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柚月裕子さんの「佐方貞人シリーズ」は刑事事件を専門に扱う弁護士で、元検察官の佐方貞人(さかた さだと)が事件の真相を究明していく人気シリーズです。
そんな柚月裕子さんの「佐方貞人シリーズ」の読む順番を紹介いたします!
「佐方貞人シリーズ」読む順番
KADOKAWAから4作が刊行されています。
1作目が弁護士、2作目~4作目は検察官時代を描いていますが、おすすめの読む順番としても刊行順が一番良いので順番に紹介していきます。
1.『最後の証人』(2010年)
<あらすじ>
検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。ホテルの密室で男女の痴情のもつれが引き起こした刺殺事件。現場の状況証拠などから被告人は有罪が濃厚とされていた。それにも拘わらず、佐方は弁護を引き受けた。「面白くなりそう」だから。
佐方は法廷で若手敏腕検事・真生と対峙しながら事件の裏に隠された真相を手繰り寄せていく。やがて7年前に起きたある交通事故との関連が明らかになり……。
こちらが第一作です。
個性的なヤメ検弁護士である佐方貞人の魅力が、いかんなく発揮された作品。シリーズ化も頷けます。
2.『検事の本懐』(2011年)
短編集
<あらすじ>
ガレージや車が燃やされるなど17件続いた放火事件。険悪ムードが漂う捜査本部は、16件目の現場から走り去った人物に似た男を強引に別件逮捕する。取調を担当することになった新人検事の佐方貞人は「まだ事件は解決していない」と唯一被害者が出た13件目の放火の手口に不審を抱く(「樹を見る」)。
権力と策略が交錯する司法を舞台に、追い込まれた人間たちの本性を描いた慟哭のミステリー、全5話。第15回大藪春彦賞受賞作。
佐方の検事時代を描いた短編集です。
時系列は一作目より前ですが、佐方の人となりを知ってから読んだほうが良いので、やはり一作目を最初に読むことをおすすめします。
3.『検事の死命』(2013年)
短編集
<あらすじ>
電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕された。武本は容疑を否認し、金を払えば示談にすると少女から脅されたと主張。さらに武本は県内有数の資産家一族の婿だった。担当を任された検事・佐方貞人に対し、上司や国会議員から不起訴にするよう圧力がかかるが、佐方は覚悟を決めて起訴に踏み切る。権力に挑む佐方に勝算はあるのか(「死命を賭ける」)。
正義感あふれる男の執念を描いた、傑作ミステリー。
三作目も検事時代の短編集。
やはり時系列的には一作目より前ですが、二作目より後のことを描いていますので、順番どおり三番目に読むと良いでしょう。
4.『検事の信義』(2019年)
短編集
<あらすじ>
任官5年目の検事・佐方貞人は、認知症だった母親を殺害して逮捕された息子・昌平の裁判を担当することになった。昌平は介護疲れから犯行に及んだと自供、事件は解決するかに見えた。しかし佐方は、遺体発見から逮捕まで「空白の2時間」があることに疑問を抱く。
独自に聞き取りを進めると、やがて見えてきたのは昌平の意外な素顔だった…。(「信義を守る」)
四作目も検事時代の短編集。
順番的には4番目で問題ありません。そろそろ弁護士・佐方の物語も読みたい気がします!
ドラマ版「佐方貞人シリーズ」
上川隆也さん主演でドラマ化されています。それぞれAmazonプライムビデオでレンタル配信されています。
『検事・佐方~裁きを望む~』がAmazonプライムビデオでレンタル配信中
まとめ
それではおさらいします。
柚月裕子「佐方貞人シリーズ」の読む順番は以上のようになります。個性的で魅力ある佐方貞人が活躍する本シリーズ。さらなる続編も期待します。
それでは、良い読書体験を!
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