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『まほろ駅前多田便利軒』で第135回直木賞(2006年)を受賞した三浦しをんさんの「まほろ駅前シリーズ」。
東京の外れにある「まほろ市」を舞台にした物語で、主人公は便利屋を営む多田啓介。そこへ高校の同級生の行天春彦が転がり込んできて、破天荒な生活が始まるという、コミカルな作品です。
そんな三浦しをんさんの「まほろ駅前シリーズ」の読む順番を紹介いたします!
三浦しをん「まほろ駅前シリーズ」読む順番
3作が文藝春秋から刊行されています。
おすすめの読む順番としても刊行順が一番良いので、順番に紹介していきます。
1.『まほろ駅前多田便利軒』(2006年)
短編集
<あらすじ>
まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦が転がり込み、二人は様々な依頼に精を出す。ペット預かりに塾の送迎、納屋の整理……ありふれた依頼のはずが、このコンビにかかると何故かきな臭い状況に。
予言する曽根田のばあちゃん、駅裏で夜の仕事をするルルとハイシー、小学生の由良、バスを監視する岡老人……個性的な依頼人たちが登場し、抱腹絶倒かつ心温まるストーリーを展開。
そんな中、多田と行天の過去が次第に明らかになり、二人の抱えるものと生き方が、読者の心に突き刺さる!
こちらが第一作目です。
収録作は以下。
- 「〇 曽根田のばあちゃん、予言する」
- 「一 多田便利軒、繁盛中」
- 「二 行天には、謎がある」
- 「三 働く車は、満身創痍」
- 「四 走れ、便利屋」
- 「四・五 曽根田のばあちゃん、再び予言する」
- 「五 事実は、ひとつ」
- 「六 あのバス停で、また会おう」
コミカルでありながらも人物描写が丁寧で、登場人物の内面の動きや行動に共感できます。短編集として総合的に非常に楽しめる作品です。
2.『まほろ駅前番外地』(2009年)
短編集
<あらすじ>
相変わらず、汚部屋清掃、老人の見舞い、庭掃除に遺品整理、子守も料理も引き受ける多田便利軒。ルルとハイシー、星良一、岡老人、田村由良ら、お馴染みの愉快な奴らも健在。
多田・行天の物語とともに、曾根田のばあちゃんの若き日のロマンス「思い出の銀幕」や岡老人の細君の視点で描く「岡夫人は観察する」など、脇役たちが主人公となるスピンアウトストーリーを収録。
こちらが2作目。
収録作は以下。
- 「光る石」
- 「星良一の優雅な日常」
- 「思い出の銀幕」
- 「岡夫人は観察する」
- 「由良公は運が悪い」
- 「逃げる男」
- 「なごりの月」
番外編的な作品集。主人公は脇役たちで、彼らのエピソードがぐっと心に沁みてきます。
3.『まほろ駅前狂騒曲』(2013年)
<あらすじ>
まほろシリーズ 大騒ぎの大・団・円!なんと! 多田と行天が、四歳の女の子を預かることに!?
まほろ市は東京都南西部最大の町。駅前で便利屋「多田便利軒」を営む多田啓介と、
居候になって丸二年がたつ行天春彦。二人のもとに、かつてない依頼が……それは、夏の間、四歳の女の子「はる」を預かること。慣れないことに悪戦苦闘する二人に、忍び寄る「魔の手」!
まほろ市内で無農薬野菜を生産販売する「家庭と健康食品協会」の幹部・沢村。まほろの裏社会を仕切る、若きボス・星。地元のバス会社・横浜中央交通(横中)に目を光らす岡老人。
彼らのおかげで、二人は前代未聞の大騒動に巻き込まれる!
3作目で、現在こちらが最終巻ということになっています。
シリーズ初の長編ですが、主人公コンビらキャラクターたちが躍動します。
文庫版には短篇「サンタとトナカイはいい相棒」も収録されています。
「まほろ駅前シリーズ」映像化情報
映画版:「まほろ駅前多田便利軒」(2011年)
瑛太、松田龍平主演の映画化作品。
Amazon prime videoでレンタル配信されています
テレビドラマ版:「まほろ駅前番外地」(2013年)
テレビ東京系「ドラマ24」にて放送されました。
主演は引き続き瑛太、松田龍平のコンビ。
Amazon prime videoでレンタル配信されています
オフィシャルガイドブックもあります。
映画版:「まほろ駅前狂騒曲」(2014年)
主演は同じく瑛太、松田龍平。その他メインキャストも映画1作目、連続ドラマから変わっていません。
Amazon prime videoでレンタル配信されています
刊行順に観るとしたら、映画1作目→連続ドラマ→映画2作目の順になります。
漫画版「まほろ駅前シリーズ」
漫画版は山田ユギさんの絵で「まほろ駅前多田便利軒」のタイトルで、全4巻が刊行されています。
まとめ
それではおさらいします。
- 『まほろ駅前多田便利軒』
(2006年) - 『まほろ駅前番外地』
(2009年) - 『まほろ駅前狂騒曲』
(2013年)
三浦しをん「まほろ駅前シリーズ」の読む順番は以上のようになります。
3作目で本当に終了となるのでしょうか。できれば続編を発表してもらい、またあの二人に会いたいものです。
それでは、良い読書体験を!
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