2014年、「春の庭」で第151回芥川賞を受賞した柴崎友香さん。
そんな柴崎友香さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
柴崎友香の新刊単行本、文庫一覧
まずは直近の単行本、文庫の一覧です。
■単行本新刊
- 『帰れない探偵』(2025/6/26発売)
- 『遠くまで歩く』(2025/1/22発売)
- 『あらゆることは今起こる』(2024/5/13発売)
- 『続きと始まり』(2023/12/5発売)
- 『大阪』
(2021/1/27発売)
■文庫本新刊
- 『百年と一日』(2024/3/11発売)
- 『待ち遠しい』(2023/1/31発売)
- 『千の扉』
(2020/10/22発売) - 『かわうそ堀怪談見習い』
(2020/2/21発売) - 『きょうのできごと、十年後』
(2018/8/4発売)
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それでは続いて、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
柴崎友香の単行本新刊情報
1.『帰れない探偵』(2025/6/26発売)
最新刊、短編集
講談社
<あらすじ>
『続きと始まり』『百年と一日』が話題の柴崎友香による全く新しい「探偵小説」「世界探偵委員会連盟」に所属する「わたし」は、ある日突然、探偵事務所兼自宅の部屋に帰れなくなった。
急な坂ばかりの街、雨でも傘を差さない街、夜にならない夏の街、太陽と砂の街、雨季の始まりの暑い街、そして「あの街」の空港で……
「帰れない探偵」が激動する世界を駆け巡る。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『遠くまで歩く』(2025/1/22発売)
中央公論新社
<あらすじ>
コロナウィルス感染拡大のなか、小説家のヤマネは、『実践講座・身近な場所を表現する/地図と映像を手がかりに』という講座を担当することになる。PCを通して語られるそれぞれの記憶、忘れられない風景、そこから生まれる言葉……。PC越しに誰かの記憶が、別の新たな記憶を呼び覚まし、積み重なってゆく。人と人とのあらたなつながりを描く長篇小説。読売新聞連載、待望の単行本化。
3.『あらゆることは今起こる』(2024/5/13発売)
医学書院
<あらすじ>
眠い、疲れる、固まる、話が飛ぶ、カビを培養する。それは脳が励ましの歌を歌ってくれないから?――ADHDと診断された小説家は、薬を飲むと「36年ぶりに目が覚めた」。
私は私の身体しか体験できない。にしても自分の内側でいったい何が起こっているのか。
「ある場所の過去と今。誰かの記憶と経験。出来事をめぐる複数からの視点。それは私の小説そのもの」
と語る著者の日常生活やいかに。SFじゃない並行世界の、かつてない精密な報告書!
4.『続きと始まり』(2023/12/5発売)
集英社
<あらすじ>
あれから何年経っただろう。あれからって、いつから? どのできごとから?日本を襲った二つの大震災。未知の病原体の出現。誰にも同じように流れたはずの、あの月日──。
別々の場所で暮らす男女三人の日常を描き、蓄積した時間を見つめる、叙事的長編小説。
5.『大阪』(2021/1/27発売)
エッセイ
河出書房新社
<あらすじ>
大阪へ来た人、大阪を出た人――かつていた場所と今いる場所が「私」を通して交差する。
街と人の呼吸を活写した初共著エッセイ。
社会学者の岸政彦さんとの共著エッセイです。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
柴崎友香の文庫本新刊情報
1.『百年と一日』(2024/3/11発売)
文庫最新刊、短編集
筑摩書房
<あらすじ>
学校、家、映画館、喫茶店、地下街の噴水広場、島、空港……さまざまな場所で、人と人は人生のひとコマを共有し、別れ、別々の時間を生きる。屋上にある部屋ばかり探して住む男、戦争が起こり逃げて来た女と迎えた女、周囲の開発がつづいても残り続ける「未来軒」というラーメン屋……この星にあった、誰も知らない34の物語。
2020年の単行本の文庫版です。
2.『待ち遠しい』(2023/1/31発売)
朝日新聞出版
<あらすじ>
年代も性格もまったく異なる女性3人の出会いから始まった、温かく、どこか嚙み合わない”ご近所付き合い”、その行方は──。さまざまな違いを乗り越えて、人と人はほんとうに分かり合えるのか? 現代を生きる大人たちに贈る、芥川賞作家の新たな代表作。
2019年の単行本の文庫版です。
3.『千の扉』(2020/10/22発売)
中央公論新社
<あらすじ>
夫・一俊と共に都営団地に住み始めた永尾千歳、39歳。一俊からは会って4回目でプロポーズされ、なぜ結婚したいと思ったのか、相手の気持ちも、自分の気持ちも、はっきりとしない。
二人が住むのは、一俊の祖父・日野勝男が借りている部屋だ。勝男は骨折して入院、千歳に人探しを頼む。
いるのかいないのか分からない男を探して、巨大な団地の中を千歳はさまよい歩く。はたして尋ね人は見つかるのか、そして千歳と一俊、二人の距離は縮まるのか……。
2017年の単行本の文庫版です。
4.『かわうそ堀怪談見習い』(2020/2/21発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
「恋愛小説家」、という自分の肩書きを見て、今のような小説を書くのはやめようと思った。環境を変えるために東京を離れ、中学から3年前まで住んでいた街の、かわうそ堀に引っ越して、怪談を書くことにした。
そうは決めたものの幽霊は見えないし、怪奇現象に遭遇したこともない。取材が必要だと思い立ち、怖い体験をよく話していた中学時代の同級生に連絡をしてみる。
それから奇妙なできごとに遭遇し、日常が少しずつ歪みはじめた―。
2017年の単行本の文庫版です。
5.『きょうのできごと、十年後』(2018/8/4発売)
河出書房新社
<あらすじ>
十年前、京都で引っ越しパーティーに居合わせた男女。それぞれの時間を生き、つきあっていたカップルは別れ、変わったり変わらなかったりしながら30代になった彼らが、今夜再会する。
中沢が鴨川沿いにオープンさせたバルに集まった面々に、今日もさまざまな「できごと」が起きる。
行定勲監督が、なんと、紙上映画化した書き下ろし小説「鴨川晴れ待ち」を収録。
2014年の単行本の文庫版です。
文庫版の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『帰れない探偵』(2025/6/26発売)
- 『遠くまで歩く』(2025/1/22発売)
- 『あらゆることは今起こる』(2024/5/13発売)
- 『続きと始まり』(2023/12/5発売)
- 『大阪』
(2021/1/27発売)
■文庫本新刊
- 『百年と一日』(2024/3/11発売)
- 『待ち遠しい』(2023/1/31発売)
- 『千の扉』
(2020/10/22発売) - 『かわうそ堀怪談見習い』
(2020/2/21発売) - 『きょうのできごと、十年後』
(2018/8/4発売)
次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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