2014年、「春の庭」で第151回芥川賞を受賞した柴崎友香さん。
そんな柴崎友香さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
柴崎友香の単行本新刊情報
1.『遠くまで歩く』(2025/1/22発売)
最新刊
中央公論新社
<あらすじ>
コロナウィルス感染拡大のなか、小説家のヤマネは、『実践講座・身近な場所を表現する/地図と映像を手がかりに』という講座を担当することになる。PCを通して語られるそれぞれの記憶、忘れられない風景、そこから生まれる言葉……。PC越しに誰かの記憶が、別の新たな記憶を呼び覚まし、積み重なってゆく。人と人とのあらたなつながりを描く長篇小説。読売新聞連載、待望の単行本化。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『あらゆることは今起こる』(2024/5/13発売)
医学書院
<あらすじ>
眠い、疲れる、固まる、話が飛ぶ、カビを培養する。それは脳が励ましの歌を歌ってくれないから?――ADHDと診断された小説家は、薬を飲むと「36年ぶりに目が覚めた」。
私は私の身体しか体験できない。にしても自分の内側でいったい何が起こっているのか。
「ある場所の過去と今。誰かの記憶と経験。出来事をめぐる複数からの視点。それは私の小説そのもの」
と語る著者の日常生活やいかに。SFじゃない並行世界の、かつてない精密な報告書!
3.『続きと始まり』(2023/12/5発売)
集英社
<あらすじ>
あれから何年経っただろう。あれからって、いつから? どのできごとから?日本を襲った二つの大震災。未知の病原体の出現。誰にも同じように流れたはずの、あの月日──。
別々の場所で暮らす男女三人の日常を描き、蓄積した時間を見つめる、叙事的長編小説。
4.『大阪』(2021/1/27発売)
エッセイ
河出書房新社
<あらすじ>
大阪へ来た人、大阪を出た人――かつていた場所と今いる場所が「私」を通して交差する。
街と人の呼吸を活写した初共著エッセイ。
社会学者の岸政彦さんとの共著エッセイです。
5.『百年と一日』(2020/7/14発売)
短編集
筑摩書房
<あらすじ>
学校、島、家、映画館、喫茶店、地下街の噴水広場、空港……さまざまな場所で、人と人は人生のひとコマを共有し、別れ、別々の時間を生きる。
大根のない町で大根を育て大根の物語を考える人、屋上にある部屋ばかり探して住む男、
周囲の開発がつづいても残り続ける「未来軒」というラーメン屋、大型フェリーの発着がなくなり打ち捨てられた後リゾートホテルが建った埠頭で宇宙へ行く新型航空機を眺める人々……この星にあった、だれも知らない、だれかの物語33篇。
作家生活20周年の新境地物語集。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
柴崎友香の文庫本新刊情報
1.『百年と一日』(2024/3/11発売)
文庫最新刊、短編集
筑摩書房
<あらすじ>
学校、家、映画館、喫茶店、地下街の噴水広場、島、空港……さまざまな場所で、人と人は人生のひとコマを共有し、別れ、別々の時間を生きる。屋上にある部屋ばかり探して住む男、戦争が起こり逃げて来た女と迎えた女、周囲の開発がつづいても残り続ける「未来軒」というラーメン屋……この星にあった、誰も知らない34の物語。
2020年の単行本の文庫版です。
2.『待ち遠しい』(2023/1/31発売)
朝日新聞出版
<あらすじ>
年代も性格もまったく異なる女性3人の出会いから始まった、温かく、どこか嚙み合わない”ご近所付き合い”、その行方は──。さまざまな違いを乗り越えて、人と人はほんとうに分かり合えるのか? 現代を生きる大人たちに贈る、芥川賞作家の新たな代表作。
2019年の単行本の文庫版です。
3.『千の扉』(2020/10/22発売)
中央公論新社
<あらすじ>
夫・一俊と共に都営団地に住み始めた永尾千歳、39歳。一俊からは会って4回目でプロポーズされ、なぜ結婚したいと思ったのか、相手の気持ちも、自分の気持ちも、はっきりとしない。
二人が住むのは、一俊の祖父・日野勝男が借りている部屋だ。勝男は骨折して入院、千歳に人探しを頼む。
いるのかいないのか分からない男を探して、巨大な団地の中を千歳はさまよい歩く。はたして尋ね人は見つかるのか、そして千歳と一俊、二人の距離は縮まるのか……。
2017年の単行本の文庫版です。
4.『かわうそ堀怪談見習い』(2020/2/21発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
「恋愛小説家」、という自分の肩書きを見て、今のような小説を書くのはやめようと思った。環境を変えるために東京を離れ、中学から3年前まで住んでいた街の、かわうそ堀に引っ越して、怪談を書くことにした。
そうは決めたものの幽霊は見えないし、怪奇現象に遭遇したこともない。取材が必要だと思い立ち、怖い体験をよく話していた中学時代の同級生に連絡をしてみる。
それから奇妙なできごとに遭遇し、日常が少しずつ歪みはじめた―。
2017年の単行本の文庫版です。
5.『きょうのできごと、十年後』(2018/8/4発売)
河出書房新社
<あらすじ>
十年前、京都で引っ越しパーティーに居合わせた男女。それぞれの時間を生き、つきあっていたカップルは別れ、変わったり変わらなかったりしながら30代になった彼らが、今夜再会する。
中沢が鴨川沿いにオープンさせたバルに集まった面々に、今日もさまざまな「できごと」が起きる。
行定勲監督が、なんと、紙上映画化した書き下ろし小説「鴨川晴れ待ち」を収録。
2014年の単行本の文庫版です。
文庫版の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『遠くまで歩く』(2025/1/22発売)
- 『あらゆることは今起こる』(2024/5/13発売)
- 『続きと始まり』(2023/12/5発売)
- 『大阪』
(2021/1/27発売) - 『百年と一日』
(2020/7/14発売)
■文庫本新刊
- 『百年と一日』(2024/3/11発売)
- 『待ち遠しい』(2023/1/31発売)
- 『千の扉』
(2020/10/22発売) - 『かわうそ堀怪談見習い』
(2020/2/21発売) - 『きょうのできごと、十年後』
(2018/8/4発売)
コンスタントに作品を発表している柴崎友香さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
関連記事
Audibleで聴く読書を体験!
Amazonが提供しているAudibleはプロの声優や俳優の朗読も楽しめる「聴く読書」。
専用端末は必要なく、無料アプリでPC、スマホ、タブレットで手軽に聴けます。専用端末なしで聴けるというのは良いですね。これが大きなメリットです。
朗読速度も選べますし、効率的に読書を楽しめるのも大きなポイント。
無料体験があり、まずは試してから続けるかの判断ができるので、トライしやすいのも良い点です。
ぜひAudibleで聴く読書を体験してみてください!
Kindle Unlimitedで限界を超えた読書体験を
「Kindle Unlimited」は、月額980円で12万冊以上が読み放題となるAmazonの電子書籍サービスです。
こちらも専用端末は必要なく、無料アプリでPC、スマホ、タブレットで手軽に読めます。専用端末なしで読めるというのは良いですね。
1~2冊読めば元が取れますので、ふだんそのくらいの量の本を読んでいる方や、ついつい書籍代が高くなってしまうという方にオススメできるサービスです。
最初の1ヶ月は無料体験できますので、合わなければ退会しても問題ありません。
Kindle Unlimitedで新たな読書体験を!