たな調査を依頼する。「失踪した息子を探して欲しい。息子の失踪には前回の調査が関係している」と―。
当時の調査記録を元に調査を開始した槇野だったが、九年前の調査で訪ねた人物が二年前に塩素ガスで殺害されていたことが判明。
一方の東條は、奥多摩の山中で発見された凄惨な逆さ吊り殺人事件を追っており、報道で被害者の身元判明を知った槇野から、その被害者が九年前に調査した案件の関係者であることを教えられるのだった。
元刑事の探偵・槇野康平と「捜一の鉄仮面」と呼ばれる刑事・東條有紀の捜査が再び交差する本格ミステリー。
4.『捜査一課ドラキュラ分室』(2019/12/6発売)
南雲堂
<あらすじ>
関西矯正展の見学者と受刑者を人質にしたテロリストは政府に大胆な要求を突きつける。それは「野党の党首達と人質を交換する」というものだった。結果として、要求はかなえられることはなかったが、何故かテロリストは突如人質を解放し、大阪刑務所からも逃走した。堂安と舟木は逃走経路を探る。
そして二人が辿り着いた場所には意外な光景が広がっており、事態は急転直下して荒川河川敷に遺棄されていた性転換者との関連が浮かび上がるのだった。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
吉田恭教の文庫本新刊情報
1.『凶血 公安調査官 霧坂美紅』(2020/5/22発売)
文庫最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
2010年夏、日本中を震撼させた連続老女殺害事件の犯人が逮捕された。しかし犯人が、戦時中死亡した被害者の夫の遺書を持っていたことで事態は急転。そこには旧日本軍が開発した恐るべきウイルス兵器の情報が。そして公安調査庁調査官・霧坂美紅が現場に駆り出される。
一方、女性刑事の中島千明は、異様な変死体に戸惑っていた。ウイルス兵器と変死体、2つが繋がったとき、事態は驚くべき方向へ!疾風怒涛のサスペンス・ミステリ!
2.『凶眼の魔女』(2018/10/4発売)
実業之日本社
<あらすじ>
目を背けたくなるほど悍おぞましい幽霊画。その「作者を探してほしい」という依頼をうけた探偵の槙野康平は島根県へ向かう。作者・秋田と会えたが、なぜか怒りを買い追い返されてしまう。それから一年後、秋田は神奈川県で自殺。
疑問を持った槙野は調査に乗り出すが、連続猟奇殺人事件に巻き込まれ……恐怖の本格ミステリー! (『可視みえる』を改題・改稿)
2015年の単行本『可視みえる』の改題文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『龍のはらわた』(2023/4/26発売)
- 『四面の阿修羅』(2022/3/9発売)
- 『MEMORY――螺旋の記憶』(2020/10/30発売)
- 『捜査一課ドラキュラ分室』(2019/12/6発売)
■文庫本新刊
- 『凶血 公安調査官 霧坂美紅』(2020/5/22発売)
- 『凶眼の魔女』(2018/10/4発売)
比較的コンスタントに作品を発表している吉田恭教さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
Kindle Unlimitedで限界を超えた読書体験を
「Kindle Unlimited」は、月額980円で12万冊以上が読み放題となるAmazonの電子書籍サービスです。
専用端末は必要なく、無料アプリでPC、スマホ、タブレットで手軽に読めちゃいます。専用端末なしで読めるというのは良いですね。これが大きなメリットです。
1~2冊読めば元が取れますので、ふだんそのくらいの量の本を読んでいる方や、ついつい書籍代が高くなってしまうという方にオススメできるサービスです。
最初の1ヶ月は無料体験できますので、合わなければ退会しても問題ありません。
Kindle Unlimitedで新たな読書体験を!
[…] 吉田恭教の単行本・文庫の新刊/新作最新情報 […]