直木賞や本屋大賞の候補に何度も挙げられている米澤穂信さん。
「古典部」シリーズなどの日常の謎を得意としつつも、幅広い作風で活躍しています。そして2022年に『黒牢城』で第166回直木賞を受賞しました。
そんな米澤穂信さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から3冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
米澤穂信の単行本新刊情報
1.『米澤屋書店』(2021/11/10発売)
最新刊、読書ガイド
文藝春秋
<あらすじ>
いま最も次回作が待ち望まれるミステリ作家・米澤穂信。次々と魅力的な謎を生み出す作家の頭の中はどうなっているのか? 米澤さんの頭の中を満たしてきたのはどんな本たちなのか。作家生活20年の節目に、米澤さんの心を捉え、人気ミステリ作家を形作ってきた本を一気見せ。
米澤さんが20年にわたって、様々な媒体に書きためてきた書評やお勧め本を一冊にまとめました。
「思うさまに大好きなミステリをお勧めしたい」という米澤さんの強い思いから、特別書き下ろし「私の心を捉えて離さないミステリ」(120枚!)&オリジナルコメンタリー(180枚!)収録。
米澤穂信ファン、ミステリファン、これからミステリ作家を目指す未来の書き手必携の一冊。
単行本はこちらが最新刊です。
小説ではありません。
2.『黒牢城』(2021/6/2発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
本能寺の変より三年前。織田信長に叛逆し摂津有岡城に籠城した荒木村重だが、城内で次々と起こる怪事件に悩まされる。人質の不審死、密使の殺害、そして裏切り者の影――。
窮した村重、は地下牢に幽閉した織田方の軍師・黒田官兵衛に怪事の謎を解いてみせよと持ちかける。官兵衛は「なぜ儂を殺さぬ?」と問いつつも村重に智慧を貸すが――。
怪事件の裏には何が潜むのか、村重はなぜ官兵衛を殺さないのか。
著者デビュー20周年の到達点たる、瞠目の謎解きと劇的人間ドラマ。戦国×ミステリの新王道。
2022年1月の第166回直木賞受賞作品です。
3.『Iの悲劇』(2019/9/26発売)
短編集
文藝春秋
<あらすじ>
一度死んだ村に、人を呼び戻す。それが「甦り課」の使命だ。人当たりがよく、さばけた新人、観山遊香。出世が望み。公務員らしい公務員、万願寺邦和。とにかく定時に退社。やる気の薄い課長、西野秀嗣。日々舞い込んでくる移住者たちのトラブルを、最終的に解決するのはいつも―。
徐々に明らかになる、限界集落の「現実」!そして静かに待ち受ける「衝撃」。これこそ、本当に読みたかった連作短篇集だ。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
米澤穂信の文庫本新刊情報
1.『本と鍵の季節』(2021/6/18発売)
文庫最新刊、短編集
集英社
<あらすじ>
堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門(しもん)と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。
亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが……。
2018年の単行本の文庫版です。
2.『巴里マカロンの謎』(2020/1/30発売)
短編集
東京創元社
<あらすじ>
「こにあるべきではない四番目のマカロンの謎、マスタードが入った当たりのあげパンの行方。なぜかスイーツがらみの謎に巻き込まれがちな、小鳩君と小佐内さんの探偵行。「小佐内先輩が拉致されました! 」「えっ、また」?お待たせしました、日々つつましく小市民を目指す、あの互恵関係のふたりが帰ってきます。
人気シリーズ11年ぶりの最新刊、書き下ろし「花府シュークリームの謎」を含めた番外短編集。四編収録。
11年ぶりの「小市民」シリーズ最新作です。
米澤穂信「小市民シリーズ」の最新刊と読む順番(刊行順)まとめ
関連記事>3.『いまさら翼といわれても』(2019/6/14発売)
短編集
KADOKAWA
<あらすじ>
謎解きを通し〈古典部〉メンバーの新たな一面に出会う、シリーズ第6弾。「ちーちゃんの行きそうなところ、知らない?」夏休み初日、折木奉太郎にかかってきた〈古典部〉部員・伊原摩耶花からの電話。合唱祭の本番を前に、ソロパートを任されている千反田えるが姿を消したと言う。
千反田は今、どんな思いでどこにいるのか――会場に駆けつけた奉太郎は推理を開始する。千反田の知られざる苦悩が垣間見える表題作ほか、〈古典部〉メンバーの過去と未来が垣間見える、瑞々しくもビターな全6篇。
2016年の単行本の文庫版です。
古典部シリーズについては以下の記事をご覧ください。
米澤穂信「古典部シリーズ」の最新刊と読む順番(刊行順)まとめ
関連記事>
まとめ
それぞれおさらいします。
■文庫本新刊
- 『本と鍵の季節』(2021/6/18発売)
- 『巴里マカロンの謎』
(2020/1/30発売) - 『いまさら翼といわれても』
(2019/6/14発売)
ゆっくりペースではありますが、質の高い作品を創り出し続けている米澤穂信さん。
これからも期待ですね!
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