2012年に『名も無き世界のエンドロール』(応募時タイトル「マチルダ」)で第25回小説すばる新人賞を受賞してデビューした行成薫(ゆきなり・かおる)さん。
そんな行成薫さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
行成薫の単行本新刊情報
1.『ジンが願いをかなえてくれない』(2024/5/22発売)
最新刊
光文社
<あらすじ>
初香は契約すれば3つの願いをかなえてくれるというランプの魔人”ジン”と出会い、高校一の美少女・マリカと入れ替わりたいと願うが・・・・・・「ジンが願いをかなえてくれない」四十三歳の誕生日を実家の部屋で中学からの仲間と過ごしたケンゾー。罰ゲームで「渋谷駅前で目隠しフリーハグ」をすることになったケンゾーは・・・・・・「子供部屋おじさんはハグがしたい」
スポットライトが当たらなくても、私たちの人生だって唯一無二!
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『明日、世界がこのままだったら』(2021/9/24発売)
集英社
<あらすじ>
ここは生と死の「狭間の世界」。あなたと私、二人だけの。目覚めると、世界に二人きりとなっていたサチとワタル。二人の部屋はいびつにくっつき、誰もいない街は静まり返っていた。
そして不意に現れた管理人を自称する女に、ここは生と死の「狭間の世界」だと告げられる。二人の肉体は、今まさに死を迎えようとしている、と――。
そのまま「完全なる死」を迎えるはずだった二人だが、奇跡的に現実世界へ戻るチャンスが訪れる。残酷な選択とともに。
私は、俺は、何のために、誰のために生きるのか。生きることを真摯に見つめるエモーショナルな長編小説。
文庫版が発売です(下記参照)。
3.『彩無き世界のノスタルジア』(2020/12/16発売)
集英社
<あらすじ>
過去を捨て、裏社会で生きる「交渉屋」のキダ。キダに仕事を発注、交渉時に使用する銃器や爆発物を調達するなど、表向きの輸入代行業とは別に裏稼業を営む会社「川端洋行」に、ある日両親を殺されたという少女・彩葉(いろは)が訪れる。その子の世話を押し付けられたキダは彩葉を匿うことになり、奇妙な共同生活がスタートする。彩葉と暮らすうち、孤独に暮らしていたキダの世界に鮮やかな色が満ちていく。
しかし、その裏で蠢く影が、次第にキダを飲み込もうとしていた。やがて明らかになる彩葉の真実とは――。切なく忘れがたい「企み」の物語。
『名も無き世界のエンドロール』の結末から五年後の物語。
文庫版が発売です(下記参照)。
4.『KILLTASK』(2020/7/2発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
殺し屋(エージェント)見習いとして生きることになった主人公。平凡な人生を送っていた彼は、自身の家族を皆殺しにした容疑を掛けられ、逃亡していたところを二人のエージェント「天使」と「悪魔」に拾われたのだ。
何者かにはめられ、罪を背負わされた彼は、裏社会で生きていくためにある特殊技能を磨いていく。彼の祖父は名うてのマタギで、祖父に連れられてたびたび猟について行っていた彼は、ひそかに狩猟者としての技術を祖父から受け継いでいたのだ。
「スナイパー」としてのエージェントの手伝いにようやく慣れてきたころ、主人公はある事実を知る。殺された彼の家族に残された、犯人の「刻印」。
それは彼を拾ったエージェントの一人、「天使」がターゲットに遺すものと全く同じものだった――。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
行成薫の文庫本新刊情報
1.『明日、世界がこのままだったら』(2024/9/20発売)
文庫最新刊
集英社
<あらすじ>
ここは生と死の「狭間の世界」。
あなたと私、二人だけの。目覚めると、世界に二人きりとなっていたサチとワタル。二人の部屋はいびつにくっつき、誰もいない街は静まり返っていた。
そして不意に現れた管理人を自称する女に、ここは生と死の「狭間の世界」だと告げられる。二人の肉体は、今まさに死を迎えようとしている、と――。
そのまま「完全なる死」を迎えるはずだった二人だが、奇跡的に現実世界へ戻るチャンスが訪れる。残酷な選択とともに。
私は、俺は、何のために、誰のために生きるのか。
生きることを真摯に見つめるエモーショナルな長編小説。
2021年刊行作品の文庫版です。
2.『彩無き世界のノスタルジア』(2023/10/20発売)
集英社
<あらすじ>
無理な交渉事を〝不法な手段〟でまとめる「交渉屋」のキダ。過去を捨て、裏社会で孤独に生きる彼の前に、両親が殺されたと訴える少女・彩葉が現れ、匿うはめになる。生意気だけれど放っておけない彼女と共に暮らすうちに、変化のなかったキダの世界に、鮮やかな色が満ちていく。だが、二人の背後には暗い影が迫っていた──。
やがて明らかになる真実とは? 切なく忘れがたい「企み」の物語。
2020年刊行作品の文庫版です。
3.『さよなら日和』(2023/8/10発売)
講談社
<あらすじ>
閉園が決まった遊園地・星が丘ハイランドパークの最後の一日。訪れるのは、淡い思いを秘める中学生に、離れて暮らす息子と遊びにきた父親、認知症の妻をかかえた老人と、ワケありな人ばかり。
営業終了時間が迫る中、なんの縁もない彼らの人生が交錯するとき、小さな奇跡が巻き起こる! 心温まる傑作群像劇。(単行本『廃園日和』を改題。)
2018年刊行作品を改題した文庫版です。
4.『できたてごはんを君に。』(2022/12/20発売)
集英社
<あらすじ>
愛情たっぷりの優しいかつ丼。もちもち、幸せの米粉パン……。食べることの本当の喜びを教えてくれる、史上最高のごはん小説!
5.『稲荷町グルメロード(2)』(2022/2/15発売)
角川春樹事務所
<あらすじ>
驚きの高額報酬でアドバイザー契約を結び、商店街活性化を託された〝一億円の男〟瀧山クリス。グルメで商店街に活気を取り戻すべく奔走するが、失敗と挫折に直面することになり……。讃岐うどんに高級ラーメン、昔懐かしのハヤシライスや母の味のティラミス。お店が抱えている難題にクリスが挑む! そして、就活のために稲荷町を離れた幸菜は今。
変わりゆくもの、変わらないもの。食を通して描き出される本当に大事なものとは。
口福ドラマ、第二弾!
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『ジンが願いをかなえてくれない』(2024/5/22発売)
- 『明日、世界がこのままだったら』(2021/9/24発売)
- 『彩無き世界のノスタルジア』(2020/12/16発売)
- 『KILLTASK』(2020/7/2発売)
■文庫本新刊
- 『明日、世界がこのままだったら』(2024/9/20発売)
- 『彩無き世界のノスタルジア』(2023/10/20発売)
- 『さよなら日和』(2023/8/10発売)
- 『できたてごはんを君に。』(2022/12/20発売)
- 『稲荷町グルメロード(2)』(2022/2/15発売)
次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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